十年屋①

時の魔法はいかがでしょう?

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刊行日 2018/07/11 | 掲載終了日 2021/03/31

ハッシュタグ:#十年屋 #NetGalleyJP


内容紹介

小さなころからずっと大事にしていたぬいぐるみ、大好きなひとからもらった写真、会えなくなった友だちに見せたかった雪だるま。忘れたくても忘れられない大切なもの、思い出と一緒に、魔法でお預かりします――。「銭天堂」「もののけ屋」シリーズの作者がおくる、心あたたまる物語。(小学校高学年~)

小さなころからずっと大事にしていたぬいぐるみ、大好きなひとからもらった写真、会えなくなった友だちに見せたかった雪だるま。忘れたくても忘れられない大切なもの、思い出と一緒に、魔法でお預かりします――。「銭天堂」「もののけ屋」シリーズの作者がおくる、心あたたまる物語。(小学校高学年~)


おすすめコメント

★2021年3月10日 最新刊『十年屋5巻』刊行!

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』(偕成社)シリーズでおなじみの廣嶋玲子先生による、ちょっぴりこわくて、心あたたまる、ファンタジーシリーズ1巻目。

1冊に6話の短編が入っています。

謎めいた魔法使い「十年屋」と執事猫のカラシが、お客様の寿命1年とひきかえに大切なものを預かってくれるファンタジーシリーズ。

読者はがきには、「カラシのしゃべりかたがかわいい!」「お話が短くて読みやすかった」「十年屋がかっこいい」などなど、毎月たくさんの声が届いています。シリーズ最新刊・番外編もあわせると、全7冊刊行されています。累計25万部。

★2021年3月10日 最新刊『十年屋5巻』刊行!

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』(偕成社)シリーズでおなじみの廣嶋玲子先生による、ちょっぴりこわくて、心あたたまる、ファンタジーシリーズ1巻目。

1冊に6話の短編が入っています。

謎めいた魔法使い「十年屋」と執事猫のカラシが、お客様の寿命1年とひきかえに大切なものを預かってくれるファンタジーシリーズ。

読者はがきには、「カラシのしゃべりかたがかわいい!」「お話が...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784863894532
本体価格 ¥1,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

誰でも何かしら捨てられないモノや感情があって。そんな捨てられないけど、置いとけないものを10年預かってくれる10年屋。10年って年数がまたいいなぁと思った。1、2年じゃなくて10年。環境も置かれている状況も絶対変化してる。その時に必要か改めて見つめ直せる。10年後だから出せる答えがある。心温まる話もモヤモヤしちゃう話も良かったです。

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古くなったり、壊れてしまっても捨てれないもの。大切な宝物、唯一無二の思い出の品、側に置いておきたくないけど捨てる訳にはいかない物などなど。そんな人には『十年屋』からカードが届くかもしれない。様々な理由で捨てれないものを十年間預かってくれる。もちろん対価は必要だが…。それらの物には預けた時の気持ちが込められている。いつの間にか、自分だったら何を預けるだろうと思いながら読んでいた。登場人物も個性的で夢中で読んでしまった。

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ものを通して、人とのつながりを修復したり、強めたりするお話。
お話もさることながら、文章が美しい。
色鮮やかな情景や、香り、柔らかい手触りを、少ない文章量で読み手にすっと伝えてくれる。
読書の楽しさを味わえる、読書初心者にこそおすすめの一冊。

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捨てられない、無くしたくない物をそのままの形で10年間お預かりします、という十年屋。必要としている人の前に突然届く招待状は、封筒を開けると依頼主を扉の前に導いて行く。店には麗しい店主と言葉を話す猫のカラシ。ファンタジーの象徴の様なカラシですが登場はごくごく少し。もっとカラシを登場させて欲しかったと思ったのは私だけかしら。
十年屋で預かる品はさまざまだけど、共通するのは持ち主の思い。失いたくなかった気持ちを十年屋は預かって、依頼主の人生を軽くしてくれたのかも。そして、十年後の人生をより良くするのもその人次第。そんな風に感じました。

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中学生以上の子が読むともっと内容を理解できるのではないかなと思いました。
登場人物が割と大人なので、小学生にはいまいち共感しにくいかもしれません。
でも、大人にもおすすめで、とてもよかったです。
ちょっと笑うセールスマンを思い出しました。

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いろんな思いが込もったものを預けていくのですが、それを取りに行く人、もう自分には必要ないと考える人、それぞれの10年の過ごし方が反映されているのでしょうね。10年後にやっぱり手元に戻したいと考えるのも、もう無くても大丈夫と考えるのも、もっと素晴らしいものを手に入れたと考えるのも、どれも正解なのだと思います。

 でも、たった一つやってはいけないことである「約束を破ること」をしてしまったあの女性は、自分がやってしまったことの罪深さに本当に気がついたのかなぁ?どうも気付かないままで、自分が可哀想と思っているだけのような気がします。

 魔法使いを怒らせると怖いって、こういうことなんだなって思いました。

 自分だったら、何を預かってもらうのだろう?と思ったり、執事猫のカラシが入れてくれるお茶とお菓子をごちそうになりたいなぁって思ったり、夢のある物語でした。

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