きらきらもりで まってるよ!
作・矢部美智代 絵・にきまゆ
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刊行日 2020/02/07 | 掲載終了日 2020/02/27
ハッシュタグ:#きらきらもりでまってるよ #NetGalleyJP
内容紹介
野原の真ん中を、線路が1本通っています。
列車は、1日に2本。
朝は山の向こうの町から、海辺の町へ。
夕方は、海辺の町から山の向こうの町へ。
くまのくるんは、引っ越していった大好きな友だち・ころころと、きらきらもりで遊ぶ約束をしています。
お母さんと作った焼きたてのパンを袋いっぱいにつめて列車に乗りますが、
あとから乗り込んできた子たちにつぎつぎとパンを分け与えてしまい、残ったパンはひとつだけ。
きらきらもりの駅でしょんぼり事情を話すくるんに、ころころは、「そんなきみが大好きさ」と言ってくれます。
ひとつのパンをわけあって食べるふたりは、変わらぬ友情を再確認。
今度はころころがくるんの家に遊びにくると約束して、あたたかい気持ちでお別れしたのでした。
絵の遊びがいっぱいで、眺めるだけでも楽しい!
心がキラキラ☆になる絵本です。
●パンを作る画面では、パン作りを見学している気分に。食べてみたいパンを選んでも!
●列車から見える風景がページごとに変わる! 線路全景との連動が楽しめる!
●窓からちょうちょうが入ってきて、ラストまでついてくるといったサブストーリーも!
●落し物の指輪や四つ葉のクローバーの探し絵ができる!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577048009 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
友達のころころに会いに行く列車で、乗り合わせた動物たちにやいたパンをあげる優しいくるん。
でも、ちょっと心配。
そんな優しいくるんをわかってあげてるころころ。
パンをもらった動物たちもキラキラもりで、くるんにお土産。
みんなあったかいなぁ。
色が明るくて、読んでて気持ちがパーッとはれました。
とても暖かな絵本。文章には漢字が使われておらず、まるいひらがなとカタカナで、やさしい印象。
絵も、ほんのりとした癒し系。作中で登場するパンはどれも美味しそう。私もひとつ食べたいです。
みんなにパンをあげてどうするのだろうと不安になりましたが、ころころが、そんなくるんも好きだよと言ってくれて良かったです。やさしい性格の持ち主ですね。
また、パンのお返しがあると思っていなかったので、ほっとしました。
●「ほのぼのストーリー」
本日1月28日(雪予報)に読みたい本
だってすごく暖かい話なんだもの
画もとってもあたたかい画です
すごく柔らかい色使いで
最後の夕方列車の描画は勿論のこと、
風景の絵が本当に好きです。
こんなのどうでしょうか!?
お互いにストーリーがあって
右開きと 左開きですすんで いって
最後に真ん中の駅で出会うてきな(笑)
いや見てみたい♪
ギブがテイクになったっていうビジネス的要素も
ちゃうか
『きらきらもりで まってるよ!』
優しく、あったかい物語で素敵な絵本です。
心優しいくまのくるんは、きらきらもりにいるお友だちに、パンを持っていくためにお母さんとパンを手作りします。
思い出を、それぞれパンで表現し、いろんなパンを楽しそうに作るところは、見ていてこちらも楽しくなり、ほっこりします。がんばれ!くるん。
そして、列車に乗りきらきらもりに向かいます。その途中で、出会ったみんなに平等にパンを渡します。くるんは、とても優しいのです。
しかし、きらきらもりに到着すると、パンは一つに…。それをお友達だちのころころに伝えると、「そんな君が大好きさ」と、こたえるころころ。
その言葉に感動しました。
素晴らしい友情を感じることができ、嬉しくなりました。
くるんと、ころころが一つのパンを分けて一緒に美味しそうに食べる姿は、心打たれました。素晴らしい物語です。
実は、その後にもサプライズが!
絵もあたたかく、ワクワクしてとても可愛いです。
困っている人を助ける。そして楽しく仲良くみんなと過ごす。
そのことをあらためて教えてもらった優しい絵本です。
大人にも読んでほしい物語です。