お絵かき禁止の国

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刊行日 2019/06/10 | 掲載終了日 2019/06/09

ハッシュタグ:#お絵かき禁止の国 #NetGalleyJP


内容紹介

アキラがキスをしてくれた! でも本当にあたしのこと好きなのかな? だってアキラは……。
第59回講談社児童文学新人賞佳作受賞作!


ハルは中学3年の女の子。彼女には好きな子がいます。それはアキラという同級生の女の子! 
アキラを好きになったことで、ハルはうすうす感じていた自分の気持ちを確信します。

やっぱりあたし、女の子が好きなんだ。普通じゃない、と思う。世の中にそんな人がいることは知っていたけど、まさか自分が、そうだったなんて!
アキラを好きになったことで悩みはじめるハルでしたが、やがて、ハルとアキラの関係が周囲に知られることとなります。
そしてハルは、両親に自らのことを打ち明けますが……。

アキラがキスをしてくれた! でも本当にあたしのこと好きなのかな? だってアキラは……。
第59回講談社児童文学新人賞佳作受賞作!


ハルは中学3年の女の子。彼女には好きな子がいます。それはアキラという同級生の女の子! 
アキラを好きになったことで、ハルはうすうす感じていた自分の気持ちを確信します。

やっぱりあたし、女の子が好きなんだ。普通じゃない、と思う。世の中にそんな人がいることは知っていたけど、まさ...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。


おすすめコメント

第59回講談社児童文学新人賞佳作を受賞した長谷川まりる氏のデビュー作です。
明るく軽妙な筆致ながら、レズビアンというセンシティヴなテーマに真摯に取り組み、 「普通とはなにか」という普遍の問題を読者に問いかける意欲作。
 LGBTをめぐる問題が社会の注目を集める昨今、若い読者にぜひ届けたい一冊です!

第59回講談社児童文学新人賞佳作を受賞した長谷川まりる氏のデビュー作です。
明るく軽妙な筆致ながら、レズビアンというセンシティヴなテーマに真摯に取り組み、 「普通とはなにか」という普遍の問題を読者に問いかける意欲作。
 LGBTをめぐる問題が社会の注目を集める昨今、若い読者にぜひ届けたい一冊です!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065160916
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

同性の女の子を好きになったハル。自分のセクシャルマイノリティーを自覚するまでのモヤモヤや苦悩。好きな人と一緒に居る時のドキドキや喜び。友達や家族にカミングアウトをする時の恐怖や悲しみ。沢山の感情が目まぐるしく展開して、これぞ思春期だなぁと思いました。
シンプルな文章だからこそ、ハルや周囲の人たちの気持ちがストレートに胸に刺さる。普通ってなんだろう?改めて考えさせてくれる一冊です。

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題名から「美術系の作品なのかな」と思っていたが、予想を裏切られた。
しかし途中で、なるほど確かにこの題名でしっくりくると思わされた。
最近何かと話題になるLGBTを、誰も傷つけることなく書いていてやさしい世界だと感じた。
主人公の周り(お父さんは外す)が柔軟で理解力のある人達で良かった。この先も臆することなくどんどん恋してほしい!!

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同性を好きになった主人公ハル。自分は普通ではないのかもしれないと疑問を抱き苦悩するハルに寄り添う友人や、共に考えようとする家族の温かさに心打たれました。会話調で語られる文章が読み易く、感情の浮き沈みなど思春期特有のキャラクター心理が繊細に描かれています。

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●「境界線ってなんだろう?」

すごく良かった。
そして淡くて、切なかった。

文章は語り調なのですいすい入ってくるし、
そして、時間の流れもすごく
いい配分で、読んでいて楽しかった。

やっぱり、この人生背景のせいっていうところも
あるのだろうけれども

それが全く違う人生背景であっても
私は良かったって思える、言える人になろうと思った

だって十人十色で誰にも他人の人生を
略奪する権利なんてないんだもの。

ふむなかなか心がいろいろと動かされる本でした

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中学3年生のハルという女の子が同級生のアキラっていう女の子に恋しちゃうお話。
ただの仲の良い友達とか憧れじゃなくて恋なんだってことがだんだんわかってくる。ドキドキする様子とか一人で悶々とするところとか真っ赤になるところとかに、ああほんと、普通に男の子を好きになるのとおんなじ気持ちなんだって思った。ハルを応援したくなった

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中学3年生のハルが同性のアキラに恋をし、自分は女の子が好きなのだと自覚する。アキラとの関係がクラスメイトに知られ、両親に打ち明ける。周りの反応は様々だが、理解し味方になってくれる人もいて、周りの人のそれまでとは違った一面も見えてくる。軽いタッチで読みやすいが、普通とは何かを考えさせられる作品。

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ただでさえ、ドキドキして甘酸っぱい思春期の恋。主人公ハルが恋したのは、同性のアキラだった。

純粋に人を好きになることの苦しさ、切なさが、軽い語り口とは相反して伝わってきた。

児童文学だからこそ、まだいろいろな先入観のない頃に読んでもらいたい作品。
もちろん、LGBTに抵抗のある人にも、何ら特別なことではないと言うことに気付くきっかけになるのでは、と思った。

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中学三年生のハル。クラスメートを好きになった。
とても素敵なことのはずなのに、どうして普通じゃないって言われてしまうのかな。
それは好きになった相手が同性のアキラだから。
この気持ちは、いけないことなの?ごまかさなくちゃいけないものなの?

海外ではたくさんのティーン向けのLGBT小説が出版されているけど、ようやく日本でも、こういう小説が出版されるようになってきてうれしい。
主人公のハルは、漫画を描くのが好きな普通の女の子。
クラスで仲良くしているグループメンバーもアニメや漫画が好きな子たち。
そしてハルが好きになったのは、男女問わずに人気があるアキラ。
誰かを好きになるのは自然なことだし、それが同性だろうと異性だろうと違わないはず。
実際にこういう気持ちを抱えて悩んでいる生徒がいると思うし、その周りの人たちにも読んでもらえればと思う作品です!

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