10にんのせんにん
佐々木マキ
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刊行日 2019/12/06 | 掲載終了日 2020/01/07
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内容紹介
山のてっぺんに、仙人が住んでいた。
ふもとの方から聞こえてくる「うーんうーん」という声に、
山をおりていくと、郵便屋さんが倒れている。
仙人は、自分のひげを9本抜くと、分身の術で9人の自分を作り、
代わりに手紙を届けはじめる。
ラストでは、きつねの子に化かされながら、
お母さんに手紙を届けてみたい、というきつねの子の願いを叶えてあげる。
山のてっぺんに、仙人が住んでいた。
ふもとの方から聞こえてくる「うーんうーん」という声に、
山をおりていくと、郵便屋さんが倒れている。
仙人は、自分のひげを9本抜くと、分身の術で9人の自分を作り、
代わりに手紙を届けはじめる。
ラストでは、きつねの子に化かされながら、
お母さんに手紙を届けてみたい、というきつねの子の願いを叶えてあげる。
おすすめコメント
淡々としたユーモアを貫きながら、あたたかさをも感じさせる作品です!
他に迎合しない独特な作風から、佐々木マキ先生には、子どもからおとなまで、数多くの根強い固定ファンがいます。
淡々としたユーモアを貫きながら、あたたかさをも感じさせる作品です!
他に迎合しない独特な作風から、佐々木マキ先生には、子どもからおとなまで、数多くの根強い固定ファンがいます。
販促プラン
好評既刊『びっくりおおかみ』に登場した仙人が、本書の主人公です。その他佐々木マキ作品とも併せてオススメできます。
好評既刊『びっくりおおかみ』に登場した仙人が、本書の主人公です。その他佐々木マキ作品とも併せてオススメできます。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577047989 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
ゆるい。そして何気ないオヤジギャグ。いつものような毒はなく、ただひたすらに優しい。ペカッとした絵も懐かしい。知らない人でも困っている人には声をかけたり親切にしたりするのが当たり前だった時代が懐かしい。
登場人物や背景の線がはっきりとしていて、見やすい絵本でした。
郵便屋さんの手助けをする仙人は、やさしい性格の持ち主ですね。
分身する仙人が面白い。
「おてまみ れーす」で和みました。
きつねのつねきち君のお手紙にも、和みました。
優しい仙人だ。時代が現代なのに、仙人がいるという発想もおもしろいし、絵もとても優しいんだ。だから、とてもいいですよ。
体調を崩した郵便配達員のかわりに郵便物を配達してやるというのが、とても良かった。いい話しでした。
またまたとても優しい作品でした。せんにん、大好きです。ほんの少しギャグを交え、おてまみれーす、と言うせんにんが活躍。せんにん、大好き。「びっくりおおかみ」以来のファンです。最後はせんにん、なのに化かされて。飄々として愛すべき存在です。#NetGalleyJP
髭を抜いて、たくさんそっくりさんが出てきたところが面白かった
そうです。最後のお手紙の場面も良かったそうです。
佐々木マキさんの絵が好きで、この本もぞんぶんに楽しめます。
これまでたくさんの著作がありますが、どれもおもしろいので
学校図書館にもおすすめしたい著者の一人です。
山の上の仙人は、やまのふもとでうなっている人を発見。行ってみると、病気で倒れた郵便屋さん。配達の途中らしい。仙人は、自分のひげを何本か抜いて分身の術! 9 人の仙人そっくりさんをだして、郵便屋さんの代わりに配達に行かせる。
ほわんとした佐々木マキワールド。とぼけたユーモアに包まれていて、やさしく豊かな気持ちになれる。
後半では、キツネの親子の素敵な関係が見えて、また気持ちがあたたかくなる。こんな風に母親に安心して甘えられる子はとても幸せだ。
せんにんになりたいと思っている私。
山のてっぺんから下りてきて、ゆうびん屋さんを助けたり、子どもの手紙を届けたり、楽しそうでいいなあと思いました。
やまのてっぺんにいるせんにんの絵がとってもいいですね!
●「やさしい仙人」
やっぱり仙人は優しいですね
飛ぶだけでも早いのにさらに9人に分身をつくって
お届するとは……
配達人員が足りない昨今なんて
つまらない妄想をしてしまいました。
その後、残った手紙を渡しに行くときは
歩いていくんだなって思ったところは
必要に駆られないと、そういった便利なことを使わないあたりが
さすが仙人と思いました
狐を見るとどん狐さんで実写がみたいぜって
思ってしまう私はちょっと病気なんだと思います(笑)
最後の手紙の内容が可愛いですね
子どもを膝に抱いて、何回も読みたくなる本。
本のページをめくるリズムと文章のリズムと絵の持つリズムが重なり合って気持ちがいい。
答え合わせはどこにもないけど、郵便屋さんにお髭があるようにみえるのはどうしてなのかなとか、この子はお手紙の中身じゃなくて上手に男の子になれる自分を届けたかったんだなとか、最初のページで男の子が歌ってる歌の空気の流れが、表紙の裏につながってるようにさえみえたりとか、読むこちらの気持ちで、お話がふくらんでいくような感じがするのがとても楽しい。
絵本の醍醐味がたっぷり詰まってます。
あ~おもしろかった!!
佐々木マキさんの不思議世界に再び会えて楽しかったです。
ぶたのたねでも、へろへろおじさんでも、ページをめくるとあっと驚く楽しいモブシーン(集団シーン)があり、そこも楽しさのポイントです。
星5つにしなかったのは、『さばくのくいしんぼ』や『まじょのかんづめ』シリーズのレベルにはすこーし足りない感じがしたからです。
ところで、福音館書店でクリスマスミニ絵本として出された『ふたりのサンタ』『くまのき』『ゆきだるまのクリスマス』は絶版のようですが、フレーベル館さんでお出しになれませんか?
佐々木マキさんの今後のお作についての希望は、
「悪~いわるもの」が悪いことするおはなし、そしてユーモラスにギャフンとなるはなしを、読みたいです❗ということです。最近の魔女とか魔法使いとか、不甲斐なくてイケません。子どもたちには夢のあるわるもの話を提供したいです。
(『さばくのくいしんぼ』は、大人も大喜びでした、蛇足ながら)
また傑作『まじょのかんづめ』の続編が月刊こどものともで出ましたが、ハードカバー化されず世に埋もれているのが悔しくてなりません。1作家につき一点しかハード化しないとの理由のようです。『まじょのすいぞくかん』と『まじょのふるどうぐや』です。フレーベル館さんからお出しになりませんか?(この際『まじょのかんづめ』もフレーベル館さんに著作権が変わると良いのですが!)
なお、佐々木マキさんは人前が苦手で講演会などなさらないという噂ですが、お話しされる機会があれば、聞いてみたいのです。まじょのかんづめシリーズの面白さや、『すんだことはすんだこと』等昔話風作品の翻訳をされていることなど、気になることがじわじわあります…
また佐々木マキワールド、楽しみにしています。