ふしぎ駄菓子屋銭天堂14
廣嶋玲子/作 jyajya/絵
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刊行日 2020/09/14 | 掲載終了日 2020/07/16
ハッシュタグ:#ふしぎ駄菓子屋銭天堂14 #NetGalleyJP
内容紹介
その駄菓子屋にたどりつけるのは、幸運なお客様だけ。
不思議な駄菓子を売る店「銭天堂」。その女主人・紅子がすすめる菓子は、はたして幸福をよぶか?はたまた不幸をまねくか……。
シリーズ累計120万部を突破!
「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本” 総選挙」で第4位にランクイン!
アニメ映画化も決定した、親子で楽しめる大人気シリーズの最新巻!!
銭天堂の調査を続ける六条研究所の計画は着々と進み、ついに最終段階に入った。全国の神社仏閣の近くで小銭入りのお守りをくばり、銭天堂に行きついて駄菓子を買った人間の満足度をはかろうというのだ。そんななか、研究員の一人である関ノ瀬は、この計画に疑問を持ち、その中身を紅子に知らせ、阻止しようとする。
そして今回も<食べるとモテる>「もてもてもち」、<辛い食べ物ほど美味しくなる>「チリチリチェリー」など、不思議な力をもつ魅力的な駄菓子がたくさん登場!
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは校了前のものです。刊行までに仕様などが変更になる場合もございますが、ご了承下さい。
おすすめコメント
【著者紹介】
作/廣嶋玲子 (ひろしま れいこ)
神奈川県生まれ。『水妖の森』(岩崎書店)で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』(小峰書店)で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』『火鍛冶の娘』(角川書店)、『盗角妖伝』『ゆうれい猫ふくこさん』(岩崎書店)、『魂を追う者たち』(講談社)、『十年屋 時の魔法はいかがでしょう?』(静山社)、「魔女犬ボンボン」シリーズ(角川書店)、「妖怪の子預かります」シリーズ(東京創元社)などがある。
絵/jyajya (ジャジャ)
福岡県生まれ。モバイル事業を中心とした会社で、アプリ制作、コンテンツ制作、サイト運営に携わる。2011年にフリーデザイナーとして独立。現在は、イラスト制作などで、活躍の場を広げている。絵本作品に『2ひきのすてきなおくりもの』文/廣嶋玲子(教育画劇)がある。
http://www.juno.dti.ne.jp/~jyajya/
販促プラン
・電子書籍版も1~13巻既刊全巻発売中。
・関連リンク先スペシャルページにて1巻、2巻の一部を無料立ち読み公開中
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784036357406 |
本体価格 | ¥900 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
前巻読ませていただいて、直ぐに店でフェアを展開しました。
売れる自信はあったのですが、ステイホームの影響もあったのか自分の
想像以上に子供達の手にとってもらえたのが、とても嬉しいです。
実は、お客様より私の方が
続きを心待ちにしていたのかもしれません!
今回の新刊もとても楽しく読ませていただきました。
今後の紅子がどうなっていくのか、またまた気になるところです。
この年で真剣に児童書の続きを心待ちにするとは思っていませんでした。
話の大筋としては、昔からある定番の一つなのですが
アイテムを使って、本人に原因があったとしても
その原因が説教臭くない
だからこそ、読んだ人は無意識に考えてしまう。
自分はどうなのだろうかと・・・
自分を映す鏡のように、自分のあり方を見直すきっかけになる本ですね。
映画も楽しみにしていたのですが、今の情勢では仕方ない。
当初の予定より延期とのことですが、銭天堂に注目してもらえる期間が長くなったと前向きに捉えて
まだまだしばらく、自店でプッシュしたいシリーズです。
銭天堂のに置いている駄菓子はどれも魅力的です。いつか辿り着いて、駄菓子を買ってみたい!と思います。裏でいろいろ探っている怪しい団体も、それを阻止しようとする存在も気になります。どうなるのか続きが楽しみです。勤務している図書館でも大人気のシリーズです。
14巻から読んでごめんなさい。子どもだけでなく、大人にも人気だという理由がわかりました。こんな夢のような駄菓子屋さん、そりゃ前を通ったら入らずにはいられない。ドラえもんに出てくるような不思議な駄菓子がいっぱい。子どもでなくても目移りする。でも、銭天堂の魅力はそれだけではない。妖しい香りが漂う。この表紙がまたいい。
自店では小学3年生からファンがいる銭天堂シリーズ。
どんなお話か気になっていたので、読ませていただく機会をいただき感謝しています。
突然目の前に現れた不思議な駄菓子屋。
そこで出会うのは、主人公のエゴをくすぐり虜にする珍しい商品。
人にモテたい、大人っぽくみられたい、センスのある人だと思われたい。
同じようなエゴの気持ちが自分の中にもあるからこそ、どのお客様の心情にも共感してしまう。
読み進めるうちに、ひとつひとつが私の物語でもあるような気がしてきた。
どの巻から読んでも楽しめる作りだが、銭天堂に迫る謎の組織のことも、紅子さんの正体も気になる。1巻目から全部読みたくなってしまった。
中学年から高学年の子どもたちにとても人気のあるシリーズ。困っている人が駄菓子屋にたどり着くと、どっしりした店主から不思議な駄菓子を小銭で買うことが出来ます。しかしパッケージの注意書きを守らないと大変なことに。
登場する客は子どもだけでなく大人もいて、マウントを取り合う幼稚園ママなど、現代を反映するキャラクターも。子どもはこれを読んでどう思うか聞いてみたいです。
この巻では駄菓子屋店主に謎の集団の調査の手が伸びてきます。続きが気になります。
シリーズの14作目が初読みでも大丈夫かな? と、心配でしたが、
紅子さんのふしぎワールド、じゅうぶん楽しめました。
特によかったのは「プレゼント扇子」です。
扇子と“センス”の重なり方には、なるほど! おもしろいと感心したり、
夏限定に笑ったり、でも、自分で選んだ贈り物を喜んでくれた後日譚が温かいものを感じました。
シリーズ1作目から読みます。
今回は銭天堂に多くの大人が迷い込んでいましたが、子どもと同じように紅子さんの忠告はあまり届いてないようで…それだけ銭天堂のお菓子は魅力的なんですよね。でも取扱説明書の大切さをここで学びました。最後は珍しい展開もあり、次の巻も楽しみです。
子どもたちの大人気シリーズと聞いて読んでみた。
銭天堂というふしぎな駄菓子屋では、ある硬貨を持ってきたものに、望みをかなえる駄菓子を売ってくれる。その硬貨は「本日のお宝」と称され、ある決まった年のある決まった金額で毎日種類が変る。駄菓子屋は普段みかけないのに、なぜかお宝の硬貨を持ったものだけがみつけ、引き寄せられる。そして紅子という和服の大きな女の人に、駄菓子を売ってもらう。すると望みはかなう。ただし説明書きをきちんと読まないと、大変な目にあうこともある。
銭天堂で駄菓子を買った人の独立した物語が6話。短編の裏では、どうやら陰謀のにおいのするサイドストーリーが、シリーズを通して動いているらしく、プロローグとエピローグ、それに6話の真ん中にはさまれた1話に描かれる。このサイドストーリーを通して、銭天堂の謎が、少しずつ解き明かされてしくみになっているようだ。もう14巻だから、この巻だけ読むと、意味がよくわからない。これでは、1巻から読まなければならないではないか!
だが、14巻だけでも十分楽しめる。一話一話が非常によくできているからだ。それぞれの主人公(駄菓子屋に訪れる人)は、7歳の男の子から66歳の退職後おじいちゃんまで、幅広く、ごくありふれた、でも本人には切実な望みをもっている。その望みが叶って喜ぶが、たいていは調子にのりすぎ、あるいは、たよりすぎてしくじる。
人間的な弱みが描かれて、読者が容易に共感できて、笑ったり怖がったりできて、オチがある、小気味よい、魅力的なストーリー展開になっている。その章のタイトルにもなっている駄菓子のネーミングがユーモラスだ。掛詞になっていて実に巧い。
子どもたちに人気なのは大いにうなずけるし、大人も気楽に読めて楽しめる。
おばさん読者である私が、最も興味深かったのは、最後の「みせびら菓子と……」。テーマは虚栄心と嫉妬心。幼稚園で送り迎えをするママたちの表面的な仲の良さのうらに潜むもやもやした黒い気持ちが、外から見える。自分にも少なからず心あたりがあり、ぞくっとした。
「もてもてもち」の小学生には、当たり前の報いと思う一方で、「レアレアチーズケーキ」のおじいちゃんには、お気の毒すぎると思った。
それにしても、驚くのは現在14巻でさらにシリーズが続くこと。これほど巧くできたストーリーを、こんなにも量産できるとは、作者の想像力の力量に感嘆するばかりだ。