ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない
神戸遥真/作 井田千秋/絵
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刊行日 2019/10/21 | 掲載終了日 2021/09/30
ハッシュタグ:#ぼくのまつり縫い #NetGalleyJP
内容紹介
「好きってことは、だれにも秘密」のはずだったのにー! かくれ手芸男子がほんとうに好きなことに向きあうまでの物語。人気シリーズ第一弾!
「おねがいしますっ!」
針を持ってた手をひしとつかまれ、「ひぃ」って小さな悲鳴がのどからもれた。
「助けてください!」
ケガでサッカー部の練習を休んでいた針宮優人は、クラスメイトの糸井さんによって、強引に被服部の助っ人にされてしまう。被服部にいたのは、空気を読まない糸井さん、明るく大胆なマスミン先パイ、男子は断固拒否(!)なサンカク先パイの3人だった。
じつは、裁縫が大好きで、得意だったことを見破られた優人は、文化発表会用のドレス作りにまきこまれていく。
ケガを心配して、復帰を待ってくれているサッカー仲間のカイトにはいいだせないまま、被服室に通ううち、優人は、手芸が大好きなのに、一方でそれをはずかしいと思う自分の気持ちにむきあっていく。
ほんとうに好きなことに正直になりたい、手芸男子ストーリー!
おすすめコメント
【編集者より】
ひとにはいえないけど、大好きなものってありますか?
この本の主人公、針宮優人は、裁縫やかわいいものが大好きな手芸男子。しかし、それを隠してサッカー部に所属しています。
自分が好きなものを隠すのは辛い、でもそれを話したら、からかわれるかもしれない。揺れ動く優人は最後にどんな決断をするのでしょうか。
軽快なテンポと展開で、少年の揺れる気持ちを繊細に描いた作品です。
【編集者より】
ひとにはいえないけど、大好きなものってありますか?
この本の主人公、針宮優人は、裁縫やかわいいものが大好きな手芸男子。しかし、それを隠してサッカー部に所属しています。
自分が好きなものを隠すのは辛い、でもそれを話したら、からかわれるかもしれない。揺れ動く優人は最後にどんな決断をするのでしょうか。
軽快なテンポと展開で、少年の揺れる気持ちを繊細に描いた作品です。
販促プラン
作 神戸遥真(こうべはるま)
千葉県生まれ。第5回集英社みらい文庫大賞優秀賞受賞。著書に「ぼくのまつり縫い」シリーズ(偕成社)、『スピンガール!』『休日に奏でるプレクトラム』(メディアワークス文庫)、「この声とどけ!」シリーズ、『ウソカレ!?』(集英社みらい文庫)、「恋ポテ」シリーズ(講談社・日本児童文芸家協会賞受賞)などがある。
絵 井田千秋(いだちあき)
イラストレーター。書籍の挿絵、装画などで活躍中。装画を手がけた作品に「ぼくのまつり縫い」シリーズ、『休日に奏でるプレクトラム』『今日は心のおそうじ日和』、著書に『わたしの塗り絵 POST CARD BOOK 森の少女の物語』などがある。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784036491209 |
本体価格 | ¥900 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
勇気を貯められる‼️好きなことを好きって言えない空気に諦めてた昔の自分に読ませたい‼️一度傷ついてしまった心ならなおさら凄く不安に怯えてしまうけれど、こうあるべきとか常識とか自分で縛るのを止めてみよう。自由に羽ばたいてほしい願いがこもった素敵な本です。
内容紹介にひかれて読みました。
お裁縫が好きな男の子。
それを周りに知られたくない気持ちが本当によく伝わってきました。
これは男の子、これは女の子っていう長年の固定概念があるからだなぁと思いました。
お裁縫でないにしろ、自分の好きなことが恥ずかしくて言えないことってあると思います。
私も中学生の時、クラシックが落ち着いて好きだったりアニメが大好きだったりしましたが、クラシックは地味、アニメはオタクかなぁとあまり好きだなんて言えなかったです。あの時、一緒に話したりする仲間がいたら楽しかったなぁと思うし、もしかしたら他にも好きな人が周りにいたかもと思うと、人生の楽しさが変わったと思えます。この本を読むと改めてそう思うし、良い仲間に出会えることは大切だし、その為に、自分の勇気が必要なんだと感じました。
表紙が可愛いく私も好きですが、もしかしたら可愛らしいので、男の子は手に取りにくいかもしれません。男の子にも読んで欲しいなと思うので、抽象的な表紙でもいいかなと思いました。(本のお話はまさにこの概念が問題なんだけど(笑))
とても面白かったし、良いお話しだったと思います。沢山の方に読んでいただきたいです。
とても良かったです。好きな事が出来ない、それを伝える事も出来ないって苦しかっただろうなぁ。男の子だから「サッカー」でなくたってもいい。好きな事を好きって言える環境、人と違っていてもそれを受け止めてくれる環境があるのは本当に大切。ジェンダーに触れられている事もとても印象的でした。