紙ひこうき、きみへ

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刊行日 2020/03/19 | 掲載終了日 2020/02/14

ハッシュタグ:#紙ひこうききみへ #NetGalleyJP


内容紹介

【ご注意下さい】

ここに掲載している作品データは完成版ではありません。刊行までに仕様が変更になる場合もございますのでご注意下さい。


シマリスのキリリのもとへ、ある朝、飛んできた青い紙ひこうき。「こんにちは。夕方には、そちらにつきます」と書いてあります。ごちそうを作って待っていると、ずっと旅をしているというミケリスのミークがあらわれました。キリリとミークは、なかよしのともだちになって、一緒に楽しい日々を過ごしますが、やがて、ミークが「もう行かなくちゃ」と━━はなればなれになったふたりをつなぐのは、はるか遠くの空へも、風に運ばれていく紙ひこうきでした。

「会いたい」という想いを伝え合う紙ひこうきは、実は、ミークがキリリに贈った不思議なハサミで切り取られた「あるもの」で作られています━━ふたりの心を映すさまざまな色合いの「あるもの」とは、いったい、なんでしょう? だれかとだれかの気持ちををつなぐたいせつなものを、全ページオールカラーのみずみずしい絵とともにさわやかに描いた物語。




【ご注意下さい】

ここに掲載している作品データは完成版ではありません。刊行までに仕様が変更になる場合もございますのでご注意下さい。


シマリスのキリリのもとへ、ある朝、飛んできた青い紙ひこうき。「こんにちは。夕方には、そちらにつきます」と書いてあります。ごちそうを作って待っていると、ずっと旅をしているというミケリスのミークがあらわれました。キリリとミークは、なかよしのともだちになって、一緒に...


出版社からの備考・コメント

この作品は最初に単ページ版、後ろに見開き版の2回分を掲載しています。
文字の読みやすい単ページ版と、大きな絵が楽しめる見開き版で御覧ください。

この作品は最初に単ページ版、後ろに見開き版の2回分を掲載しています。
文字の読みやすい単ページ版と、大きな絵が楽しめる見開き版で御覧ください。


おすすめコメント

【著者紹介】

野中 柊(のなか ひいらぎ)

1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』(集英社文庫)、『銀の糸』(角川文庫)、『公園通りのクロエ』(祥伝社文庫)、『波止場にて』『猫をおくる』(新潮社)など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』(文春文庫)など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵/理論社)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵/あかね書房)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵/理論社)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵/そうえん社)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵/フレーベル館)など翻訳も手がける。


木内達朗(きうち たつろう)

1966年生まれ。国際基督教大学教養学部を卒業後渡米し、イラストレーションの勉強を始める。アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン、イラストレーション科卒業。イギリス・ロイヤルメールのクリスマス切手、ニューヨーク・タイムズ、ボストングローブ、ワシントンポストなどのイラストレーションを手がける。装画を手がけた作品に、池井戸潤氏の半沢直樹シリーズ、下町ロケットシリーズなど。絵本に『氷河ねずみの毛皮』(宮沢賢治作 偕成社)『あめ ぽぽぽ』『ゆき ふふふ』(東直子作 くもん出版)『あかにんじゃ』(穂村弘作)『いきもの特急カール』(ともに岩崎書店)など。ほかに『チキュウズィン』(マンガ作品 新人物往来社)『木内達朗作品集TATSURO KIUCHI』(玄光社)がある。講談社出版文化賞さしえ賞受賞。


【著者紹介】

野中 柊(のなか ひいらぎ)

1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』(集英社文庫)、『銀の糸』(角川文庫)、『公園通りのクロエ』(祥伝社文庫)、『波止場にて』『猫をおくる』(新潮社)など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』(文春文庫)など、童話に「パンダのポ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784035285809
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

木内達郎さん絵がとても印象的。なかでもキリリとミークがかわいい。この絵を眺めるだけでも楽しいが、野中柊さんの文章が木内さんの絵と相まって素晴らしい世界を紡いでいる。ゆったりとした流れの中に温かい、柔らかいそよ風が吹いているよう。お気に入りのシーンはキリリとミークが初めて会うところ。
 「きみだね?」
 「きみなの?」
 「ああ、ぼくだよ」
こんな会話を描かれたら、もうたまらない。子供が小さかった時に読んであげたかった。

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「気持ちは相手に向かって伝えないと伝わらない」
「気持ちを伝えると必ず伝わる」

大切なこの二つのことを伝えている本です。
紙ひこうきで「ぼくは、ここにいます」
と伝えるキリリ。

ミークはキリリに会いたくて
紙ひこうきではなく、ハーモニカで自分の居場所を伝える。

そんな二人のやりとりが
微笑ましくも焦燥感に駆られながら
ページをめくりました。

木内さんの色使いがとてもきれいで
眺めているだけでも楽しくなる絵本です。

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