あきらがあけてあげるから
ヨシタケシンスケ
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2021/04/14 | 掲載終了日 2021/11/30
ハッシュタグ:#あきらがあけてあげるから #NetGalleyJP
内容紹介
くやしい。ボクはくやしい。
ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。
じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。
あきらがあけてあげるから!
どんなものでもあけられるって、なんだか楽しい!
夢が広がるヨシタケシンスケのユーモア絵本。
出版社からの備考・コメント
書店向きWeb商談会2021秋・連携企画 ※販促素材欄に書店員様用のご注文書をご用意しております。 ダウンロードのうえ、ご利用ください。
出版情報
発行形態 | その他 |
ISBN | 9784569789934 |
本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
ヨシタケ氏の発想力が、ツボにはまって、とても楽しく、思わず笑顔になる絵本。たくさんのオノマトペでリズム感よく、テンポの良さが心地よく、小さな子供の気持ちとパパの密かな思いも描かれていて、親子で読んでほしい一冊だと思いました。小3息子と読みました。最後のオチと主人公の子供の笑顔が、たまりません。
あけたい 開けたい あきらの気持ち
わかる、分かるよ、分かりすぎるよ!
大人になったって開けられないものはある。
でも、こどもの時のどうにもならない「あけられなさ」は、とっても悔しい。
なんか、自分がちぃーっぽけな存在みたいでさ。
でもよ、あけてはならないもののあるんだ。開いちゃったら困るものもあるんだ。
世界は、あぁ世界は複雑でややこしいね。大きくなっても困難だらけかもね。
でもさ、そのまままっすぐ歩いて行ってよ。大人を目指して駆け抜けていってよ。
あけられなかった君が、どんな大人になるのかを、ただただみんなが見守っているから。
「あけられない」君に、まっすぐまっすぐ、届けたいな。
ヨシタケシンスケさんのイラストがのほほんとしていて好き。
何でも無い日常の事なのに、こんなに壮大になってストーリーに引き込まれてしまう。
親目線から読むと我が子の成長は微笑ましい、ちょっぴりさみしい。
けど、やっぱり嬉しい。
まだできないことはたくさんあるのだけれど、子どもだからできることもたくさんあるよね。
ヨシタケシンスケさんの絵は大人の心の隙間をうまく埋めてくれて、どんな時もホッとします。
最後のページのパパとママの微笑ましいオチにもほっこり。蓋や袋だけじゃなく、元気に心の扉も開けてくれる素敵な絵本です。
あきらくんが 開けたいのはビンの蓋だけやないんや 笑笑
こじ開けたいものは お菓子の袋や
ビンの蓋におさまらない。
そこがもう ヨシタケさんワールドやね。
脳内どこまででもぶっ飛んだ妄想に
「出た!安定のヨシタケさんワールド」
「やっぱこうじゃなくちゃね!」
期待通り…いや期待以上にいろいろ開けちゃう!
自分のできないことを早くできるようになりたい、あきらくん。
お父さんの「今できることあるよ」と気づかせてあげる優しさ。
ヨシタケさんの絵本からは、
子どもの「子ども時代を大切に」温かく見守っている気持ちがいつもあふれていると思います。
今回はいろいろなものを開ける擬音語も楽しかったです。
安定・安心のヨシタケ節。
毎回いろいろな切り口で「そうそう!」という気持ちをくすぐる発想力がすごい。
子どもの頃よりましになっても、一人暮らし女子もあります、あけられないとき。
工夫や道具でどうこうすることもだいぶできるようにはなっていますが、
大きな手の平だったり、握力だったりがあればこんな苦労しないのに…!って。
でも、子どものころのほうがその思いは切実だったかも。
手のひらサイズの創作ノートの書き(描き)込みを見ると納得もできますが、
それでもすごいなーと思わせてしまうのがさすがです。
アンテナの張り方と感度が世人と一線を画しているのだなと痛感します。
ヨシタケさんの新作ということで読みました。あきらがいろんなものを次々と開けている想像シーンは、スケールが大きくて面白かったです。あきらが大きくなってしまったら…と考えるお父さん視点の語りは、ほほえましくも胸にじんと来ました。ヨシタケさんの安定の発想力と、「何かを開ける」ということに対する子ども視点、大人視点がそれぞれ楽しめる本でした。
途中までヨシタケシンスケさんらしいなかなかコミカルな展開でしたが、最後「おとうさーーーん!(泣)」ってなりました。
これは絶対手に入れたい一冊ですね。
色々なものを開けるときに出てくるオノマトペがまたとても良かったです。
わあっ、やはり大好き!ヨシタケさんの絵も、男の子の気持ちも、かわいい!
忘れていた子供の時の心をついつい取り戻してしまいそうです。
なんでもないことなんですよね。
ただ、フタとか、袋を開けるだけのこと。
でも、それをこんなにおおきく膨らませて、
そして、最後はきちんとキュン締め。
途中経過で、突然我に返り、
ジュースを飲みに行く、ゆるりぐだぐだ感も大好き!
子ども心を忘れないヨシタケさん。今回もやられました。蓋が開けられないのって「待て!」と言われているようなものですよね。パカっ、パカっと開いていくシーンはスッキリします。そしてこの作品も人との繋がりが温かく描かれていて、最後まで笑顔で読めました。
現時点で出来ない事が出来る様になりたいという願望は誰にでもある。しかし本書は自分の為だけで無く、周りの人の為に成長したいという志のタネや自主性を感じる絵本。
父親の登場で出来ない事も誰かと共に出来る様になる楽しみを秘めている事もわかり、ワクワク感へ視点が変わるのも楽しい。
リズムカルな「開ける」オノマトペ体験は、色々な物でも試したくなる。
クスッと笑えるヨシタケさんの本。大人になった今、子どもの頃の気持ちを思い返して思わず笑っちゃうような楽しさです。お菓子の袋が開けられなくて大人に開けてもらった時、あきらは大人はスゴイ!と羨望の眼差しを向けます。大人になったらぼくもいろんな袋を開けてあげたい‼︎とあきらが思い描くお話です。実にシンプルだけど、あきらの憧れる強さが伝わってきてほのぼのしました。
いろんなもの開けちゃう音が楽しいね。
大人になったら、なんでも一人でできちゃうのかな。
できない今のあきらくんがいとおしくて、たまんない。
ママやパパとのやりとりも最高。
あの表情ったらないわーー(笑)
親子で笑っちゃう、何回も読んでニヤニヤが止まらないんですけど!!
かわいい。できないことをやりたくて、いろんなものを開けたくて仕方がないその気持ちがページいっぱいにひろがっている。あきらが大きくなって、何でも自分でできるようになる嬉しさと寂しさもうまく合わさって、子どもの気持ちと親の気持ちが重なり合ってとてもいい。
蓋を開けれるってすごく大人な感じ。子どもの頃にそう思ってたのを思い出した。
そういえば、我が子が小さな頃も私が瓶の蓋を開けられなくて「これはパパに開けてもらわないと無理かなー」というと「ちょっとかして、わたしがあけてあげる」と自信満々に言ってくれたのを思い出した。
ああなつかしいなぁ。
最後のあきらくんがあけることができたものが微笑ましくて大好きです。
さり気ない日常をユニークな視点で見ることができる絵本。見つけたり考えることから、色々な発想に繋がる楽しさがあります。
開けるものって、こんなに沢山あったんだ‼︎と改めて思います。本当は自分で何でもやりたい年頃なのに、まだできない、何もあけられない、悔しい。大人っていいな、凄いなと憧れる「あきらくん」のお話。親子で楽しめるポイントが色々ありました。この子はどこかで…他の絵本の子どもの姿もありましたよ。
子どもの成長は嬉しくもあり、ちょっぴり淋しくもあり。著者は、そこをサラッと素直に表現してくれていました。親の気持ちを代弁してもらえたようで嬉しかったです。
最後にお菓子でおとうさんの口を開けた「あきらくん」とても嬉しそうです。おとうさんは、これからも色々な場面であきらくんの心をあけてあげるのでしょう。
ヨシタケさんならではの視点で、描かれた絵本だと思いました。子どものうちは小さくて力がないから開けられないけど、大きくなったら何でも開けられるようになるんだってところが楽しい。お父さんもきっと、子どもの頃はあきらくんと同じようなことを考えていたんじゃないかな?読むと何だか懐かしくて、楽しくて、気持ちがほっこりしました。
5才のあきら君はまだまだ小さくてビンの蓋が開けられません。
だけどね、あきら君にも開けられるものがあったんです!
なんとも可愛い!
さまざまものが開く時の音、
パカっ!
カチャっ!
ポッ!
クルッ!
くわっ!
ヨシタケシンスケさんが描写する時そうなるのかぁ、
わー楽しい。
ヨシタケシンスケさんの本にハズレなし!年齢や性別に関係なく楽しめるので、プレゼントにもおすすめ。できるようになる嬉しさ、できなかったら助けてもらうこと、誰かのために何かしたい気持ち、ほっこりします。年を重ね、いろいろ開けにくくなった頃、再読してみたい。
ほっこり〜!あきらくんとお父さんのやりとりが大好きです。ヨシタケシンスケさんの新作、読み聞かせにも良さそう!あきらくんもいつかお父さんみたいなパパになるんだろうなとか、お父さんの気持ちとかを考えるとジーンとしました。
さすがのヨシタケさんワールドです!
大人のように袋や蓋などあけられないけれど、いつかはあけられるようになりたいと思うあきら。
今はお母さんやお父さんにお願いしている。
これはお父さんが読むとますますいいのかなー?親心、「あきらが色々なものをあけられるように教えてあげられる」「教えてあげるのがうれしい」という親の側からのアプローチもなされている。
妄想が炸裂でした!
流石はヨシタケシンスケさん!
とにかく楽しい!どんどん開け続けていくテンポの良さが最高です。意外なものが登場して思わず大笑いしてしまったり^ ^☆子供も大人も、年齢問わず心から笑顔になれる絵本!イラストもどれも素敵で、額に飾りたくなる可愛らしさです。
もう少しおおきくなったら、「なんでもあけるやさん」になろうかな・・・
アキラはちっちゃい自分の力の無さに悔しくて仕方がない。だからこそ、夢を見て奮い立たせるのだ!
あけちゃうじぶん。それは、スーパーヒーロー。
だってみんなが開けられなくて困っているのを、ササッとあけちゃうんだ。みんなは大喜びだ!
キュポッ、くぱっ、ガパッ・・・そう、なんでももってきて、ぜんぶあきらがあけてあげるから!
みんなは大喜びを、だいぶん通り越して、みんなびっくり気味になっちゃったけどね・・・
ほんと、子どもは、成長したがっている。
親がついつい手助けして、「いやいや病」(反抗期?)を発病するのも、こどもなりに早くみんなのよろこぶことを自分でできるようになりたいと強く思うがための、あせりなんです。
それでも親は、心配で先回りしてしまう。ソレも、きっと、わるいことじゃない。まだ、早すぎることもある。
だけど、こどもの自尊心はデリケート。親のがさつなお手伝いは「いやいや病」をこじらせますよね。
かわいいあきらの深刻なくやしさからはじまる、楽しい妄想、愉快な開くサウンドのオンパレード。
でも、さいごは、お父さんの、あきらの成長をそばで見て、よりそえるしばしの時間の幸福が描かれるとは・・・ちょこっと、お父さんを泣かせちゃう展開に、心を温められました。ありがとうございます。