新刊『おおきなうみと ちいさなマーヴィー』が、とても素敵だったH@Lさん。
編集者さんから、こちらもオススメいただき、隣市図書館ですぐに読んだが、もう一度、NetGalleyJPで読めると知り、即リクエスト！

お話も、絵も、温かさに満ちている……！

自分にいいところを見つけられない「とらきち」。周りのみんなは、それぞれ　いいところが　あるのに、どうして自分にはないのだろう？
こんな悩みを持つ子は、きっと沢山いる。大人にだっている。そんな人こそ、この絵本を手に取ってほしい。

もうひとつのオススメポイントは、冒険。
とらきちと仲間たちが、行ったことのないところに向かって、協力し合い、ピンチを切り抜けていく様子にワクワクする。仲間というものの良さも感じられる。

今年は外出もままならず、子どもたちも寂しい思いをしているだろう。とらきちたちと一緒に冒険気分を味わうというのはどうだろう？

#NetGalleyJP

H@Lさんの絵はカラフルでとっても個性的！そして動物たちの表情がとっても豊かに表現されているところが大好きです！

『とらきちのいいところ』は、周囲のみんなにはそれぞれ得意なことがあるのに自分にはそれがない、と落ち込むとらきちがみんなとの冒険を通して自分のいいところを見つけて前向きになるお話。

げんさんが橋になってけいこおばさんがその上を渡るシーン！顔を真っ赤にして爪を立てて踏ん張っているげんさんとそれを汗を流しながら支えるみんな！協力して成し遂げたときの達成感はきっとみんなの力になるだろうな！このページを見ると「私も頑張ろう」って元気をもらえます。

みんな、自分のいいところは見つけられないことも多いと思うけど、誰かに褒めてもらえたり認めてもらえたりすることで長所だと思えるようになるのだと思います。誰かの長所を見つけることが得意なとらきち。みんなを幸せにするとっても素敵な長所だね！！

自分には何の取り柄もない、なんて思っていても、人が喜び、感謝するようなことができるとらきちは、間違いなくそこが"いいところ"だ。それは、相手に興味関心を持ってその人をちゃんと見ているからこそできることだから。互いに認め合う関係は、相手を尊重しつつ、一緒にいる心地よさを生み出す。個性的で伸び伸びと動きのあるカラフルな絵もとても素敵！子どもたちだけでなく、ティーンズにもぜひすすめたい絵本だ。