真夜中のキョーフ
日本児童文学者協会
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刊行日 2020/04/03 | 掲載終了日 2021/05/05
ハッシュタグ:#真夜中のキョーフ #NetGalleyJP
内容紹介
【今なら5月5日までの期間限定で、<すぐ読み>できます!】
※「24時間のキョーフ」は全5巻。ほかの巻へのリンクは下記にございます!
ただの怖い話や怪談とはひと味ちがう、バラエティ豊かなアンソロジーシリーズ「24時間のキョーフ」第一弾!
「キョーフ」それは日常にひそむ、ちょっとこわくて不思議な体験。24時間いつだって、あなたのそばにあるのです…。
第1巻は「真夜中」。真夜中のつまみぐいの代償、夜中に目を覚ますと突然ひびくだれかの声、地球を侵略する生命体の話まで、いろんな「キョーフ」があなたを襲う!
出版社からの備考・コメント
巻頭画「カタ タタタタタ…」軽部武宏
「真夜中のカップラーメン」廣嶋玲子
「あけてはいけない」いとうみく
「バラ子」令丈ヒロ子
「お願いがあるの」おおぎやなぎちか
「だれかの声が聞こえる」三田誠広
巻頭画「カタ タタタタタ…」軽部武宏
「真夜中のカップラーメン」廣嶋玲子
「あけてはいけない」いとうみく
「バラ子」令丈ヒロ子
「お願いがあるの」おおぎやなぎちか
「だれかの声が聞こえる」三田誠広
おすすめコメント
★怪談や単なるお化けの話ではない、新感覚のこわい話
★怖すぎる装画は、岩崎書店の怪談絵本シリーズでおなじみの軽部武宏さん、
巻頭にイラストパートも!
★一冊に5話+α収録、朝読やすきま時間の読書に最適!
★怪談や単なるお化けの話ではない、新感覚のこわい話
★怖すぎる装画は、岩崎書店の怪談絵本シリーズでおなじみの軽部武宏さん、
巻頭にイラストパートも!
★一冊に5話+α収録、朝読やすきま時間の読書に最適!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784577048733 |
本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
昼間だったらどうってことない場所が、夜になって暗くなっただけで怖い場所になっちゃうのは何故なんでしょう?1Fにみんないて2Fには誰もいないはずなのに音がするとか。いつもの帰り道に知らない人から声を掛けられたとか。ドキドキしちゃうのは何故なんでしょう?
真夜中って不思議な気持ちになっちゃう時間なのかもしれない。
この本の中で一番気になったのが「バラ子」。この話ってホラーというよりSFっぽいんだけど、こういうのが一番怖いなぁって、わたしは思います。
タイトルを見て子供の頃、夜中トイレに行くのに親を起こしていたのを思い出しました。6人の児童小説作家による短篇集です。6つのキョーフの世界が楽しめます。
昼間はどうってことない場所が、暗くなると途端に怖くなる。接点のない人は怖く感じる。見えないからこそ働く想像力。
そうそう子供の頃私もそうだったな、子供の心情をよく捉えているなと思いながら読んでいましたが、大人になってもそれは同じかも……なんとなく平気なフリをするのが上手くなっただけでは? となるとやっぱりちょっと怖い。大人も楽怖(たのこわ)でした〜。
日常のちょっとした「キョーフ」を感じられるということでしたが
けっこうな「キョーフ」を感じることができました。
家の2階からなぜか物音が聞こえたり、夜おなかが空いて
冷蔵庫を開けてみたり、みなさん1度は夜の体験をしたことがあるのでは。
昼間にこのお話を読んでよかった!
夜だと怖くて眠れなくなるかもしれません。
「バラ子」もゾクゾクしますが私は「お願いがあるの」の話がよかったです。
なぜならゾクゾクほんわかだからです。
それにしても子供達には「キョーフ」が強いかもしれません。
恐怖にはいろいろある。魔物に襲われる恐怖。想像が作り出す恐怖。じわじわとしのびよる不気味な恐怖。温かみのある恐怖。ユーモアのある恐怖。多彩な恐怖を味わわせてくれるアンソロジー。
もっとも衝撃的で怖かったのは、廣嶋玲子の「真夜中のカップラーメン」。平凡な日常に、こんな恐ろしい展開が待っているとは思わなかった。
その逆で、だれでも体験しそうなのは、いとうみくの「あけてはいけない」。アルアルだから余計に怖いかもしれない。
令丈ヒロ子の「バラ子」は、地に根がはびこるように、静かに、人々が無毒化され「いい人」になっていく不気味さを感じた。空気を読むいまの風潮を映しているようだ。
おおぎやなぎちかの「お願いがあるの」は、軽部武弘の挿絵ともに怖くて、ぎょっとするけれど、読後、ほっと温かくなった。
三田誠広の「だれかの声が聞こえる」には、子どもたちへの真摯なメッセージを感じる。
どの作品も、子どもたちの身近なところから物語がはじまる。子どもたちは、主人公のの身になって、恐怖を味わえると思う。
巻頭の軽部さんのイラストがキョーフの小説への入り口にぴったり。アンソロジーだけあって、ただ子供を怖がらせるだけではない、いろいろなテイストのお話でとても良かったです。まず一話めでこっそり夜中にカップラーメンを食べようと思ったことがある子は「真夜中のカップラーメン」でそんなことは二度と思わなくなるかもしれません。「あけてはいけない」のラストも子供が読むにはなんと不安定なことでしょう。ふっと現代社会というものに思いを馳せたくなる「バラ子」、じんと心にしみるような「お願いがあるの」等、大人でも楽しむことができました。こちらは第1巻とのこと、続巻も楽しみです。
児童書だから子供だけが読むもの、という認識は間違っています。
読書が苦手な方や久々に本を読もうとしている方に、児童書ってすごくおすすめできるんです。なにせ、わかりやすい、まわりくどくない、そして読む楽しさを感じられる。
この作品も、そんな方にもおすすめできる児童書です。
ただし、楽しめるかどうかは本人次第。なにせ「キョーフ」を扱った内容です。
ちょっとだけベタな設定で、オチもわかりやすい話ばかりですけど、その安定した内容こそが児童書に求められているものかもしれません。
5つの短編が収録されているのですが、日常の場面を扱った作品が多いように感じます。私が好きな「あけてはいけない」という話もそうでした。
SNSやネットで情報を収集できるとはいえ、日常に潜むちょっとしたキョーフ感は未だに健在なのかもしれません。
どうか子供たちも、この日常のちょっとした不思議で怖い話を読んでくれますように。
解決されない結末への静かな恐怖。
主人公が全て身近な子どもであるところも、読む子どもたちのキョーフ心に染み込むでしょう。
一つひとつが、きちんと練られている作品なのも、贅沢。
朝読書にも向いていますが、1日ビクビクしちゃうお子さんには向いていないかも笑
大人が読んでも怖い!
でも、怖いけれど、考えさせられることもあり学べる怖い本。
みんながいい人になればいい世の中になるの?
なんとなく生きていることを考えさせられる。
幽霊や怪奇現象とはまた少し違う「恐怖」を感じさせられ、読めば少し大人になれる勉強になる一冊でした。
恐怖シリーズ3冊読み終わりましたので感想をお伝えします。
9月4日に日本児童文学者協会から『真昼のキョーフ』が発売されます。こちらシリーズ第3弾となっており、第1弾『真夜中のキョーフ』第2弾『夜明け前のキョーフ』は発売されておりますので是非お手にとって見て下さい。
大人の方は児童文学と思って甘くみてはいけません。大人が読んでもホラー感たっぷりの一冊となっております。一冊の中に短編が書かれているのでどの話から読んでも大丈夫です。気になるタイトルから入るのも良いかと思います。
まだまた暑い日々、お子様いらっしゃる方は一緒に読んでホラー本で涼しくなってはいかがでしょうか。お化け屋敷よりも迫力満点の一冊。怖がりの大人の方、誰か近くにいた所で読むことオススメします。
恐怖というものは夜だけではなくて24時間至るところに、、、。昼間でも恐怖は近づいてきていますよ、、、。