オバペディア
田丸雅智
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2019/05/07 | 掲載終了日 2019/05/14
ハッシュタグ:#オバペディア #NetGalleyJP
内容紹介
5分で心揺らされる!!
気鋭のショートショート作家が紡ぐ、珠玉の18篇!
《収録作品》
くじ物件/ 記憶の喫茶/ 矢印の街/ 十郎/ 採集電車/ 甘海、甘魚/ プレミアム地方/ 新入社員/ 赤ちゃんエクスプレス/ 黒い犬 / メリー/ 言葉の蛇口/ 星の申し子/ 白い 犬/ あの日の花火/ オバペディア/ 雪解け のカクテル/ バルーンケーキ
5分で心揺らされる!!
気鋭のショートショート作家が紡ぐ、珠玉の18篇!
《収録作品》
くじ物件/ 記憶の喫茶/ 矢印の街/ 十郎/ 採集電車/ 甘海、甘魚/ プレミアム地方/ 新入社員/ 赤ちゃんエクスプレス/ 黒い犬 / メリー/ 言葉の蛇口/ 星の申し子/ 白い 犬/ あの日の花火/ オバペディア/ 雪解け のカクテル/ バルーンケーキ
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784267021848 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
ショート・ショート界のホープとなって久しい田丸雅智さん。
読者の想像力と連想力をかきたてる、目次のタイトルセンスは言わずもがな。
明暗のオチに至っては、そう簡単な所に着地しない。
『くじ物件』『矢印の街』『採集電車』…なかでも『メリー』の発想力に脱帽www(←ミソ)。
デビュー以来、旺盛な創作でコンスタントに上梓。企画等にも積極的に乗り出し“S・S界”の発展に尽くす田丸さんである。
ショートショートを久々に読みました。同じ作家さんが書いているのかと思うほど、一つ一つの話がバラエティに飛んで面白かったです。着眼点がとてもよく。好みとそうでない話がありましたが、全般的には独創的で面白かったです。基本ハッピーエンドのところも良かったと思います。明るい気分で読むことが出来ました。
ショートショートの作品集ということに惹かれて読んでみました。18篇が収められています。
ちょっと変なもの、ちょっと変なこと、だけど本当にあるかもしれないと思えるようなことが描かれているのが楽しいです。
「白い犬」はバーチャル散歩の話ですけど、昔読んだ星新一の作品のことを思い出してしまいました。あちらは成人病予防のために犬と散歩しようという話でしたけど、近未来の予測という感じがとても似ているなぁって思いました。
「オバペディア」は、おばさんを知識源として利用するという話なんですけど、これは実現性が凄く高いですねぇ!
「言葉の蛇口」はホントにあったら欲しいです。そしてオチが良かった!
ショートショートだからこその自由さが溢れていて、楽しい作品集でした。
不思議が詰まった短編集。傍目には面白いけど、行くのは嫌だなと思う世界、何もかもに疲れたときに逃げ込みたい世界、大切な人と一緒に行きたい空間など、いろんな世代の人が主役になっていて、それぞれの語り口も違う。時に声をあげて笑いながら、次第に現実と虚構の境目が曖昧になっていく。そして読んでいる時も読んだあとも温かく心地よい。
現在(いま)を切り取ったショートショート集。しかも緊張感を伴います。
ショートショートだからこそ一瞬たりとも気が抜けません。あれ?あれ?という間に終わってしまいます。
初読はじっくり読むことをおススメします。2回目以降は気分によって1篇だけとか、順番あちこちとかで
いろんな楽しみ方ができます。
またまさに今を切り取っており、SNSにからんだ切り口が多めです。
おすすめはタイトルになっている「オバペディア」。自分が気づいていないだけで、SNS界の奥深くには
実際にあるのだろうと思ってしまいました。また「プレミアム地方」にも唸ります。某地方自治体がニュースになってるあのネタです。
まさに切り口鮮やか!
『おばさんが世界を救う!!』
オバペディアは組織化はされていないものの
昔から「あ、それならそこの〇〇さんが詳しいわよ」と
地域の情報に詳しいおばさんが居ます。
アイデアとしては面白いので実現するのでは??
表題のオバペディア以外にも掲載されている短編には
ひょっとしたらそのサービスあるかも !!
と思わせるものがいくつもありました。
この発想はどこからくるんだろう??
と思うと同時に読後にニヤリとしてしまう話から
心が温かくなるものまであり、18の話を楽しみました。
一番好きな話は「雪解けのカクテル」です。
すきま時間で1つの話が読めるので、忙しいあなたに心の栄養として
この本をおススメします。