プラスチックスープの地球
汚染される「水の惑星」
監訳/藤原幸一
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刊行日 2019/11/29 | 掲載終了日 2020/09/10
ハッシュタグ:#プラスチックスープの地球 #NetGalleyJP
内容紹介
地球で今、何が起こっているのか?
今や地球は、プラスチックごみに覆われた「プラスチックスープ」になっている。
私たちが向きあうべき現実とは?
私たちがとるべき行動とは?
環境問題の今を考える。
地球で今、何が起こっているのか?
今や地球は、プラスチックごみに覆われた「プラスチックスープ」になっている。
私たちが向きあうべき現実とは?
私たちがとるべき行動とは?
環境問題の今を考える。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
本の構成
第一部
今、地球で起こっていること
1. 夢のプラスチック
2. 浮遊するプラスチック
3. スープから濃厚なスープへ
4.とどまるプラスチック
5. プラスチックで埋め尽くされた惑星
第二部
地球からプラスチックをなくすために
6. プラスチックの芸術
7. 信頼と希望のはざまで
8. 感動を生むアイディア
9. もう時間はない
10. 新しい時代が動き出した
リデュース、リユース、リサイクル(原料、再使用、再利用)
おすすめポイント
・プラスチック問題の「現状」を知り、「これから」を考える未来志向の内容。
・豊富な写真、図版資料で調べ学習に最適。
・SDGsにかかわる内容も充実!
・日本版オリジナルの内容として、日本国内の取組事例も掲載!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784591163757 |
本体価格 | ¥3,800 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
プラスチック製品がどの様に環境に影響を与えているかが、とても分かりやすく書いてありました。言葉も難しくなく、ルビもあり、小学校高学年くらいから読めるのではないでしょうか。
また、見やすい図版が多いこと、プラスチックの環境汚染が身近なこと、対策もまた身近なことから始められるように具体的な事例も書いてあり、調べ学習にも使えます。ぜひ購入したいと思います。
スーパーなどのレジ袋が禁止される地域が出てきた昨今、プラスチックがどのような影響を引き起こしているか興味がある方も多いのではないでしょうか。調べ物学習の際にも、活用できる資料ではないかと思います。
注目した点は、写真が多用されているところです。内容は、プラスチックが海に漂っていくことの問題点や、マイクロプラスチック、プラスチックが世界中に蔓延することによる影響などについてまとめられています。
海洋汚染の話しです。
海だけでなく、土壌、空気にまで蔓延しているマイクロプラスチック。
その有害性とか・・・
地球は、プラスチックごみに覆われた、まさに「プラスチック・スープ」状態です。
と本書では訴えかけていました
プラスチックスープの地球
語感だけでも衝撃的。
本を開くとそこには、衝撃的でありかつ説得力のある写真の数々。
綿棒に絡ませて漂うタツノオトシゴ。
網に絡まって命を落とした海亀。
首輪のように網を絡めて座るアザラシ。
人工物と自然。
そこに存在するのは、理解不可能なモノ=プラスチックによって、生活・生命を脅かされた自然の生きものたち。
そしてそれらの生活や生命を脅かしているのは、私たち人間の日々のいとなみの積み重ねなのである。
生産効率の良さ、ハンドリングの利便性、そして一度きりの使い捨て。
そんな物が地球上で使われ続けたら、どうなるか。予測できなかったのか。それよりも目先の利便性を進歩と捉えて、その道を突き進んだ私たち人類の責任は重い。
否が応でも自覚して行動を起こさない限り、プラスチックスープの地球どころではなく、プラスチック製惑星となって、滅亡の道を進み続けるのだ。
昨今たびたびニュースに取り上げられているプラスチックの環境問題。この本は、プラスチック問題を全般的に取り上げ、様々な角度からその問題の重要なところを説明してくれているので、とても読みやすく、理解しやすかったです。
あらゆる話題が、「何となく聞いたことはあったけど、ちゃんと知らなかった」というような感じで、至る所で納得させてくれる内容でした。(例えば、大量生産されるプラスチック製品、ペットボトル、レジ袋、繊維、化粧品、洗剤などについてや、土壌、海洋、魚、動物、人体などへの影響について)
また、理解を助けてくれるグラフや、深い印象を与えてくれる写真が沢山掲載されており、これも最後まで読むのを飽きさせないポイントとなりました。(一番最初の方の、綿棒とタツノオトシゴの写真も知らなかったので、最初から衝撃を受けてしまった)
しかし、おそらくこの本を読むことで一番重要だったのは、問題の深刻さを理解することと、その解決策が知れる所だったと思います。
深刻さを理解すると、自分が行動しなければならないという意識が高まっていき、また他の人にこの問題のことや本のことも伝えたくなりました。
また、わたしが一番興味を引かれた一つは、世界のアーティストたちのプラスチック問題に対するパフォーマンスやアート作品でした。日本のニュースや自分のSNSのタイムラインでは流れてこないようなユニークな情報で、たくさんメモを取りました。
小学校高学年でも読める児童書ですが、大人でもプラスチック問題を詳しく知らないのであれば、この一冊を読むのが今は一番かも知れません!
本当に出来るだけ多くの人がこの本を読むべきとも思いましたので、本屋さんや図書館の目立つ所に置かれて、度々色んな人が、「この本は最近よく見かけるな」というふうになればいいなと思いました。
この本を読めば、問題をちゃんと深く理解した上で、対策の行動をとることが、生活の上で楽しくなる可能性もあるんじゃないかとも思います。プラスチックを減らすのが苦ではなく、喜びと感じられるような意識に変化できるチャンスです!