だんだんできてくるシリーズ
おなじところから工事げんばを見つめてみた
(監修)鹿島建設株式会社
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刊行日 2020/01/01 | 掲載終了日 2020/09/24
ハッシュタグ:#だんだんできてくる #NetGalleyJP
内容紹介
<だんだんできてくる シリーズ紹介>
アサガオがニョキニョキ伸びてくるのを観察するように、何かが少しずつできあがってくるようすは、わくわくしますよね。このシリーズでは、街のなかで目にする「とっても大きなもの」が、だんだん形づくられていくようすを、定点観測のイラストで描いています。
はたらく車がたくさん活躍し、多くの人々が関わっていることがわかります。一日一日、小さな時間を積み重ねることで、大きなものがだんだんとできあがってくるようすを楽しんでください。
1巻:道路(絵:イケウチリリー)
定点観測の視点で描く、道路が完成するまでの楽しい絵本。ページをめくるたびに、道路っぽい形になってきます。山を切りひらき、土を掘って盛って平らにしてつくる道路。いろいろな重機、専門的な人々が大活躍します!
2巻:マンション(絵:たじまなおと)
マンションができあがっていくさまを、定点から見つめて描いた絵本。背の高い建物を描くために、縦開きになっています。基礎工事や仕上げの作業などのあれこれを紹介。タワークレーンやコンクリートミキサー車が大活躍!
3巻:トンネル(絵:武者小路晶子)
トンネルができあがるまでを、定点から見つめて描いた絵本。掘り進むにつれて、現場はどんどん奥へと離れていきます。ふだん目にしないドリルジャンボなどの重機に注目! 世界各地のさまざまなトンネルも紹介しています。
4巻:橋(絵:山田和明)
斜めにケーブルをかけた姿が美しい斜張橋。入江をはさんだ陸地をつなぐ橋ができあがるようすを、定点から見つめて描いた絵本です。巻末には、おもに5つある橋の種類や、工事現場で活躍する重機を紹介しています。
シリーズ監修:鹿島建設株式会社
読者対象:小学校低学年から
各巻仕様:31cmx22cm/32P/NDC510/図書館用特別堅牢製本
おすすめコメント
学校・公共図書館向け書籍です。
このような土木・建築がテーマの児童書で、定点観測して見せる絵本は、ほとんど類がありません。子どもたちには、毎日通っている場所、あそんでいる場所は、じつはだれかの手でつくられたのだということを、知ってほしいと思っています。そして将来、「つくる」ことにも興味をもってもらいたいと思っています。
おもに小学校低学年から読んでいただけますが、もっと高い年齢でもじゅうぶんに楽しめます。学習指導要領に関しては、小学校2年の「まち探検」授業に活用できます。
<イラストレーター・プロフィール>
1巻:「道路」 絵:イケウチリリー
鳥取県鳥取市生まれ、東京都杉並区在住。鳥取環境大学卒業、セツ・モードセミナー、渋谷アートスクール卒業。20年間、大工をするも、営業やさまざまな業種を経て、イラストレーターとなる。見る人の心をゆるくつかむコミカルなテイストが特徴。人物はもちろん、動物、鳥、昆虫、魚、機械にいたる幅広いジャンルでイラストやマンガ、絵本を手がけている。
2巻「マンション」 絵:たじまなおと
千葉県生まれ、千葉県在住。デザイン会社勤務を経て、2004年からイラストレーターとして活動している。かわいらしくて、どこか懐かしさが漂うイラストレーションが特徴。幼児から小学生向けの通信教育・教科書の教材イラストや、図鑑など書籍のイラストを多く描いている。ほかには、絵本の挿し絵や雑貨のイラストなどを手がけることもある。
3巻「トンネル」 絵:武者小路晶子
福岡県生まれ、東京都在住。筑波大学理工学群、MJイラストレーションズ卒業。見た人に、ふふっと笑ってもらえるような、面白みのあるイラストレーションを目指している。「まちづくり」を学んでいたことから、街並みや建造物、群像を描くことを好み、その表現に結びつく、建物・土木建造物の鑑賞、人間観察は趣味でもある。また、絵日記や刺繍などの作品も手がけている。
4巻「橋」 絵:山田和明
京都市生まれ、神奈川県在住。日本児童文芸家協会会員。ガッシュ、透明水彩などの技法を駆使し、深みと味わいのあるイラストレーションを制作している。2010年と2011年、2018年に、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に入選。おもな著作に絵本『あかいふうせん』『ぼくとどうぶつたちのおんがくかい』(いずれも出版ワークス)などがある。『あかいふうせん』は第9回ようちえん絵本大賞を受賞。ドイツでも複数の絵本賞を受賞している。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577048573 |
本体価格 | ¥11,200 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
橋や高層マンションなど、基礎工事の部分がどうなっているのか謎で仕方なかったが、こうして図解されるとよくわかる。
また、アスファルトの下の部分がどうなっているのかとか、1度の発破で何メートルかしか掘り進めないことなど、知らなかったこともさらりと書かれていて、嬉しい。
絵なので、少しだけリアルさに欠ける部分はあるが、実際に使う働く車たちも役割が描かれていて、働く車好きなお子さんにはたまらないだろう。
この時点でいろいろシリーズ化して欲しいものだ。
春に「道路がどうやって作られるのか書かれた本はないですか?」と児童に聞かれ、勤務先の図書室中を探したけれど「これ!」というものがありませんでした。わりと建機や自動車の本(図鑑)はありますが、どうやって作るのか書かれた本に出会えず、このシリーズを見つけた時には心が躍りました。子どもの「なぜ?」「どうやって作られるの?」に答える本当にいい本だと思います。購入を検討させていただきます。是非ともシリーズものとして続刊が発行されるのを期待します。
道路、ビル、トンネル、橋という、なかなか作っている途中を見ることが出来ない建造物を図解で見せてくれる本。興味がある子もいると思うし、こういう本こそ図書館で揃えるべきと思う。今年は予算が厳しいけれど、ぜひリストに入れておきたいと思います。
これは、道路、マンション、トンネル、道路がどのようにして出来ていくのか、イラストを使って分かりやすく表したものだ。これらを建設する際に活躍する重機も紹介している。みな私たちの身の回りにあるものだが、ずっと出来る過程を観察しておくわけにはいかない。本書を読むと、これらがどのように出来上がっていくかがよく分かり、将来その道に進む人にも大いに参考になるだろう。
大人でも建造物の出来上がる過程を知らない事が多い中、低学年向けでも読める優しい知識本。
なんてうれしい!!これはすぐにでも購入したいです。
工事現場に興味がある子や、はたらく車が大好きなあの子たちの喜ぶ様子が目に浮かびます。