まだまだ まだまだ
五味太郎/作
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刊行日 2021/02/15 | 掲載終了日 2021/02/15
ハッシュタグ:#まだまだまだまだ #NetGalleyJP
内容紹介
「よーい、どん!」どうやらかけっこがはじまったようです。たのしいですね。みんなぶじにゴールして、とおもったら「ぼくはまだまだおわりません!」とひとりがとびだして……。
町のなかやビルのあいだ、畑の中や森のなか、かけっこはまだまだずっとつづきます。
「よーい、どん!」どうやらかけっこがはじまったようです。たのしいですね。みんなぶじにゴールして、とおもったら「ぼくはまだまだおわりません!」とひとりがとびだして……。
町のなかやビルのあいだ、畑の中や森のなか、かけっこはまだまだずっとつづきます。
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正や仕様の変更がある場合もございますのでご了承下さい。
おすすめコメント
【著者紹介】
作/五味太郎
1945年、東京生まれ。
工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されている。代表作に『きんぎょがにげた』『みんなうんち』『言葉図鑑』『さる・るるる』などがある。
【著者紹介】
作/五味太郎
1945年、東京生まれ。
工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されている。代表作に『きんぎょがにげた』『みんなうんち』『言葉図鑑』『さる・るるる』などがある。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784033500904 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
この男の子にとって、走ることはその結果の成績や順番ではなくて、ただただ純粋な喜びなんだな。
だから、走る、走る、走る、まだまだ。どんどん行くそのスピード感が、楽しいリズムを連れてくる。
なんていい顔して走るんだろうと、心がほこほこしてくる。
こんなふうに、なんか好きなことしてみようと思えてくるから不思議。
町をこえて、森をこえて、どこまでもどこまでも走り続ける。走ることはとても単純なようでいて、この男の子は前を向きつづける勇気を与えてくれる。
幼い頃から、五味太郎さんの絵本の言葉選びが大好きですが、この作品は、進みつづけることの大切さに気づかせてくれました!
#まだまだまだまだ #NetGalleyJP
「よーいドン」と駆け出してみんなが次々とゴールするけれど、僕はまだまだ走り続ける。楽しくて止まらない。町を抜け、牧場をぬけ、いつの間にか犬も一緒に走り出した。リズム感あふれる楽しい絵本です。走り終わると係の子が到着順の旗を持ってくるけど、きっとこの子は順位なんて興味ないのかもしれませんね。
どこまでもどこまでも走りたい。かけっこが楽しくて仕方ない男の子。
見ていてこちらも楽しくなってくるようでした。きっと町のみんなも楽しかっただろうなあ。男の子の共感を得られそうな素敵な絵本でした。
息子たちが小さかった頃に何度も読んだ懐かしい五味さんの絵で楽しませていただきました。
かけっこでゴールしたのに、それでもどんどん走り続ける少年。元気があり余っているというより、本能のままに走り続けている様子がなんとも清々しい。
走りにはしりまくって、読者も少年と一緒にぐるりと一周。町に商店街もあればビルもあり、少し行ったら畑も山もあってなかなか素敵な世界に住んでいます。
少年が戻ってくるのをゴールで待っている仲間たちの様子も、少年の満足そうな表情も、明るくて楽しい気持ちにしてくれます。
ただのかけっこ、でも、ただのかけっこじゃない。
実物がどう仕立てあがるのか楽しみなページ繰り。
イントロがあって、タイトルが出てくるおもしろい作り。
戻ってくるのは安心。狭い守備範囲だなんてそんなことは言わせません
運動会の季節に読みますか?コロナ禍の運動不足のみなさんに読みますか?
いつもの五味太郎さんのスパイスがちょっときつめで刺激的です
五味さんの絵本は、我が家の読み聞かせでよくお世話になっていましたが、今回は大変久しぶり。
こちらの作品も こどもの一生懸命に寄り添う素敵な世界。
かけっこに夢中になっていると、レースからどんどん外れていって、気づけば町のみんな(大人も動物も)が応援していたり、森を通るとネズミさんがいつの間にか付いてくる…ホッとするかけっこ。
五味太郎さんらしい作品。ひたすら走る男の子が描かれています。我が家の息子も小さい時、私が鍵をかける時もじっとしていられなくて家の周りをひたすら無心に走っていました。なんでこんなこと忘れちゃっていたのかな。絵本としても良いですが、町づくりを学んでいる小学3年生の児童の絵の参考にもなりそう。
「よーい どん!」で始まった、幼稚園(学校)のかけっこが楽しくて、ぼくは そのまま町の中へ。
ビル街を、田舎道を、森の中を、まだまだ まだまだ走り続ける。
そんなに走って、大丈夫? しんどくないの?なんて、気持ちは全然起こらない。だって、ぼくが とっても気持ちよさそうだから。体の重い私まで、走りたくなってしまうぐらい(笑)
背景の様子を一つひとつ眺め、発見するのが楽しい。5位の犬(?)は、どこから出てきたのかな、と戻って探してみるのも、また楽しい。
五味さん、「ぼく」のように、まだまだ まだまだ描き続けてください。
#まだまだまだまだ #NetGalleyJP
五味太郎さんの本は子供の頃から大好きで、実家にあったことわざ本を何度も何度も読み返しました。今も絵本を出されていると知ってとても嬉しく、頁をめくりながらニコニコ。大人になって初めて、頁ごとに細やかに書き込まれたいあれこれに気づきました。
この作品はかけっこをする子どもの話。…と言ってしまえばそれだけなのですが、「まだまだ まだまだ」と駆け出して、街を、森を通り過ぎるうちに学校の外に広がる世界をなんと暖かに描かかれているのだろうと胸をつかれました。きっとこの本を手に取る子どもも、実際に街を歩くときもそこまで気づかないことも多いでしょうが、この社会にはいろんな、本当にいろんな大人たちがいて、周りにめもくれず駆けていく子どもを見守ってくれているのです。
子どもたちが心いくままに駆けていける社会が、この世界に広がっていきますように!
いわずとしれた五味太郎さん。視界に入ってくるだけですぐに彼の絵だとわかる。押韻といっていいのだろうか、シンプルにくりかえされ、だからこそここちよく印象にのこる言葉。
はじまりにちょっとしたしかけがある。
げんきなこどものエネルギー、ひたすら前にすすむこども。この不安定な先の見えない時代に、こどものもつ順応力適応力、大人がくよくよ悩むのに、今この時をいきるちから、を、まざまざとみせつけられていること、思いが重なる。
「よーいどん」でかけっこをスタートした5人の子どもたち。すぐゴールについたけれど、5位の子は、まだまだ走り足りない。ゴールをすりぬけて、学校からでて、町の通りをぬけて、まだまだ走る。いったいどこまで行くのやら――。
この子は短距離より、長距離が好きなのかな? 速さを競うより、周りを見ながらゆっくり走るのを楽しみたいのかな? 男の子が走って行く景色には、町あり、畑あり、森あり。働いてbいる人、遊んでいる人、休んでいる人、いろいろな人や動物が見られる。
ユニークな視点と発想から生まれる絵本で、私たちを感化し続けてくれる五味さんらしい作品。世の中は、まだまだ見たいものでいっぱいだ。
五味太郎さんの絵本はいつも絵が独特でかわいくて子供の時から大好きです。
この絵本はよーいどん!とかけっこから始まり、男の子がゴールを超えたにもかかわらずまだまだ!といろんなところを走っていく物語です。
たくさんことばがあるわけではないのに、色々な物語が浮かんでくる。
言葉があまりないぶん、絵にも注目する。バランスの取れた絵本です。