字のない絵本。ファンタジックな絵に引き込まれ、たんぽぽライオンとともに風を感じ、雨に打たれ、喧騒の中でとまどう。
居場所はどこ？夢は何？冒険の間の、ちょっとした思いやりが嬉しかったり、温かかったり。
たんぽぽライオンが見つけた憧れ。きっと、そこまで、さぁ行こう！
開放感と充足感に溢れたラストの、たんぽぽライオンのチャレンジがまぶしい。

本気でお勧めしたい、絶対子どもに読ませたい本。
ライオンとひまわりを掛け合わせた、というファーストインプレッションだけで、中身がなかったら嫌だな、と思いながら読み進めましたが、大いに裏切られました。
まずは、絵に引き込まれます。言葉がない分音が聞こえてきます。そして何より、構図が大胆です！ダイナミックに引いたり寄ったりしながらも、細かい表情も描いています。ストーリーも面白いです。
情操教育として、とてもお勧めしたい絵本です。

絵のない絵本。なので、読む必要がない。どんな人にも読める。翻訳もいらない。絵だけで訴えてくる、幻想的な世界。いろんなものを優しく訴えてくる。でも文字がないから解釈は自由。



名誉ある賞にノミネートされているそうです
（参考）
2021年度のケイト・グリーナウェイ賞*にノミネートされました。
*1年間にイギリスで出版された絵本のうち、特に優れたものの画家に対して贈られる名誉ある賞。
（引用終）

化学同人さんは、本書とは反れますが、
黄色い表紙の、元素生活・元素生活、でお世話になったのが始まりです。
手帳使っております（子供が）
こうして、素敵な絵本にであい、あ、これはこの元素手帳を作っている人たちなんだね。
というような感覚もまたあります。
本書とは違うことですが、こうして読むのもまた楽しみです。
ぜひ。チェックしてみてください。

小説を読んで映像のイメージを膨らませたりすることはよくあるけれどこの本はその逆ですね。
文字がないからこそ果てしなくその内容をイメージすることができて自分だけの物語ができました。
絵もとても綺麗で何も考えずに眺めているだけでも十分ですね。

絵だけの絵本。やわらかな色調に癒されます。子どもたちだけでなく大人もほっとできる絵本。最後の綿毛は未来への希望でしょうか？ネットギャラリーはじめてで、よくわかりませんが、ツイートさせていただきました。

文字がなくて絵だけなので、そのストーリーの世界観を自分で構築しないといけない。大人には、斬新で楽しい本だが、子供にこれが理解できるだろうかと心配になります。ヒマワリのライオンがとてもかわいいです。すごくいい感じです。

たんぽぽのお花のようなライオンの冒険。
綿毛のようにふわ～っと飛び立ち、風に乗って上昇していく。
グラフィックのような絵に感動しました。

文字がないのでどのようにも受け止められます。
が、何度でも読み返したい本です！
心地いい！！


#たんぽぽライオンのゆめ
#NetGalleyJP