月蝕島の信者たち

ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/04/14 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#月蝕島の信者たち #NetGalleyJP


内容紹介

『私雨邸の殺人に関する各人の視点』が大ヒットの著者、

探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!


無人島で4日間脱出不可能。

信者は次々と殺されていく。

極限状態で信じるのはエセ宗教か? 自分か? 

そして最後は、誰が――。

事件を解決する探偵はいないし、

来ていないはずの信者がいるし、教祖様はインチキだし、

何もかもが信じられないパニック・ミステリー!


〈あらすじ〉

かつて投資詐欺で逮捕されたこともある後藤は、また懲りずに大学時代の演劇サークルの女友達・金子とネットで活動する新興宗教BFHを立ち上げ、チャンネル登録者数10万人を超える大バズりした。宗教法人化を目指し、礼拝施設を建設するためのクラファンツアーを実施。岩手の無人島・月蝕島に重課金信者を集める。ところが上陸翌日、信者のYouTuberが首なし死体となって殺され、その後も次々と信者が殺されていく。犯人はいったい誰なのか? 船は3日後まで来ない。極限状態で信じるべき神の存在とは? そして最後は、誰も――。『私雨邸の殺人に関する各人の視点』で話題となった探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!


〈プロフィール〉

渡辺 優 わたなべ・ゆう

1987年宮城県生まれ。2015年に『ラメルノエリキサ』で第28回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に『自由なサメと人間たちの夢』『アイドル 地下にうごめく星』『カラスは言った』『私雨邸の殺人に関する各人の視点』などがある。

『私雨邸の殺人に関する各人の視点』が大ヒットの著者、

探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!


無人島で4日間脱出不可能。

信者は次々と殺されていく。

極限状態で信じるのはエセ宗教か? 自分か? 

そして最後は、誰が――。

事件を解決する探偵はいないし、

来ていないはずの信者がいるし、教祖様はインチキだし、

何もかもが信じられないパニック・ミステリー!


〈あらすじ〉

か...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。


販促プラン

【書店員様へ】

拡材や新刊配本のご希望などを非公開コメントよりご注文可能です!

ご希望の書店員様は非公開コメントにて取次・書店コード・書店名をご記載のうえ、ご注文・お問合せください。

※非公開コメントのみだと通知が届かずにお受けできない場合がございます。必ずあわせてのレビュー投稿をお願い致します。

※ご希望数より調整が入る可能性がございます。ご了承ください。

※営業担当者よりご登録のメールアドレスや店舗様へご連絡させていただく場合がございます。

こちらのタイトルの新刊ご希望数の締め切りは3月25日(火)迄とさせていただきます。

【書店員様へ】

拡材や新刊配本のご希望などを非公開コメントよりご注文可能です!

ご希望の書店員様は非公開コメントにて取次・書店コード・書店名をご記載のうえ、ご注文・お問合せください。

※非公開コメントのみだと通知が届かずにお受けできない場合がございます。必ずあわせてのレビュー投稿をお願い致します。

※ご希望数より調整が入る可能性がございます。ご了承ください。

※営業担当者よりご登録のメー...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575248135
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 320

閲覧オプション

NetGalley Reader (PDF)
NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

絶対に犯人だろうと思っていた人が犯人ではなく、まさかまさかの展開に、悔しさとおもしろさを噛み締めています…!
心の弱い部分につけこんでくるインチキ宗教に対する嫌悪感を感じつつも、信者たちのぶっとんだ思考に恐ろしさを感じました…
これが宗教…!そして、信じる心の、なんと自由なことだろう。とあったように、自由だからこそ自分の思うがままに暴走してしまう心の脆さも感じました。
信者たちの目に映る殺人事件と、運営から見た殺人事件を、自分の中で擦り合わせながら読み進めていくのが、すごく楽しかったです。
おもしろい作品を、ありがとうございました!

このレビューは参考になりましたか?

エセ教団BFH(善意の和)の幹部4人と信者6人が、孤立状態の無人島で1人ずつ殺されていく。その動機は?犯人は?
「騙してきた側」と「信じてきた側」は、それぞれが誰を信じ、何を信じ、誰を疑っていくのだろうか。

----------------

恐るべき構図の中でのミステリー、だと思う。エセ新興宗教の開設者[騙す側]4人と、その入信者[信じる側]6名が、電波の届かない孤島「月蝕」で四日間を過ごす。更に参加予定だった。あと1人は、実は実在しない架空の人物。

それだけでも、主催する側にとっては絶対に本性がバレてはいけないし、参加する側にとってはすがりつく絶好の機会。

そんな時、[信じる側]のひとりが〝礼儀がこもった〟殺され方をする。[騙す側]も[信じる側]も犯人ではないと主張する。ならば当然、疑いが向くのは、不参加となっていた。もう1人が密かに侵入していると[信じる側]は推測する。[騙す側]はそんな人物はいないと知っている。

さらに儀礼的な殺人が続く。ちょっとのことでバランスが崩れ崩壊してしまうこの閉鎖状況において、「何を信じるか」「誰を信じるか」がポイントであることが明らかになってくる。そしてそれは、各人の今までの人生に大きく寄っていることも明らかになって行く様子は、人を知る上での圧巻だった。

「何を信じるか」「誰を信じるか」は、人間の行動を決める動機の大きな1つであり、それが揺すぶられていくのを読むのは、大きな緊張を伴った。登場人物たちは、それ以上のものだったろう。でも、[騙す側]は、真実を打ち明けることができない。それが人間の弱さ。それに付け込まれるように、更に人が死んでいく。

このミステリは、「何を信じるか」「誰を信じるか」をテーマにした、読み手にとっても様々な思いを巡らせることになる、素晴らしい作品だった。

このレビューは参考になりましたか?

”探偵不在のクローズドサークル・ミステリ”、まさしく。
のどかで荘厳な孤島の風景と登場人物各々の中で渦巻く思惑のコントラストが魅力。
最初から最後まで一貫して”信じるということ”に重きを置いている作品だなと感じた。いろんな意味で。
”探偵不在”なので謎解きパートと呼べるターンはないのだけれど、謎が解明される段階の畳み掛けが凄かった。

このレビューは参考になりましたか?

人間は自分の苦しさや悲しさから救ってくれるものに頼ってしまうところはあるんだと感じます。
神様を信じる側に人間、信じない側の人間、そこには人間がどれほどの苦しさや悲しみを経験したか、どれほどの大きさの物なのか
そういったもののわずかな違いで分かれるんじゃないかなと、自分ながら思いました。
天羽は成り行き上、教祖となったがもともと人を惹きつけるものも持っていて、いい方向に人を導く力もあったんじゃなかなと思います。
後藤も周りの人間関係の影響でいいも悪いもどちらにも向かってしまう、それが悪い方に向いてしまった。

物語は予想できない展開で、途中で止めることを躊躇するくらい次の展開が気になる作品でした。
嘘は人の心をどんな方向にも向かわせる力があるんだなと感じました。

このレビューは参考になりましたか?