保健室経由、かねやま本館。
松素めぐり
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刊行日 2020/06/01 | 掲載終了日 2020/06/09
ハッシュタグ:#保健室経由かねやま本館 #NetGalleyJP
内容紹介
第60回講談社児童文学新人賞 受賞作。
友人関係に悩む中学1年生の佐藤まえみ(通称:サーマ)が行き着いたのは、保健室の地下にある中学生専門の湯治場「かねやま本館」だった――。
不思議な温泉で、怪しげな人々とごはんを食べて交流していくうちに、自分自身の悩みにも向き合っていく、心温まる物語。
第60回講談社児童文学新人賞 受賞作。
友人関係に悩む中学1年生の佐藤まえみ(通称:サーマ)が行き着いたのは、保健室の地下にある中学生専門の湯治場「かねやま本館」だった――。
不思議な温泉で、怪しげな人々とごはんを食べて交流していくうちに、自分自身の悩みにも向き合っていく、心温まる物語。
出版社からの備考・コメント
※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
おすすめコメント
下記にひとつでもあてはまる子は、必読!
□ 友だちというよりは、親友がほしい
□ 学校生活で、悩みがある
□ 学校に行くのが、ちょっとしんどい
□ 最近、兄と気まずい
□ 湯治場(トージバ)って、なに?
□ 温泉が、好き!
とにかくめちゃくちゃおもしろい! 読んでいる間は時間が経つのを忘れてしまうほど求心力のある作品です。
児童書ですが、悩んだり、疲れたりしたことのある、すべての方におすすめです。
――担当編集より
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065196939 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
児童書で湯治とは渋い。
と最初は思ったが、温泉は年齢問わず癒される空間。
それに子どもは子どもで悩みを持ち、疲弊している。
子どもにも癒しは必要。
ただ多くの子どもには「疲れたからちょっと温泉に行こう」というのが難しい。
その点、かねやま本館は中学校から行ける時点で既に夢のような空間。
主人公たちが癒されていく内に、読んでいる自分も癒されていく、そんな作品です。
まだ温泉旅行に行きづらいご時世ですが、山形県の銀山温泉は実在するようなので、いつか行きたいです。
第60回講談社児童文学新人賞・受賞作との紹介に、ワクワク! 52回新人賞の市川朔久子さんなど、素晴らしい作家さんを生み出している文学賞。確認したら、第1回はなんと松谷みよ子さんだった!
本作も、期待通りの作品で、一気に読んだ。
転校をきっかけに、友達関係が一転。自分に自信がなくなり、どうすればいいのかわからなくなるサーマ。彼女の前に現れた不思議なおばさん・銀山先生が案内してくれたのは保健室の地下の穴。降りていくと、中学生専門の湯治場「かねやま本館」があった!
子どもたちには湯治場と言われてもピンと来ないだろうが、読めばわかる。湯治場も、その良さも。冷え切った心を温め、生き返らせてくれるのは暖かいお風呂と美味しい食べ物、そして寄り添いあえる心。お湯につかって、自分を見つめ直す時間こそ大切。
さあ、あなたも一緒に、中学生専門のかねやま本館へ! 中学生の気持ちに寄り添えるなら、おじさん、おばあさんだって行けますよ♪
#NetGalleyJP
とにかくとにかく、面白かった!学生時代を思い出して、感情が揺さぶられました。
シリーズ化ということで、続きが気になってしょうがない。続編、是非とも早く読みたい。
読み終わった後、「はぁ〜」と、温泉に入ってきたような気分に。
大人が読んでも面白い作品でした。子供だけじゃ勿体無い。親子で読める作品っていいですよね。
ごめん、サーヤちゃん(主人公)。私も正直、最初君のことが「この子苦手だわ」と思っていました。そのモヤモヤが続いていた中に現れし、謎の保健室から続く不思議な場所…。
さまざまな温泉に入り、自分を見つめなおして成長していくサーヤちゃん、いまの君は素敵だよ(涙)。むしろ私の方が大人げなかった…。
私もこの温泉に入りたい!自分自身を休ませて、良くない垢を流したいっ!そして滋味あふれる美味しいご飯を食べたいです!
これ本当に大人の方にも読んでほしいです。オススメしたい…広げたい…!!
温泉に一人でつかり、ぼんやりと様々なことに思いをめぐらす。大変だったことでも、お湯の中で思い出すとなぜかオブラートにくるまれたように、少しやさしい思い出になる。読みながら、そんなイメージが湧いてきました。
子どもは温泉なんかゆっくり浸からないよと思っていましたが、本作を読んで、忙しい中学生にこそ湯治が必要かもと思いました。
今の中学生は毎日が忙しすぎて、ゆっくり思い出すことも、反すうしたり受け入れたりすることも難しいかも。そんな子たちに、つかの間の休憩時間をあげられたら...元気になって、もっと広い心で自分や友だちと向き合えるようになれたら...作者のそんな思いが伝わってきます。
サーマが孤独に打ち震える場面、アリと最後の日を過ごす場面は、不覚ながら泣きそうになりました。読む人の心も裸にするような良い作品です。
友達のちょっとした言動に傷ついたり。許せなかったり。思ってもない事を言ってしまったり。
あぁ。自分にもあったなぁ。と懐かしく思いつつ読ませていただきました。正しい休息を教えてくれる、温泉。凄く素敵です。ただ癒すだけじゃなくて、自分自身を見つめる事。受け入れる事を教えてくれる。こんな湯治場、大人になった自分でも通いたいです。
立ち止まっていい。ゆっくり休んで、また元気に歩き出そう。心からそう思わせてくれる物語。
「青春の機微が……」
生きていると、やっぱり価値観が違足り
相手に嫉妬したりしてしまいます……。
そういったとき気付けるのは一人になって
省みたりしたり
新たな素敵な人との出会いあったりするのかなって思います
この本では日々の葛藤が多く取り入れられていて
まるで登場人物と同じように
本に呼ばれ、湯治をしているかのような気分となります。
最後のさいごが待つことっていうものいいな
嫌なことがあって、抱えきれなくなったら、じぶんのために休憩しても良いんだよ。と、伝えることが出来る本。
主人公を通して、大変だなぁっと思うのは、自分だけではなく、みんなあるんだと思うことができ、共に乗り越えて、前を向いて歩くことが出来るようになれるのではないでしょうか。
続きを読みたいです。
小学校高学年〜中学生にお勧めです。