1ねん1くみの女王さま
作/いとうみく 絵/モカ子
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刊行日 2020/02/21 | 掲載終了日 2021/05/17
ハッシュタグ:#1ねん1くみの女王さま #NetGalleyJP
内容紹介
つむぎは、ぴかぴかの1年生。
学校はすき。でも、ひとつだけ問題があって……。
それは、わがままでいばってて「女王さま」みたいなひめかちゃんが、おなじクラスにいるっていうこと!
しかも、となりの席になっちゃったから、もうたいへん!
プッとわらえて、やさしくなれる、友だちの物語。
幼年童話からYAまで大人気の児童文学作家いとうみくの、野間児童文芸賞受賞後、幼年童話第一作です。
つむぎは、ぴかぴかの1年生。
学校はすき。でも、ひとつだけ問題があって……。
それは、わがままでいばってて「女王さま」みたいなひめかちゃんが、おなじクラスにいるっていうこと!
しかも、となりの席になっちゃったから、もうたいへん!
プッとわらえて、やさしくなれる、友だちの物語。
幼年童話からYAまで大人気の児童文学作家いとうみくの、野間児童文芸賞受賞後、幼年童話第一作です。
おすすめコメント
わがままで迷惑なのに、でもなんだか憎めない。そんな子、クラスにいませんでしたか?
いとうみくさんは、「唯我独尊のひめかも、なんとなく、個性として受け入れられる。この年齢だからこその、子どもたちの姿を描きたいと思った」とおっしゃっていました。
はじめての学校には、いろいろな子がいて、いろいろな出来事があって、毎日たのしい!
登場人物みんながそう語りかけてくれる作品です。
学校って、いろんな子がいる。だから、おもしろい!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784052052323 |
本体価格 | ¥1,100 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
超自己中なひめかちゃん。わがままで自分優先、きついことばに、勝手なふるまい、まさに教室の女王さま。そんなひめかちゃんに振り回されるつむぎ。席も隣になっちゃって、何かと絡まれるはめに。
飼育小屋のウコッケイが卵を温めていることにいち早く気づいたひめかちゃんの思い込みの強さに、迷惑なんだけれど、子どもらしい期待が膨らんだ気持ちがかわいくもある。クラスのみんなもちょっと腰が引けつつ、でも、騒がしいひめかちゃんの存在を改めて感じることになった日。突っぱねるんじゃなくて、ワンクッション置いて受け止める。小学1年生は侮れないなぁ。
つむぎちゃんは一年生の女の子。同じクラスのひめかちゃんが保育園時代から苦手です。ひめかちゃんは何でも自分の思う通りにしたい女王さまキャラなのです。席替えで、そのひめかちゃんが隣の席になってしまいました。ところが烏骨鶏の卵事件で、ひめかちゃんも優しいところがあることが分かります。ひめかちゃんが学校を休んだ時、クラスのみんなは平和だと思う反面、彼女がいないことによる寂しさも感じています。私はこのクラスの子たちもいい子だと思います。人には色々な個性があります。「みんな違ってみんないい」、その言葉が頭に浮かびました。
お友だちとの関わりで悩みの多い小学生。女王さまのような女の子、ひめかちゃんに引け目を感じながらも、だんだんと親しみを持っていくお話。こんな子クラスにいるかなー、と楽しみながら読めます。ひめかちゃんのわがままが、本当にただのわがままなのかな?と考えながら読むのも面白いです。
いとうさんも、挿絵のモカ子さんも大好き。どんなおはなしだろうと、ワクワクして読み始めた。
1年生になって初めての席替え。仲良しの すずちゃんと離れた上に、苦手な ひめかちゃんが隣になった つむぎ。自己中心的な ひめかちゃんは、クラスの女王さま。でも、ニワトリ小屋のエピソードを織り交ぜることで、クラスの中に、ひめかちゃんの居場所もちゃんとあることがわかり、ホッとする。いいクラスだなあ。
4月から1年生になる姪のクラスも、こんな風だといいなあ。
#1ねん1くみの女王さま #NetGalleyJP
前ページに施される挿画というより絵本のような親しみやすい絵。絵本から読み物に移る学齢にとてもよい。かいけつゾロリの女子バージョンかな。
なかみは強烈。「ませている」という概念とは違う、望みごと・お困りごと認識の低年齢化にある意味驚く昨今の幼年どうわ。ものすごく強烈な個性の持ち主登場。自分は自分の思う通りのことをやってよいといつから思い動くようになったのかな。装いもすごい。こんな子いるんだろうか?
それだけのことができる彼女はすごい。そんなことできないしすべきではないって小さな子どもでもわかることなのになぜできてしまうんだろう?逆にうらやましい。
でも一方で思う。この子のご家庭ではいったいどういうことになっているのだろうか、と。そこまでは考えなくていいか。
強烈な個性の持ち主、痛々しいけど、「ともだち」としてあたりまえのように関わっている子どもたちがいとおしい。