ジュマンジ
オールズバーグ 作 村上春樹 訳
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刊行日 2019/12/09 | 掲載終了日 2020/01/20
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内容紹介
ある日、子どものきょうだいが、庭で「ジュマンジ」と書かれたゲームをひろいます。
解説書に、いったん始めたら、どちらかが上がるまでゲームを終えるとはできないと書いてありました。
何のへんてつもないボードゲームだと思った二人は、ゲームを始めます。
サイコロをふってコマをすすめたら、そこに「ライオンが襲いかかる」と書いてあります。 すると、突然、本物のライオンが部屋の中に現れました。
このゲームは、ボードに書いてあることが全て現実に起こってしまう恐怖のゲームだったのです。
何とかライオンを部屋にとじこめ、二人は、早くゲームを終わらせたいため、サイコロをふります。
チンパンジーが現れ、部屋をめちゃくちゃにしたり、突然部屋の中が嵐になったり、サイの群れが突撃してきたりと大変な騒ぎになります。
最後に「火山が噴火」となって、溶岩が入ってきたとき、姉がサイコロをふり「近道をみつける」とでて、ギリギリのところでゲームを終えることができます。
★12月13日、映画「ジュマンジ ネクストレベル」(第3作目)が公開されます。 絵本「ジュマンジ」が映画「ジュマンジ」シリーズの原作本です。
作者のオールズバーグは、この「ジュマンジ」でコルデコット賞を受賞しています。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784751529584 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
ジュマンジは映画でしか見ていませんでした。原作が絵本であることを今回初めて知りました。訳が村上春樹さん。淡々と描かれていますが、ものすごい事が起こっている。解説書って大人でもあまり読まずに「こんな感じでしょ」ってやっちゃうけれど、その油断が引き起こすパニック。命が無事で良かった。子供たちの行動力と勇気に拍手を。これは読者の想像力がモノを言うと思いました。#NetGalleyJP
最後までやり遂げなければ!
読んでいる私も、ハラハラドキドキ。
はじめは、えっ?そんなこと?と驚き疑いながら、このボード盤を見つめる2人と共に、振られたサイコロの目の行方から目が離せない。
このワクワク感と、何故か感じる後ろめたさは、両親が出かける時に言い残した言葉が、子どもの心に呪のように実は残っているから。
それなのに始めてしまったこのゲーム。逃げ出すことは許されない。
村上春樹さんの訳が、読む側の驚きと困惑に寄り添いながら先を導いてくれる。
この本を読んだ子どもたちの感想も聞きたい。
こわいこわい。モノクロの絵柄がまず怖い。映画を以前に見たことがあるので、リアルな展開になる双六だってことがわかっているだけに、ドキドキして、映画ほどじゃなかったとほっとしたけど絵が静かなだけで想像するとやはり怖い。それに不穏な終わり方。ゲームに限らず解説書をよく読まなきゃね。読んだとしても、好奇心の方が勝ってしまうとは思うけれど。
1995年の映画「ジュマンジ Jumanji」は 当時最新のCGが話題で見に行きました。
次々と飛び出してくる動物たち、ライオンのたてがみのなびく様子 わぉ~~~。
すごく面白い映画だったので、原作の絵本を手にとって 逆にビックリ。
・・・モノクロの挿絵があるたった10数ページの絵本。
映画を見た後では物足らない気がしたものです・・・。
とはいえ、クリス・ヴァン・オールズバーグの絵はとても すてき!
ページをめくるたびに どきどきする。
絵本というのは 自分の早さで読めるし、前にもっどたりもできる。 深く味わえるということ。
この本を手にとった子供は、何度も何度もページを繰り、不思議な世界で遊ぶだろう。
今回、復刻版の絵本を見ることができ、感激しました。
モノクロの 数ページの本が あの映画になったとは 驚きだ!
最新映画も見に行きますよ! (*^_^*)♪
あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
『ジュマンジ 絵本とゲーム、映画!』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1152.html
投げ出さずに最後までがんばったジュディーは偉い。
やりかけたパズルをしあげたことがない子どもたちへ向けてのメッセージを感じるし、
絵がリアルでちょっと怖いし、バドウィンさんの子どもたちがゲームの箱を見つけたところで終わるラストにはふおんなものを感じます。映画の原作になるのも納得の大人にも考えさせる内容。
小さい頃に映画で観た本作品。
なぜだか「怖いやつ」だと思っていた。
改めて原作を読んだ上で思い返してみれば、
体の大きい動物がわっと出てきたり、肉食獣に襲われたり、室内で嵐が起きたり、
キーキーうるさいお猿さんの群れやなんか見知らぬおじさん(案内人)がいきなり登場したり、
そういう迫力満載のパニックと得体の知れない不気味なかんじが怖かったのかもしれない。
本書を読みつつ、ああ、こんなだったなと、あのドキドキが甦ってきました。
最後は無事ゴールまでたどり着き、災害や動物たちの襲撃によって荒れ放題だった室内は何事もなかったかのように元通り。
この動と静のギャップもなんだか、ジュマンジの魔力的なものを感じさせてぞくっとしちゃうんですよね。
その後ジュマンジはまた別の子どもたちの手に渡ってしまい・・・ああ、そんなもの拾ったらダメだよ、子どもたち!
これもジュマンジの魔力が子どもたちを引き寄せてしまうのかなあ・・・。
大人になってもやっぱりちょっと「怖いやつ」でした。
いつしか映画で観た記憶
ジュマンジは最後のゴール都市。
ボードゲームの中でライオンやサイ、蛇に溶岩と危険なジャングルを進む。
いつしかサイコロの出た目のマスが現実となり、身に降りかかる。
これは人生である。
選択できない選択肢もあるだろう。
大切なのは選んだ道をどう解釈するか。
訳は村上春樹氏。
絵のタッチがモノクロなのは、誰の思い出にもあるからでしょう。
本が好き!倶楽部
せいちゃん
両親がお出かけで子供2人だけでお留守番。お部屋を散らかしちゃダメって言われても、大人しくしてるわけないでしょ!
家の中で遊んでいるのに飽きちゃって、公園で遊んでいたら「ジュマンジ」という不思議なボードゲームを見つけたんです。
それを家に持帰って遊んでみたら、さぁタイヘン!!
ライオンが出てきて追っかけられる!
大雨が降ってくる!
暖炉の上に大蛇がいる!
あの映画の原作が絵本だったって、初めて知りました。
それにしても、あの絵本を公園に置いて行ったのは誰なんだろう?
その人も2人と同じようにドキドキ、バタバタしたのかな?
『ジュマンジ』
子供たちのボードゲームのお話。
まさかの展開が続き、読んでいて恐怖を感じる物語ですごい!
ハラハラ、ドキドキして、とても面白かったです。
ファンタジーのような、ホラーのような、たくさんのパニックが子供たちの周りで起こり、大人がこの「ジュマンジ」のボードゲームをしても同じ、いや、もっと大変なことが起こるかもしれないと思いました。
読んでいるわたしが「ジュマンジ」のボードゲームを行ったら……
きゃー!という状態になると思います。
読み終えても、また次がある……。
そんな予感がする物語で、ラストまで気がぬけない面白い『ジュマンジ』
映画『ジュマンジ』も楽しみです!!
1984年にほるぷ出版から出ていた作品を、村上春樹氏の新訳で。
ゲームといえばコンピューターゲームである今の子どもたちにとって、サイコロを振るだけのシンプルなボードゲームはレトロだ。白黒の絵もレトロ感を感じさせる。だが、それがかえって新鮮かもしれない。さらに、「ジュマンジ」は、仮想現実にひきこまれるのではなく、仮想現実のほうがこちらの実世界にに現れるゲームだ。より刺激的でもあるだろう。
村上氏の訳は、文章が自然で、そのリズムが物語の起伏に沿っていて読みやすい。
昔、ビデオで『ジュマンジ』を見た。理不尽なまでのめちゃくちゃさがとても好きだった。子供が生まれて、映画が理解できる年頃になってから、一緒に見た。子供と一緒に腹を抱えて笑った。そんな『ジュマンジ』の原作が絵本だったとは知らなかった。読んでみた。1ページ目から派手さを抑えた絵の感じがとても気に入った。読み手の想像力をかきたてる。読み終えてみて、やはり理不尽なまでのめちゃくちゃさが面白いと思ったが、抑制のきいた文体で淡々と描いているところがよかった。静かに語ることで、より「めちゃくちゃさ」や「恐怖」が際立つからだ。見れば翻訳者はあの「村上春樹」ではないか。さすがである。子供はもう絵本など読まない年になってしまったが、一緒に読んで大笑いしてみよう。映画を見た昔を思い出しながら。
映画のジュマンジを読んだことはありません。訳が村上春樹さんなのも興味を引くきっかけでした。挿絵がなんとも不気味に見えて怖かったです。解説を読んでチャレンジできたジュディたちはその点はラッキーでしたね。これを読むと映画版にも興味がわきます。