せきれい丸
田島征彦・木戸内福美/作
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刊行日 2020/11/20 | 掲載終了日 2020/11/18
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内容紹介
淡路島を舞台に命を描き続ける絵本作家、田島征彦の最新作!
淡路島に生まれ育ったたひろしは、戦争で父を失う。戦争が終わった年の冬、親せきに食べ物を運ぶため、淡路島と明石をつなぐせきれい丸に乗った。しかし、定員の3倍の乗客を乗せた船はあっけなく沈没してしまう。同じ船に乗っていた親友のりゅうたの父親に偶然助けられたが、りゅうたは助からなかった。ひろしは、漁師であるりゅうたの家族を手伝い始め、漁を通じて淡路島の海と向き合う中で、生きることへの力強い思いをとりもどしていく…
おすすめコメント
絵本作家、田島征彦さんが描く命の絵本。『ふしぎなともだち』『のら犬ボン』につづく、淡路島三部作の最終巻です!
絵本作家、田島征彦さんが描く命の絵本。『ふしぎなともだち』『のら犬ボン』につづく、淡路島三部作の最終巻です!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784774331935 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
戦争の絵本なのでかわいそうな展開はありますが、戦争を知らない子供に戦争の怖さを引き継いでいくのによい本だと思いました。小学生くらいの子供にも、国語の教科書など(ちいちゃんのかげおくりや一つの花など)で戦争について習ったときに読んであげるのにいいなと思います。
戦後,ほんとうに起こった事故をめぐる物語から平和の大切さを思わされ、「ひろし」とまわりの人の生き方から、命の大切さまた生かされた命を生き抜くことの意味を考えさせられました。高学年〜中学生に読み聞かせしてみたいと思いました。
『ふしぎなともだち』『のら犬ボン』につづく、淡路島三部作の最終巻と知り、これは読まねば、と思った。
前2作も、切なく、考えさせられた作品だったが、今作は戦争がからんだ分、より深く重く響く。
終戦間もない頃、多くの人の命を奪う転覆事故が起きた。
戦争で父を亡くした「ひろし」は、この事故で友達「りゅうちゃん」も亡くす。しかも、りゅうちゃんの父親は、ひろしをりゅうちゃんだと思って助けてくれたのだ。
事故の後のひろしの気持ちを思い、その行動に、胸が熱くなる。「生きる」ということを改めて考えさせられた。
子どもたちにも、そして大人にも、読んでほしい一冊。
#せきれい丸 #NetGalleyJP