京都お抹茶迷宮

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刊行日 2025/04/21 | 掲載終了日 2025/04/11

ハッシュタグ:#京都お抹茶迷宮 #NetGalleyJP


内容紹介

京都本大賞受賞『猫を処方いたします。』著者最新作! 

京都を舞台に新人編集者と訳あり作家が贈る、お抹茶薫るおいしいミステリー。

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。

・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。

・本文に対するご指摘などは「コメント」にてお願いします。

・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。

※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。

※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

☆ ☆ ☆

【あらすじ】

京都にある零細出版社・太秦出版社に事務員として勤め始めて三年目の大葉小依(おおば・こより)。ある日、食中毒で倒れた先輩編集者の代理で、作家・皆月豊(みなづき・ゆたか)との打合せ場所に資料を渡しにいったところ、はんなり京男子(着物姿)である皆月のマイペースぶりに巻き込まれ、いつの間にか皆月との企画の担当編集を引き継ぐことに。初編集担当となる本は、京都のお抹茶にまつわる不思議な言い伝えや逸話を探しながら、名所や人気のお店を巡り、お抹茶を使ったスイーツやお点前を楽しむという紀行エッセイ本『京都お抹茶迷宮(仮題)』だ。

編集者としての初仕事にはりきる小依だが、皆月と共に取材を続けるうちに「千利休の孫・宗旦」と「白狐の恋」にまつわる、不思議な抹茶の逸話を耳にする。そして、その逸話に沿うかのように、「狐の子孫」と言われる一族が営む茶舗で事件が発生して……!?

【目次】

◆一の葉 P8

◆二の葉 P42

◆三の葉 P60

◆四の葉 P86

◆五の葉 P132

◆六の葉 P160

◆七の葉 P184

◆八の葉 P212

◆末の葉 P236

番外編『晩茶』 P243


京都本大賞受賞『猫を処方いたします。』著者最新作! 

京都を舞台に新人編集者と訳あり作家が贈る、お抹茶薫るおいしいミステリー。

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。

・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。

・本文に対す...


出版社からの備考・コメント

【書店員様へご案内】

◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。

件名に「ことのは文庫 4月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。

※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。

◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2025年3月13日迄承っております。

【書店員様へご案内】

◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。

件名に「ことのは文庫 4月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。

※受注状況...


おすすめコメント

◆京都在住作家による、おいしさ満載のご当地ミステリー。

「京都の名所を巡りながら、名物のお抹茶スイーツをおいしく食べて取材し一冊の本にまとめる」という軸に沿って話が進むため、どこを読んでもお抹茶のおいしさと、ちょっと楽しい豆知識がちりばめられており、ぱらぱらとそこだけ拾い読みしても楽しめるくらい「ご当地感」満載の内容です!

京都出身・在住の著者ならではのリアルな街の描写も魅力。そこに加え「人の死なないミステリー」要素でエンタメとしての読み応えも抜群。


◆新人編集者と挫折した有名作家。それぞれが仕事を通して立ち直り成長する物語。

突然編集者になった新人社会人と、とあるスキャンダルから書けなくなり休業中の有名小説家。その二人がタッグを組み、一つの本を作っていく過程で、それぞれ見失っていた大切なものを取り戻していきます。

キーワードは「独り立ち」。作中の登場人物たちが見せる(メイン・ゲスト含め)様々な形の「独り立ち」の姿にきっと深い感動を呼び起こされるのでは。


■著者

石田祥(いしだ・しょう)

京都府出身、在住。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞にて『トマトの先生』が大賞を受賞しデビュー。2023年、『猫を処方いたします。』(PHP文芸文庫)が第11回京都本大賞を、2024年にはうつのみや大賞(2024年 文庫部門)を受賞。他著書に『ドックカフェ・ワンノアール』シリーズ(宝島社文庫)、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』(ともに双葉文庫)、『火星より、応答せよ。妹』(光文社文庫)等がある。


■装画

花守(はなもり)

イラストレーター。やわらかな筆致と美しい人物・情景描写で人気を博す。あたたかく優しい光の差し込むイラストを得意とする。2025年、初のコミックスとなる『いろはの書き導べ』(KADOKAWA)が発売予定。書籍装画実績としては『ただいま、憑かれています。』(角川文庫)、『記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話』(レジーナブックス)等がある。

◆京都在住作家による、おいしさ満載のご当地ミステリー。

「京都の名所を巡りながら、名物のお抹茶スイーツをおいしく食べて取材し一冊の本にまとめる」という軸に沿って話が進むため、どこを読んでもお抹茶のおいしさと、ちょっと楽しい豆知識がちりばめられており、ぱらぱらとそこだけ拾い読みしても楽しめるくらい「ご当地感」満載の内容です!

京都出身・在住の著者ならではのリアルな街の描写も魅力。そこに加え「人の...


販促プラン

あなたの【おすすめコメント】大募集!! 拡材に使わせていただきます!

①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!

期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。

掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。

書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。

※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。

※サイン本の発送は国内に限らせていただきます。

※出版社にメールアドレスを開示設定されていない場合は、送付先の確認のご連絡ができかねますのでご注意ください。

《拡材用の応援レビュー募集期間》

~2025年3月7日(金)午前10時


②応援レビューを特設サイトで紹介します!

期間内にいただいた応援レビューは、刊行時に公開する予定の作品特設サイトのレビュー紹介欄にて掲載する場合がございます。

※レビュアー様のお名前も併せて掲載させていただきたい場合は、事前にご連絡いたします。

《特設サイト応援レビュー募集期間》

~2025年3月7日(金)午前10時


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恐れ入りますが『マイクロマガジン社 販売部』まで直接お問合せをお願い致します。

あなたの【おすすめコメント】大募集!! 拡材に使わせていただきます!

①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!

期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。

掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。

書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。

※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。 ...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784867167458
本体価格 ¥710 (JPY)
ページ数 256

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

新人編集者と男性作家がいろんなお店を巡って抹茶メニューを楽しみ、エッセイを作るよっていうお話なのですが、作家の皆月豊(みなづき・ゆたか先生が和装・年上のはんなり+飄々とした男性で、キャラがとっても魅力的! 主人公も可愛い!
全体的に上品で、女性読者に人気が出そうな作品だなと思いました。
あらすじや煽り文句に「事件が発生」「ミステリー」とあったので血なまぐさい事件が起きるのかと覚悟して読み始めたのですが、作品自体は「ほっこり、癒し系、あったかい気分になる、上品、優しい」……って感じで、日常系・人間ドラマ感があり、読む前に抱いたイメージとのギャップを感じました。
現代の夫婦と昔の夫婦とを重ねて、昔の狐さんのお話を「こういう話だったんじゃないかな」と解釈するところで、このお話は優しくて綺麗なお話だな、好きだな、とニコニコしました。

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私が今まで読んだ「人の死なないミステリー」の中で1番好きな作品になりました。

まず、お茶好きなら絶対に読んでほしい作品です。たくさんのお茶話が作中に盛り込まれており、幸せ時間を堪能できます。
逆にお茶は可もなく不可もない方にも読んでほしい。読了後、お茶好きの仲間入り決定になること間違いなし!!

物語自体も読みやすく、文章がサラサラっと体内に入ってきます。お茶だけの話しだけでなくミステリーもあるのでミステリー好きも楽しめる一冊だと思います。
そしてお茶マイスターの方と一緒に観光をしている気分も味わえます。

ぜひぜひ1人でも多くの方に読んでほしい作品です。お抹茶用意して再読しようかな🎶

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京都の名所を巡り、お抹茶スイーツを食べるなんて最高ですね。
いつも着物姿の作家・皆月先生と、新人編集者の小依がお抹茶に関する不思議な言い伝えや逸話を集めながら名店を巡ります。
しかも小依の舌はある理由からとても繊細な味を感じ取ります。
いったいどんな逸話を聞き、どんなお抹茶に関する本が出来上がるのでしょう。

京都を歩きながら謎解きしていくのも楽しいですし、お寺や神社お店の名前が本来の名前と少し違っていて、そこを推理しながら読むことが出来るのも楽しいです。またお抹茶に関する豆知識もあり、お抹茶好きにはたまりません。
皆月先生と小依がとある茶畑に行くシーンがあるのですが、アクセスは良いとは言えませんがお茶畑の眺望が素晴らしくて何度か行ったことがあります。小依が表したそのお茶畑の様子の言葉がぴったりで、さすが編集者!と思いました。
あんまり甘いのは苦手と言いながら食べ続ける皆月先生には可愛らしさも感じます。その反面、飄々としているようでいて鋭く核心を突く言葉があり皆月先生のファンになりました。
自分のことよりも周囲を自慢として言える小依の人柄もとても魅力的です。小依は皆月先生と関わるうちに、自分の気持に気づき、少しずつ成長していきます。これからもこのコンビはきっと京都に関する魅力的な本を作り続けるに違いないと確信しました。

混んでしまうと困るからと本当に美味しいお店は言わないという気持ちもよく分かります。京都観光のときには、この本を片手にお抹茶スイーツの食べ歩きをして、自分の好きな味のお店を探し出してみてください。

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お抹茶は普段からスイーツとしてもいただいていて知っているつもりでもこんなに奥が深いとはびっくりです。
お抹茶を表現するのに毒という言葉が使われるのですが、その美味しさに散財してしまう中毒性に頷いてしまいました。
アクシデントから主材同行するようになった小依ちゃん。作家の皆月先生。お互いを高め合うことができるこの2人の会話が楽しくて次はどこのお店に行くのかな?とわくわくしました。思わずツッコミたくなる純真な行動をとる皆月先生が面白かったです。はんなり京男子って呼ばれてたのに。ふわんとしてるのに洞察力は鋭くて、そんな皆月先生が書かれた小説を読んでみたいな、と思いました。
甘いものが好きそうなのにはぐらかすようなことばっかり言う皆月先生。その理由を知って笑いました。
巻末の総一郎さんとのお煎餅のやり取りも面白かったです。つかみどころがなさそうなのにノリがよくて人懐っこい皆月先生のファンになりました。

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お抹茶の歴史からその製法、小噺までたっぷりとお抹茶の魅力が詰まった一冊。また、お抹茶だけでなく、京都の名所や美味しそうなものがいたるところで登場して、物語をさらにわくわくさせてくれました!
物語としても楽しめますし、ガイドブックとしても楽しめそうです!
新人編集者の子依ちゃんと皆月先生の掛け合いも、ほっとするようなあたたかさもあり、クスッと笑えるところもあり、すごく楽しかったです!
取材先での事件ももちろんお抹茶に関する事件で、どこまでもお抹茶迷宮でした!笑
次回作は迷宮入り確定かもしれませんが、お煎餅迷宮ですかね?
もっともっと2人と一緒に京都を巡って、脳内で美味しさを味わいたいです!
素敵な作品をありがとうございました!

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京都の小さな出版社で事務として働く小依。紆余曲折を経て元人気作家・皆月と京都の抹茶に纏わる逸話を取材することになるのだが・・・。
今どきの感性でテンパりがちな小依と落ち着いた佇まいながらもいささか飄々とした皆月のコンビが縦横無尽に京都を駆け巡ります。その京都は歴史の重厚さがある京都ではなく、その上で和洋折衷のスイーツや毎日の営みとしての日々の京都。それは格式ばった(ように門外漢からは見えてしまう)作法によるお茶の席からペットボトルや安価な急須でいれるようなお茶までさまざまなお茶の楽しみ方を教えてくれるかのよう。巻き起こる謎も嫌味の少ない生々しさがあり、人々の営みに迷い込むようで楽しめます。
観光地としての京都だけではなく、、日常の京都を楽しめる作品。

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作家皆月が書く「京都抹茶本」の担当となった弱小出版社の事務職小依。抹茶を使った料理を食べる中で、その奥深さ、京都の文化や歴史、人々の想いを実感していく。その最後に……
究極の「ご当地美味しい(にはきちんと訳がある)小説」。

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入社してまだ2年。事務職でポカの名人の小依。そんな彼女が一回り以上年上で飄々とした気まぐれな作家の皆月をうまく御していけるのか?

ところが、一品一品の味わいを見事に語り尽くすのは小依の方なのは、その育ちからとは言え全くの意外だった。加えて、読む者に彼女が感じた事を確実に届ける表現、比喩、見事な言葉選びの感性に、まさに驚きを隠せなかった。

「抹茶を使った美味しいもの巡り」が続く中で、食べものとは、たくさんの味をハーモニーとして響かせるための組み合わせや、それらを見せらる芸術性など。そして、それを支えてきた京都の土地柄と歴史、さらには創る者だけでなく裏方として支える者の思い。これらが取材により浮かび上がってくる。抹茶という共通点から出発し、これだけ広がりを持っていくものなのかと〝食の文化〟の奥深さに改めて驚きを感じた。

そんな取材の進捗と、仕事に対する意義をどれだけ見い出せたかを、茶の葉の何枚目に例えて小依に尋ねる皆月。そこに、人生というものを見た気がした。

そして、この取材紀行を通して小依の心が一回り大きくなり、人をしっかりと捉えるようになったことが、姉の小依への態度によく現れていた。

そして、皆月もまた、新たな第1歩を踏み出す。

いつか、そう、いつか2人が作家と担当編集者となるのは、夢と言い切ってしまいたくない、としみじみと思った。

「美味しいもの」が物語を飾る小説ではなく、「美味しいもの」に関わる様々な事柄が物語を進め、それが2人を変えていく。これが本当の「美味しいもの小説」。

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抹茶の匂い漂う、とても美味しい物語でした!京都が舞台のライト文芸作品は多数ありますが、今作は「抹茶」にフォーカスしていたのが大きな特徴で、思わず涎が出てしまう抹茶スイーツの美味しさだけでなく、抹茶に関する小ネタを取り入れて物語が展開していたところも魅力でした。ほんのりミステリー要素もありますが、人が死なないタイプのミステリーなので、ミステリーに馴染みのない読者にも親しみやすい内容だと思います。

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お抹茶にまつわるお話がたくさん!!
普段意識せずにいただいているお茶の世界の深さを知りました。取材先でのお話や出てくる食べ物がとても魅力的で、そこを巡る2人の掛け合いが何よりも面白かったです。
伝統ある物を繋いでいくこと、それを終わりにする時の難しさ、そして新しいことを始める時の柔軟性の大切さを教えて貰いました。
いつかこの2人にまた会えるといいなと思いました。

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京都の街を想像しながら読めた。
観光地としての京都を楽しめた気がする。
お茶を含め、抹茶にまつわるお話は昔話の
要素もありおもしろかった。
抹茶とともにいただくお茶菓子、スイーツが
とても美味しそうに思えた。
京都のお煎餅をぜひ食べてみたいです。

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一葉ずつ、味わって読もうと思っていたのに、いつの間にか読み終わっていた。
そして、実際には食べたり飲んだりしていないのに、口の中に抹茶が残っている感じ。

作中に出てくるスイーツは、どれもみんな美味しそう。
それぞれのお店で語られるエピソードも面白くて、これ出版したら絶対売れるよ、と小依に話しかけそうになる。

小依と一緒に取材にでかける“おぼろ豆腐のライターさん”こと皆月は、登場時からしばらくは結構良さげな雰囲気を醸し出していたのに、番外編「晩茶」ではちょっと残念な姿も見せてくれ、クスッと笑ってしまいたくなる。

甘いものはほっこり、幸せにしてくれるけど、よほど恵まれた体質でない限り、連日取材で食べ続けた日には、体重増加は避けられない。
でも、私たちを楽しませるためにも、小依と皆月先生には取材を続けてほしい。

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出版社の事務員をしている大庭小依(おおばこより)は、編集者の代理で、作家の皆月豊(みなづきゆたか)に、打合せの日程変更のお願いをしに行ったところ、着物を着こなすはんなり男子の皆月は、小依が編集者からの預かり持参した資料を見ながら、はんなりするすると打合せを進め、いつの間にかお抹茶を使ったスイーツとお茶にまつわる小話をまとめた特集本を企画し、編集者として担当することに。皆月と京都の名店や人気店を取材していくうち、二人は抹茶にまつわる逸話に絡む事件にまきこまれていく…
抹茶を使ったパフェやお団子など、食レポがとても上手くて、スイーツの美味しさがありありと伝わり、とても食べたくなりました。抹茶にまつわる小話の知識が増えたのも楽しかったです。小依・皆月コンビがとても魅力的で、引き続きこのコンビのいろいろなお話を読みたいと思いました。
事件解決の頃にはすっかり口が抹茶になり、顔の真ん中へんがマッチャマッチャしていましたが、番外編で、お煎餅のお話が出てきたので、マッチャ感が和らぎ、さっぱりパリ!とした読後感となりました。
とても美味しい1冊でした。ご馳走様でした。

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ミステリーだけど人が死んだり嫌な気分になるような類では無く読みやすかった。

抹茶の紹介が丁寧で飲みたくなりました!

美味しい抹茶を毒って表現するのも確かになーと共感できました。

宗旦狐の話が好きでした。

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