ゲナポッポ
クリハラタカシ
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2020/10/30 | 掲載終了日 2020/10/30
ハッシュタグ:#ゲナポッポ #NetGalleyJP
内容紹介
絵本、漫画、イラストで幅広く活躍する著者の新作は、シュールな味わいに満ちた絵本。謎の生物「ゲナポッポ」の人智を超えた発想と行動、けれどもなんだか飄々としたたたずまい、その不思議な魅力に、誰もが惹かれることうけあい。読めば読むほどくせになる一冊です!
絵本、漫画、イラストで幅広く活躍する著者の新作は、シュールな味わいに満ちた絵本。謎の生物「ゲナポッポ」の人智を超えた発想と行動、けれどもなんだか飄々としたたたずまい、その不思議な魅力に、誰もが惹かれることうけあい。読めば読むほどくせになる一冊です!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784592762768 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
ツノ病にラッキーボギーも大好きで、今回のゲナポッポも最高ー☆
ドーナツの穴が大好物で干からびてシワシワになったり、とにかく不思議だけど可愛いゲナポッポ。色もカラフルだけど、優しい色使いで素敵です‼︎セリフ一個一個がくすっとくるんです〜。
どこまでも どこまでも
わけがわからないままなのに
なんだか うふふっと笑える
ゲナポッポの自由気ままな日常。
奇妙なんだか かわいいんだか
はたまた 刹那的なのか
わけがわからないままでも
気になって仕方ない。
ゲナポッポはゲナポッポで
それ以上でも それ以下でもないのが
素晴らしい!!
これは「ゲナポッポ」という不思議な生き物のお話です。いや生き物なのかどうかも分かりません。ゲナポッポは、ドーナツの穴が大好物。人を男から女に変えたり、人と入れ替わったり、石とお話したりと、ものすごい力を持っています。でも、犬や鳥に襲われたりと、本当に強いのかどうかもよくわかりません。
この絵本のイラストは何とも脱力系。本書に描かれるゲナポッポに、みんなほっこりとした気持ちになるでしょう。
ゲナポッポって何だ?
最後まで分からない、分からないんだけれどそんなことはどうだっていい。
何者なのか分からないゲナポッポが放つ言葉は真理をついている。
真実がゆえにドキリとこころを弾ませる鋭い言葉たちには後ずさりをしてしまうほどだ。
いやしかし、ゲナポッポの口癖は「めんどくさいなぁ」だったりする。
人間が大切に抱きしめている「常識」や「普通」。
それらはゲナポッポにとっては何ら価値もなく理解もできず「めんどくさい」もの。
あぁ、きっとそうなんだなぁ。私たちが大切に握りしめているものの外に本当に大切なことはあるんだなぁ。
あたらしい時代に贈る、ピカピカの魂を宿した哲学えほん。
すばらしい絵本に出会ってしまって、私の心はふくふくと満たされている。
不思議すぎる存在、ゲナポッポ。
本人?自身にも自分が何なのかわからないところは、人間と似ています。
しかし、人知を超えた荒唐無稽さに加え、ゲナポッポならではの力もあるようで....
この不可思議無量大数ぶりは、どこか長新太さんを思い起こさせ、実際に出会ったらとりあえず逃げようと、ゲナポッポ対策を立てている自分にも驚きます。
逃げるんだ?私。
きっとこのワールド、子どもたちも引き込まれ、時々どこかに居ないか探すでしょう、ゲナポッポ。
まずは読みはじめて、ゲナポッポと出会う、をお勧めします。
絵本というべきなのかマンガというべきなのか、どちらのいいところが合わさった感じですが、とてもシュールで最初から最後までクスリと笑えました。
私が好きだったのは「うさぎとかめ」と「冒険家の話」です。
頂上を持ってくる、亀をあんなふうにするなんてアイディアなかなか出てこない!
常識を覆されました。
とても面白かったです。
いや、これは最高。
子供の時って、こういうの残りますよね。なんかおかしくてシュールだけど印象に残る。
弟が子どもの頃、長新太さん大好きだったのよね。何度も読んでた。長さん思い出す作風です。
ばかばかしいけどラストは余韻が残るし、こどもが飽きずに何度も読むタイプの物語な気がします。
輪郭のない絵、選び抜かれた単純な色使い
不思議、のひとことで片付けられない妙な浮揚感
ぶるっと寒気を感じるのは、とても深い深い哲学性からかもしれない
ドーナツの穴
人の、願い
石の存在
へなちょこなんだけど、惹かれてやみません
ゲナポッポに会いたいな~会えないかなぁ