クルマザウルス たんけんたい

●「確かに、工事現場の車って怪獣みたいって思ったことがある」

なんかそういった観点でみると懐かしい感じもする絵でした
子どもの頃に想像していた前述のようなものが
いきいきと活躍するさまは童心にかえったかのような
楽しさがあります！（笑）

最後を読むと再度読み返したくなります。
いや、怪獣に比べてって思ってはいたのですが
そんな仕掛けがあったとは！　確かにたんけんたいだ！！

これは楽しい。文字が大きくなったり小さくなったり波打ったり……。文字の大きさは読む声の大きさかと思えばそうでもなさそう。見た目の躍動感を楽しむものなのだろう。人の声やザウルスたちの名前はどのタイミングで読めばいいのか迷う。
ゴツゴツしたカラフルな絵もザウルスによく似合う。
宝物が一個だけ見つからなかった。小さいから探すのが難しい。

近所の大型スーパーが閉店し、大きな空き地となってからそこはマンションが建つとのことで、夜暗くなってからそこを通ると高い工事用の塀の向こうに、首長竜がたくさん休んでいるのが見える。
あれは昼間は重機として働いて、夜になると本来の姿に戻っているんだろうと確信している。

この絵本はそんな私の気持ちと、リンクしている。しかもさまざまな困難をそれぞれの特性を活かして、乗り越えていく。みんなの発揮できる部分がみんな違っているのが、また良いのだ。

子どもたちは、働く車が大好きな子が多い。
だからこの本の魅力(宝探しも)に夢中になるだろう。ワクワクと応援する気持ち。そんな笑顔が見られる絵本。

‪仕事を終えたら宝探し！‬
‪様々な特技を持つクルマザウルスたちが探検だ。‬
‪岩も山もなんのその。‬
‪得意なザウルスが次々に困難を解決していくよ。‬
‪なんとも陽気なクルマザウルスが痛快でワクワクしちゃいます。‬