すきって いわなきゃ だめ?

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刊行日 2019/05/21 | 掲載終了日 2019/05/19

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内容紹介

人気作家が恋をテーマに絵本に挑む新シリーズ、創刊!

恋愛観や結婚観、ジェンダー観などが変わりつつある今。

プリンセスストーリーではない、“人を好きになる”という純粋な気持ちの肯定と、現代の感覚に響く恋を絵本で描いたシリーズが誕生しました。

これから恋を知る人、今恋をしている人、かつて恋をしていた人へ贈る珠玉の絵本です。


『すきって いわなきゃ だめ?』辻村深月・作/今日マチ子・絵

◆ストーリー

「すきなひといないの?」とみっちゃんにきかれた。

わかんないっていったけど、ほんとうはこうくんがすき。

辻村深月と今日マチ子が描く、みずみずしい「好き」の風景。


◆作者プロフィール

辻村深月 (つじむら・みづき)

1980年山梨県出身。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2018年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。


今日マチ子 (きょうまちこ)

漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」の書籍化が話題に。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた『cocoon』は「マームとジプシー」によって舞台化。2014年に手塚治虫文化賞新生賞、2015年に日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞。短編アニメ化された『みつあみの神様』は海外で23部門賞受賞。近著に『センネン画報 +10years』『もものききかじり』『ときめきさがし』など。


瀧井朝世(たきい・あさよ)

1970年東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。WEB本の雑誌「作家の読書道」、『きらら』『週刊新潮』『anan』『クロワッサン』などで作家インタビュー、書評などを担当。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーンを務める。著書に『偏愛読書トライアングル』『あの人とあの本の話』。


◆「恋の絵本」シリーズについて 瀧井朝世

小さい頃、わたしのまわりには、たくさんの「お姫様が王子様と結婚してめでたしめでたし」という物語がありました。それは遠回しに、女の子は男の子に守られるものだ、富と地位を手に入れることが幸せとなのだ、という価値観を植え付けるものであったのではないかな、という気がしています。

一方、幼稚園や小学校では、「みんな好きな人がいて当然である」「好きな人がいるなんてなんだか恥ずかしい」という、矛盾した空気がありました。

だから私は、「好き」をめぐる悩みや疑問があっても、誰にも打ち明けられませんでした。 そんな時に、自分の気持ちに寄り添ってくれ、自分を肯定する一助になってくれるもの――たとえば絵本――があったらよかったな、と今では思うのです。

恋愛を描いた名作絵本はこれまでにもあります。ただ、恋愛観や結婚観、ジェンダー観が変わりつつある今の世の中で、「好き」という素朴な感情を肯定しつつ、現代の感覚に響く恋の絵本があってもよいのではないか。 そんな思いから、このシリーズは生まれました。

この人ならそんな話を書いてくれると信頼する作家陣、作家の世界観を豊かなイマジネーションで可視化してくれると確信する画家陣が、参加を表明してくれました。

子どもたちの気持ちの傍らにいてくれるものであると同時に、大人にとっても、今も心の中にある痛みや切なさに響くもの、慰めや励まし、ときめきにつながるものが出来上がったと自負しています。ぜひ、ページをめくってみてください。

人気作家が恋をテーマに絵本に挑む新シリーズ、創刊!

恋愛観や結婚観、ジェンダー観などが変わりつつある今。

プリンセスストーリーではない、“人を好きになる”という純粋な気持ちの肯定と、現代の感覚に響く恋を絵本で描いたシリーズが誕生しました。

これから恋を知る人、今恋をしている人、かつて恋をしていた人へ贈る珠玉の絵本です。


『すきって いわなきゃ だめ?』辻村深月・作/今日マチ子・絵

◆ストー...


おすすめコメント

辻村深月と今日マチ子が描く、「好き」の風景!

・ラスト1ページに驚きと感動が待っている!

・絵の今日さんは、主人公をたくみな構図と繊細な心理描写で 見事に描き、ラストの驚きにつなげています。要注目!


◆恋の絵本シリーズ(全5巻)概要

シリーズ監修:瀧井朝世

体裁:A4変型判/各32頁/ハードカバー

定価:各本体1,500円+税

対象年齢:5、6歳~一般

ラインナップ

①『すきなひと』桜庭一樹・作/嶽まいこ・絵/瀧井朝世・編 2019年5月刊 

②『すきっていわなきゃだめ?』辻村深月・作/今日マチ子・絵/瀧井朝世・編 2019年5月刊  

③『まっくろいたちのレストラン』島本理生・作/平岡 瞳・絵/瀧井朝世・編 2020年刊行予定

④『こはるとちはる』白石一文・作/北澤平祐・絵/瀧井朝世・編 2020年刊行予定

⑤『タイトル未定』村田沙耶香・作/米増由香・絵/瀧井朝世・編  2020年刊行予定

辻村深月と今日マチ子が描く、「好き」の風景!

・ラスト1ページに驚きと感動が待っている!

・絵の今日さんは、主人公をたくみな構図と繊細な心理描写で 見事に描き、ラストの驚きにつなげています。要注目!


◆恋の絵本シリーズ(全5巻)概要

シリーズ監修:瀧井朝世

体裁:A4変型判/各32頁/ハードカバー

定価:各本体1,500円+税

対象年齢:5、6歳~一般

ラインナップ

①『すきなひと』桜庭一樹・...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265022427
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

恋愛の多様性、その感情の不可思議さ、さらには同調圧力への反発もあって、クラシカルな恋愛の呪縛から解き放たれるまさに現代的な恋のお話。
たった32ページの絵本だが、メッセージ性と共感性と読み応えがある作品です。
こんな本を子どものときに読んでいたら、どれだけ恋愛への意識が変わっただろうか。

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好きになるって こうゆうこと? わぁ、初恋ってこんな感じだよねー。そんなお年頃♡
なんて 思いながら 読み進めて ラストに 「えっ?! そう来たか!」と、思わず声に出ていました。
たしかに こんな風に 「すきって いわなくきゃ だめ?」って思ってるコいるだろうなぁ〜。私が気づいていないだけで…。

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この作品を読んで、胸が熱くなって涙が出てきた自分にほっとしました。人を好きになる心理をここまで純粋に描いてくれた辻村さんと今日さんに感謝します。これから色んな形の恋をするであろう子供にさりげなく読ませたい1冊です。

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初めて人を好きだと思ったのはいつだっただろう?遥か遠くの記憶を手繰り寄せたら、そういえば私達が小学生の頃も「誰が好き?」「○○くんが○○ちゃんのこと好きなんだって」っていう会話がよく飛び交っていたなぁ。

好きな人が嬉しいと自分も嬉しい。好きな人が悲しいと自分も悲しい。そんな純粋な思いに気づかされました。辻村さんの優しく語りかけるような文と、今日マチ子さんのふんわりしたタッチの絵がぴったりで心地よくて何度も読み返しました。

人が人を好きになることを素敵なことだと思えるように。そして誰かに話したくない大切な気持ちがあることに気付いて寄り添ってあげられるように。これから恋を始める年代の子どもたちがこの本を読んで、優しい気持ちを育ててほしいなと思います。

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好き。お父さんが好き。お母さんが好き。兄弟が好き。姉妹が好き。友だちが好き。一緒にいると楽しい。一緒にいると悲しいことだって乗り越えられる。その人が苦しい時には力になりたい。好き。好き。いろんな好きを味わって、大切な人を見つけてほしい。

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小学生の間でも告白が流行ったりするそうです。そんな中で好きな気持ちというのは個人のものだと気付くきっかけになりそうな絵本です。

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暖かい気持ちになるおはなし。 誰もが一度は通るであろう“想い”に そっと背中を押してくれるような1冊。
大切な想いは、あなただけのもの。 親子で話せるきっかけになるような作品かと。

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たった19ページの絵本なのに、あっ!と言わされる展開。さすが辻村深月さん…。
途中までは小学生の読み聞かせにもいいかなぁと思っていたけど、これは余韻を大切に楽しむべき本だから、 一人でじっくり向き合って欲しい。

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●「いやいやいや 深すぎる」

いやすごい深い話でした

序盤を読んでいるときは
なんか、そのタイトルの部分で内容を
判断していたので、

あ、私の娘もそろそろそんな時期かも
しれない

そっとベットに本を置いておこうかななんって
思ったのですが

あれ?おかしい

いや、今の時代、そういう反応したら逆に
おかしいのかもしれないですが
最後に、えってなって
間違いなく私の心にすごくすごく深くささった……

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絵本ですしさくっと読めます。普通の話かなと思っていたら、最後やられました。アンコンシャスバイアスは誰でも持っているとは分かっているものに、まさかこの本で認識させらるとは思ってもみませんでした。

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初めて家族ではない誰かを大切に思う気持ちを、なんと名付けたらいいのかすらわからない、そんなとうの昔に忘れてしまったくすぐったいような甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる作品。
主人公と一緒にどきどきして、心がきゅんと痛くなって…最後の一行で自分の中の固定概念を引っくり返された。
今日マチ子さんの絵が物語の世界観をより引き立てていて、読後感の余韻に浸らせてくれる。

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えっ?どゆこと?それはたぶん友情じゃなくて恋心。そして…わー、初恋に凄く戸惑う。

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辻村深月さん作の絵本ということで読んでみたら、これはすごい⤴⤴
小説でも、多感な年頃の心情を見事に表現する作家さんだと感じていましたが、この短い絵本の文章でこんなに伝わってくるなんて··· そして、最後まで読んで思わず「そうなのね!」と声が出ました。
今日マチ子さんの絵もじっくり見ながら読み直しました。絶妙です。
多くは語れませんが、とにかく読んでみて!

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恋の絵本シリーズ2冊目。子供のころの初恋の戸惑いや甘酸っぱい想いを描いている。と、思ったら、ラストにエッ⁈ さすが辻村さん。単純には終わらせません。

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辻村深月さんの絵本ってどんなかなとすぐに読みました。
文も絵もとってもいいです。
このシリーズのこれからが楽しみです。

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絵がシンプルだが、親しみやすい。
直木賞作家が、絵本の文を書いているとはなんて贅沢なんだろう。
色々解釈できて、読後の余韻も楽しめる本である。
絵本好きはもちろんのこと、辻村ファンにとっても必読の絵本。老若男女におすすめしたい。

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誰かを大切に思う気持ちを表現するのか、心の中に大切にしておくのか。どちらにしても、自分でよく考えて決めるところがいいなと思いました。
好きという気持ちは自由なものだということが当たり前になる、その一歩になる一冊だと思います。

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これは、まさかのラストにキュンと切なくさせられました。「初恋」の甘酸っぱさ、ドキドキソワソワ感、戸惑いに微笑ましく読み進めていて、ラストに語り手が明らかになった時の驚きと切なさ。それからストンと納得いく感じ。上手い!さすが辻村深月さんだと思いました。
こういった「恋愛」をテーマに絵本を作るというのは、ちょっと挑戦的だと思います。ターゲットをどこに据えるべきなのか、大人?子ども?果たして既存の絵本売り場では難しいのでは?と、現実的なことも悩みながら、でもこれはぜひ挑戦してみたいシリーズだと思います。
初回の辻村さんがこんなに惹き付ける作品に仕上げてこられたのだから、これから続く方々も楽しみで仕方ありません。

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小さな子からおばあちゃんまでの、女子におすすめの絵本。
好きっていう気持ちが辻村深月さんらしくかわいく描かれた絵本です。

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「すき」ってどういう感じなのかまだわからなくて、この気持ちって何だろう?って自分の気持ちに戸惑う。その人の嬉しい言葉にキュンときて一気に心が晴れやかになり喜びに溢れたり、他の人と両想いになるのを想像すると胸が痛くて苦しくなったり…。それってすきなんだよ。本当にすきな時しか切ない胸の痛みを感じないから。最後は少しドキッ。とても瑞々しくわかりやすく恋する気持ちを辻村深月さんの文章と今日マチ子さんの透明感のある淡い色調の絵で紡がれる。初めて人をすきになる気待ちを丁寧に優しく描かれる絵本。#NetGalleyJP

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好きと向き合うココロのバランス

「.好き」と言葉にすればなにかが壊れそうだった。僕にも苦い思い出はたくさんあり。もちろん今だって…そんな気持ちでいることは難しくない。いつしか大人になり「嫌い」を数える方が多くなった。見落としてはならないのは「嫌い」に隠れた「好き」の存在である。時は令和。早い時代の流れで、その時に感じた感情にフォーカスする。
絵本から読み取れる時間は主観的である。きっと今の僕なら「好き」と伝えるだろう。

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好きな子には「好き」ときちんと伝えようというのがクラスで流行っていた。
初恋を思い出しつつ、好きっていう勇気が出ない子もいるよねと思いながらほのぼの読んでいた。
さすが、辻村深月さん!!
そんなラストが用意されてるなんて!
深いなあ。余韻を残す絵本になりました。

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作・辻村深月×絵・今日マチ子がコラボした絵本は、子供のころの「すき」って気持ちが瑞々しく描かれていて、なんだか甘酸っぱいな~っと思っていたところで、変化球が飛んできた。「すき」な気持ちはその人だけのもの。無理に人に言わなくってもいい。心に秘めていて構わない。そして誰を好きになってもいい。色んな好きや恋が存在することが知れる絵本は、子供にも大人にもおすすめだ。

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まだ『すき』という気持ちがわからない。一緒にいたいと思う、他の子に取られるのは嫌、やさしい言葉をかけられると頭が痺れるくらい嬉しい、こういうのが『すき』なのかなと、初めての恋に戸惑うみずみずしい気持ちが愛らしい。あえて、この気持に名前をつけなくてもいいのかな、可愛くて優しい絵本だと舐めてかかると意外に深い。今日マチ子さんの絵もまた素敵で文章と見事なコラボレーションになっていた。

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好きって何なのか?淡い恋心を思い出させてくれる作品。恋愛や友情など、誰かを好きになる権利はみんなにあるもので、個人の自由なんだと再認識できた。小学生低学年にオススメしたい絵本です。

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絵本の中で相手に「好き」って言うのは女の子です。
小学校の高学年は、男の子より女の子の方が大人っぽいですよね。

あっちゃんに言われて自分の気持ちは本当に「好き」なのか?
好きを相手に伝えないと本当の好きではないのか?
思うだけはだめなのか?
主人公の気持ちが痛いほど伝わってきます。

主人公が悩んでしまうのには、ある理由があるからなんですが…。

人は恋をします。
相手を「好き」と思う気持ちはとても大切で
気持ちが募ると相手に伝えたくもなります。

不思議と自分の気持ちを伝えるだけでは満足できません。
相手が自分のことをどう思っているのか、が気になります。

「好き」って伝えることでせっかく雰囲気が良い今の関係が壊れたらどうしよう。
嫌われたらどうしよう。
そんな切ない気持ちが伝わってくる絵本です。

恋をしている人もこれから恋をする人も
かつて恋をしていた人にも
読んで欲しい絵本です。

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「好き」って思うか思わないかは自分の自由。
「好き」って言うか言わないかも自分の自由。
相手が人にしろ物事にしろ、自分の気持ちをはっきり言葉にして伝えるのは確かに大切だけど、それは強要される事ではないと思います。
「流行っているから」という理由に勇気を貰う人もいれば、「流行っているから」踏み止まる人もいるでしょう。
言葉にされない理由があるのかもしれないという可能性に気付けるようになりたいな、と読んでいて思い、そして自分の先入観に気付かされる作品でした。

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人気作家が恋をテーマに絵本に挑む新シリーズ、だそうです。学校ですきなひとに「すき」っていうのがはやってる。主人公は、「すき」という気持ちについて、一生懸命考えます。ほんとうはこうくんがすきだけど、すきって言わなくちゃだめなの?今日マチ子さんの絵が、子供たちとともに好きという気持ちを瑞々しく描き出していて、とてもよかったです。そしてラスト。読み手がはっとする展開は、さすが辻村さん、と感嘆しました。辻村ファンの大人にとっても満足できる一冊ですが、これから恋をするこどもたちにぜひ読んでもらいたいです。すきって本当に素敵なことなんです。

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ページ数は多くはないのに「すき」という気持ち、すきという気持ちへのとまどいがこんなにも心に響き伝わってくるなんて。すきになると姿を探して見てるだけで、どきどきしたり、嬉しくなったり、相手の気持ちが気になり悲しくなったり。とてもピュアな子供の頃のすきの気持ちを思い出してしまう。でも、すきって感情は大人になっても同じかもしれないなぁ。大人が読んでもキュンとなる。誰を好きになったって自由。心は自分だけのものなのだから。ラストは、うん。そうだよ!と言ってあげたくなる。とても素敵な絵本でした。

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辻村深月さんの文書のみずみずしさ。
絵の雰囲気とばっちりあっているし、理科室のガイコツ、地面に降り注ぐ雨、それらを含めて全て読む側の感情も引き出してくれる。

ラスト。驚きますか?
普通のことだよね?ってみんなが思える世の中でありますように。

子どもたちが大好きな本棚にそっと並べておこう。一人一人の心に響くこの絵本を。

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「好き」という気持ちが素直に表現された、新しい時代の恋の絵本。今日マチ子さんの絵も可愛らしい。この恋心をみんなが素直に受け入れられたら、素敵な時代になるんじゃないかな。

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さすが辻村深月先生。
好きな人を思い一喜一憂する気持ち。だれもが経験しただろうこのフワフワやチクチクがキラキラした文字になって瑞々しく伝わってきます。

そしてさすが今日マチ子先生。
ランドセル。これだけですべてが分かってしまうなんて!
このタイトルがこんなに重い言葉だったなんて!!

「ちょっとちょっと!これ読んで!いいから全世界の人はこれを読むべき!」と叫びたい。

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児童書ですが、大人にも読んでほしい作品です。女の子は王女様を待っている、男の子は強さや守る立場という、幼いころからの刷り込みが、その後の固定観念につながるのだと思いました。

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ただ、ただ好き。悲しくなったり、嬉しくなったり、1つ1つの感情が純粋で眩しかったです。多様な生き方や価値観のある現代に寄り添った内容も素敵。
柔らかくて優しい挿絵も、文章によく合っていて良かったです。
不思議と余韻が残る絵本です。

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いろんなすきがあっていいんだよね。きっと、どんなすきも本物のすきだと思う。

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小学校なんかでたまに発生する告白ブーム。
主人公は、自分の想いを伝えて嫌われてしまったらと考えると怖くて、じっと「すき」を胸にしまいこんでしまっている。
けれど「すき」を口にださないからといって、その気持ちが他の人よりも軽いわけではないと、少し背中を押してくれる絵本。
ラストにはミステリー作家らしい仕掛けもあり!

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