ハニーのためにできること
楠章子/松成真理子
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2018/12/20 | 掲載終了日 2018/12/31
ハッシュタグ:#ハニーのためにできること #NetGalleyJP
内容紹介
ふたばのおばあちゃんが亡くなって、ハニーという老犬を引き取ることになりました。そうしなければ保健所などにつれていかねばならないので、ふたばがお母さんを説得したのです。しかし、やがてハニーは重い病気になってしまいました。獣医の先生に相談し、ふたばは両親とともにいっしょけんめい看護しますが、別れの時が近づいてきます。ふたばは、ハニーのために何ができるか必死に考えました……「命」を見つめる感動作です。
21.6×15.1cm/128ページ/小学校中学年から
出版社からの備考・コメント
松成真理子(まつなり まりこ) 大分県に生まれる。絵本に『まいごのどんぐり』(児童文芸新人賞)『きつねみちは、天のみち』(以上童心社)『じいじのさくら山』『ふでばこのなかのキルル』(以上白泉社)『こいぬのこん』(学研)『ぼくのくつ』(ひさかたチャイルド)など。紙芝居に『うぐいすのホー』(五山賞奨励賞)『こびとのくつや』『やまんばのにしき』(以上童心社)など、作品多数。
おすすめコメント
『ばあばは、だいじょうぶ』では認知症の問題を描き出した楠章子氏による力作です。決意を持っておばあちゃんの遺した老犬を飼い始める少女。やがて犬は悪性リンパ腫を発症、次第に身体が弱っていっても、ひたむきに看護をしていきます。老犬が少女に心を開いていく様子も感動的です。おばあちゃんの最期を看取れなかった母にとっては、老犬の看護が自身の癒やしでもあります。治療・看護、そして最期を迎えるまで逃げることなく描き、読後、温かいものに包まれる作品です。
販促プラン
書店関係者様、図書館関係者様からのリクエスト受付は、12/1から、12/31まで。 皆様のリクエストとレビューをお待ちしております!
書店関係者様、図書館関係者様からのリクエスト受付は、12/1から、12/31まで。 皆様のリクエストとレビューをお待ちしております!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784494020560 |
本体価格 | ¥1,100 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
亡くなったおばあちゃんのためにも、老犬ハニーを引き取ることに。しかしながら、ハニーは重い病気を患い、日に日に元気が無くなっていく。1日でも1時間でも長く生きられるように、ハニーのためにできることを尽くす小学生ふたばのおはなし。
ハニーと過ごした日々は、ふたばにとってはあっという間だったと思う。
それだけ夢中になれたこと、あとから悔やむことがないようにと迫り来る死と全力で闘ったこと、"純粋な一生懸命"がハニーのためにできたことであり、ハニーは安らかな眠りにつけたに違いない。
亡くなったおばあちゃんへの思い、自分への約束、親や親戚に対する不安、お医者さんの支えなど、ストーリー展開が子どもの感情の幅を広げてくれます!
ぜひ大人も読んでほしい一冊です。仕事に家庭に自分自身に、大人の事情で諦めなければならないこともたくさんあるかもしれませんが、子どもの頃は誰もが持っていたであろう純粋さを思い出させられました。
私も犬を飼っていて似たような経験をしました。親目線でストーリーを追うこともできましたので、うるっときっぱなしでした。
動物を飼おうと思う人に読んでもらいたい作品だなと思いました。
ある日、おばあちゃんが亡くなり、犬のハニーが残された。
その犬を飼うことにしたふたばですが、ハニーはもうおばあちゃん。
白内障だったり、病気もあり、ハニーは長くありません。
「その時」が車で何ができるのか、必死で考えるふたばとパパ、ママ。
とてもいいお話でしたた。小学生におすすめです。
大変良かったです。
楠先生と言えば『ばあばは、だいじょうぶ』がありますが、こちらも負けず劣らず心を揺さぶられました。
先生の体験が元になっている分、細部のリアリティを感じます。
1つの命が終わるのを真摯に書き綴った傑作だと思います。