アフターマン 人類滅亡後の動物の図鑑 児童書版

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刊行日 2019/08/29 | 掲載終了日 2020/03/26

ハッシュタグ:#アフターマン #NetGalleyJP


内容紹介

人類滅亡後の地球を支配するのは、どのような姿の動物たちか? 「生物学三大奇書」にも数えられる、D・ディクソンの歴史的名著を子ども向けに再編集。科学的考察と、あふれる想像力で描かれる、見たことのない動物たちの驚異の図鑑。

人類滅亡後の地球を支配するのは、どのような姿の動物たちか? 「生物学三大奇書」にも数えられる、D・ディクソンの歴史的名著を子ども向けに再編集。科学的考察と、あふれる想像力で描かれる、見たことのない動物たちの驚異の図鑑。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784052048104
本体価格 ¥1,300 (JPY)

NetGalley会員レビュー

人類が滅亡した5000万年後の動物たちが、リアルなイラストで描かれている。今の自然環境が変わらず進化したらこうなるということらしい。ただ、人類は環境を破壊尽くして絶滅するだろうから、かなり違った生物が生まれているかもしれない。いや人類が絶滅したら環境は、よくなるのかな。スマホの画面では文字が小さくて読むのに苦労した。こういう本は、やっぱ紙で読んだ方がいい。

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「表紙がなんかすごい!」と思って手に取る。
人類が滅亡したあとにそれぞれの環境に適応して進化した動物達の姿を描く。
これは現在生きている動物や古生物、環境や地質色々なことを知っていないと描けない想像力の斜め上をいくびっくりするような図鑑。
人類が滅亡したあとの誰も確認できない未来の話だからこそ何でもありで、頭が柔らかい時に出会っていると受け入れ易いなと思った。

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「人類滅亡後の地球を支配するのはどのような動物たちか?」
 確かにちょっと気になる。これまで考えたことがなかったけど、どういう動物が生き残ってゆくんだろう?
 本書は科学的な考察を元に「きっとこういう動物たちが跋扈しているに違いない」と著者が想像した予想図鑑。一つ残らずヤバイ。こんなこと考えてる著者もヤバイ。読み進めるうちに、あまりの緻密さに実は本当にいるんじゃないかと錯覚し始めた。奇書と言われているらしいが納得。
 人間以上に過酷な環境で生きる動植物の方が著者の想像通りさらなる進化を遂げ、人類滅亡後の地球でのびのびと生きるだろう。その様子を見られないのはやっぱり残念だと思うので、人類が好き勝手せず持続的共生できるようにしたいなどと思った。
 児童書のようだが、大人にも手に取ってもらいたい。著者の素晴らしい想像力と創造力に込められたメッセージを受け取ってほしい。

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人類が滅亡したという設定で、五千万年後の地球には、どのような動物たちが住んでいるのかという図鑑なのであるが、これは見ているだけで面白くて、図柄だけだが二周見た。なるほどという進化過程である。よく出来ていると思う。

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オーストラリア大陸がユーラシア大陸とくっつくという仮定は個人的には、どうかなと思いました。むしろ著者とは逆に温暖化で五大陸の一部は水没、水棲生物が増えるのではないかと思います。
気候、植生が大きく変わらないという前提ですが大型の個体は淘汰される点については同意ですが、進化した動物たちが、恐竜然とした形態に進化するのはちょっと…
恐竜が好きな子どもたちには想像力を喚起していいかもしれません。

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人類滅亡後にどんな生物が生まれるか・・・もっとSF色の強いものを想像して読み始めましたが、現存する動物に近い形のものが多く、科学的な考察もあり、なるほどと思う生物が多く登場しました。
表紙に描かれているナイト・ストーカーは本書の中では最も奇抜な部類だと思います。
児童書版ですが、小学校低学年にはちょっと難しいかなと感じます。

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読んでいて、あれ?不思議!と思う。
人類以後なのに、この本は誰が書いたの?って。

そのくらい、リアルなのだ。
しかも、多様な環境下でそれぞれが対応しながら、工夫を持って生き残っていくための姿と機能を想像して創造することの面白さ。

生きものの観点は、敵への対応と、子孫を残すこと。なかでもパカウス諸島のテラテイルに至っては、尻尾が蛇の擬態、ベーツ擬態をして身を守る。なんと豊かな進化ぶりだろう。

レムーリア島の、ティックバードは水牛のようなクレフトバック・アンテロープの背中の隆起の間に巣を作り共生する。

自分ならどんな想像をして、どんな仮定のもと、どのように考えるだろうか、などと思うだけでもとても楽しい。

絵がリアルなのがまた実在への期待をついしてしまう。

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本書は1冊まるっと知らない人の想像100%で出来ている本で、子供向けに編集しなおしたもの。
テーマは人類滅亡後の地球生物の図鑑だ。
しかし、雑学本的なくだらない本を想像してはいけない。
ページをめくると、最初に人類滅亡後の地球についての持論展開のあと、
気候などで分けられた各ブロックの環境と、そこに住む動物たちの詳細な解説が緻密かつ豊富なイラスト
で矛盾なく論じられていて、本当に生物図鑑そのもの なのだ。
テナガザルのようなネコ科動物、1mもあるフクロウの仲間、洗濯板を頭に貼り付けたような哺乳類、二足歩行するトカゲなど、びっくり面白い姿の動物たちが目白押しです。
ここまでくれば、想像力(笑)などとはバカにできない。さすが生物学書三大奇書の名に恥じぬ本だ。
とかく現実では正解ばかりを探して回らないといけないけれど、想像の世界ではそんなことどうだっていい。
誰かが用意した答えなんかいらない。間違ってるんじゃないか、こんなこと言ったら馬鹿にされるんじゃないかと気に病む必要はない。
強いて言うなら、全て自分の想像が答えでかまわない。
全世代OKのロマンあふれる本ですが、特に、かつての子供だった大人に超おすすめです。

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5000万年後、人物の絶滅を踏み台にして生まれた世界。その時地球を跋扈している動物図鑑とのこと。現代では考えられないおかしな形に進化した動物達を笑い飛ばし、想像の世界と侮ることはできない。大陸がどう動き、どこが衝突して陸続きになり、あるいは孤立したのか。出来上がった山脈などにより気候はどう変わったのか。人類時代に住んでいた動物たちがその気候に適応し生き残るためにどんな変化を遂げたのか。みてきたように語られるそれは思わず5000万年後の書物がここに現れたような錯覚を覚える。
表紙絵のようなリアルなイラストでいっぱいの図鑑を堪能した後は、児童書とは思えないほどしっかりとした進化の説明が待っていた。細胞遺伝学、自然選択、更に過去の生命の起源からの説明は「児童書版」とはいえ、大人の私でも十分に専門的に感じた。印象深かったのは地球がほかの天体と衝突したら、という考察。5000万年後を想像するよりも私にはリアルに思える。
「生物学三大奇書」のひとつに数えられる本とのこと。このような再構築したやさしい形ならば手に取りやすく、多くの人が楽しめると思う。想像以上に面白かった。

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