君はどんな大人になりたい?
10分後に自分の世界が広がる手紙
佐藤 慧
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刊行日 2021/04/07 | 掲載終了日 2022/02/03
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内容紹介
10分後に自分の世界が広がる手紙 シリーズ
第二回児童文芸ノンフィクション文学賞受賞の佐藤慧による、
10代前半の「君」に伝えたいこと。
読み終えたあと、学校と家と習い事だけが世界のすべてではないと気づく、
「自分の世界が広がる」1話10分サイズの全21篇。
「10分後に自分の世界が広がる手紙」全3巻
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毎日がつまらない君へ
君はどんな大人になりたい?
勉強なんてしたくない君へ
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「将来の夢」は決まってなくていい。
学校も未来も息苦しかったぼくが今の仕事にたどりつくまでの15年
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君はどんな大人になりたい?
「働く」のは、なんだかとっても大変そうで、
「大人になんかなりたくない!」って、思ってしまうかもしれません。
ぼくも、そんなことを考えていたひとりでした。
今、写真や映像をとったり、文章を書いたりという仕事をしている38才のぼくは、
その当時のぼくが 思っていた大人とは、まったくちがう大人になっています。
ぼくのそんな経験を伝えることで、
君自身の思いえがく、「大人になる」というイメージが、
少しでも広がってくれたらうれしいです。
(はじめに より)
おすすめコメント
『しあわせの牛乳』著者でフォトジャーナリストの佐藤慧さんから子どもたちへのメッセージを全3巻に収めました。
フォトジャーナリストとして自らが世界中で経験してきたことを元に佐藤慧さんが暖かい視点で子どもたちに語りかけます。
佐藤慧さんが経験してきた「宝物」を読者と共有し、読者はそこから生きることの素晴らしさ、かけがえのなさを実感できます。本当に大切なことは何か?すべての読者が考えさせられると思います。
子どもはもちろん大人にも読んでほしいシリーズ。
NetGalley会員レビュー
小学校高学年向けくらい?やさしい言葉で書かれているので読みやすい。
子ども向けの本だけど、「私の人生、このままでいいのかな」と迷っている大人にも読んでほしい。改めて自分のやりたいこと(人生の目的地と現在地)を見つめ直すきっかけになると思う。
シリーズ3冊の中で、筆者の生い立ちが語られる本。弟の病死、姉の自殺、自身の不登校など重い出来事が続く中、普通の枠から外れても、やりたい事を見つけて心のままに進んでいきます。学校に行けなくて、でも学校に行かないと勉強出来ないのでは、と苦しんでいる高学年〜中学生に読んで欲しい1冊です。
最初に家族写真が載っていて、今は弟と二人だけが生きていると書かれていました。
4人兄弟で、弟は小さい時にがんで亡くし、お姉さんは19歳の時に亡くし、お母さんは大震災で亡くし、なかなか辛い目にあってきた筆者なんですが、そんな彼の言葉だからこそ「生きることの大切さ」がすごく心の中に沁みていく気持ちがします。
まずは著者の生い立ちからでビックリしました。
書き方は優しくて子供にもわかる文章でしたが
内容は結構つらい内容に感じました。
こんなつらい思いをして人生歩んできた人に人生を
教えてもらえれば少しは前向きに頑張ろうと思います。
#君はどんな大人になりたい
#NETGalley
話しかけてくれる優しい口調。子どもたちにも読みやすい。そして、筆者の気持ちやそこから起こした行動、経験。これらは本人ならではの視点・論点の提供という面で貴重だ。
子どもは日常生活のなかで親と学校の先生くらいしか触れる大人がいない。あとはテレビ。今はYouTube。となると自分に合った分野の興味の世界は広がるかもしれないが、世界の広がりが限られてしまう。
だから本来は色々な大人の話を聞いて育って欲しい。
だからこそのこの本。読んで欲しい。
インドやアフリカなど、自分の想像を超えた世界の一端に触れることができるから。
著者の佐藤さんが、小さな頃からの自分の経験をもとに、進路や将来、自分の人生をどう考えていくのかを読者に伝える本です。分かりやすい言葉で語りかけるように書かれています。一つ一つの章も短いので、少しずつ読み進めることもできます。僕はこうだけど君はどうかな?と寄り添ってくれる感じがして、小学生くらいからでも読みやすいと思いました。
フォトジャーナリスト。アルバイト生活を経て高校へ、不登校を経験し、学生時代は音楽を学ぶ。渡米。アフリカ中東を中心に取材、被災地へも。履歴は文字の羅列でしかない。家族の苦しみ。家族を失うことをよく知っている筆者の半生は壮絶なものであろうと想像がつく。悩める若き人へ語りかけてくる、その真摯さはまさに経験に裏打ちされているものだと思う。たくさんの心に届くといいなと思わずにはいられない。夢を言えと言われてむりやりひねりだした夢は己を縛る鎖でしかないんだよ、と言った息子の言葉を私は忘れないだろう。
著者が自らの経験を踏まえながら優しく話しかける口調で伝えます。
兄弟との永遠の別れ、不登校を経て高校進学し、
大学進学後にあることがきっかけで中退して海外を渡るなど
著者の人生は波乱の連続。
文章自体は長くありませんが、小学生から中学生まで幅広い層におすすめ。
「大人になる」イメージを広げるきっかけになる一冊です。
著者自身が不登校になった過去があるため、言葉や行動は当事者にしかわからない説得力がある。大人になる過程は人それぞれでいい。周りがどうみようが、自分を信じてすすめばいい。自分の将来に悩めるYA世代におすすめできる本でした。
ん〜親の立場からすると、耐えられないなー。断固反対して、子がますます意固地になり、どうしてわかってくれないんだ!!と、反抗の口実を与え、親子関係がどんどんこじれていくでしょう。
生きる意味に悩み、人生をかけて追求するものに悩み、行き着く先が世界平和とは、壮大な。もっと身近な社会問題ではダメなのか。著者の仕事は戦場カメラマンなのかな。戦争反対のメッセージは伝わりました。
【10分後に自分の世界が広がる手紙】
二冊ともフォトジャーナリストの#佐藤慧 の本です。
海外経験豊富な著者が勉強や将来に向けて綴った内容でした。
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#君はどんな大人になりたい?
私は大人になれるだろうかと思っていた。
弟がガンでなくなる。
不登校だった学生時代。
学校はいかなければいけないと思っていた。
義務教育ではなく、本当に学びたいことを学ぶ教育を。
姉が飛び降り自殺。
なかなか、過酷な人生をおくっているなと感じる本でした。
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「10分後に自分が広がる手紙」シリーズ。子供には長い未来も、広い世界も見えていない。だから、佐藤さんの体験は、自分がどう生きていくかをかんがえるのに、とても参考になると思う。佐藤さんのたどった道を、自分のことに置き換えて読み取っていけるのではないかと思う。
文章自体が小中学生向けに書かれているためとても読みやすかったです。短時間で読めて、自分の将来のことを見つめる良い機会になりました。
私は最近20歳になり、法的にも大人とみられるようになったのですが小さいころに思っていた大人とはまるで違っていてこんなんでいいのかと考えることが多かったのですが、焦らずこれからのことはもっとじっくり考えてもいいのかなという気持ちになりました。
今大学2年でこれから就活、卒論など自分がやりたいことって何だろうと考えることが多い今の私にはとてもぴったりな本でした。