フェオファーン聖譚曲op.Ⅲ 鮮紅の階
菫乃薗ゑ
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刊行日 2025/03/10 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#フェオファーン聖譚曲 #NetGalleyJP
内容紹介
熱狂的ファンを生んだ長編群像劇 激震の第3巻!
領民のため、自らの正義の道をひた歩くオローネツ辺境伯爵に投げかけられる、呪詛の言葉。
気高き地方領主が流す、唯一筋の雫の意味とは――。
天空から舞い降りし断罪者によって行われた、三箇所の方面騎士団本部への同日襲撃。フェオファーンの計画が順調に進む中、オローネツ辺境伯爵領の領主・エウレカ・オローネツは、深い苦悩に耐え続けていた。
固く心を閉ざしているかに見えたオローネツ辺境伯爵を、アントーシャは温かな言葉でそっと包み込む。そんな二人の姿を見た家令・イヴァーノは、主人に対し、墓場まで持っていくつもりだった重大な秘密を打ち明ける。
交錯する父と子の思い。
内に秘めたるは、愛か憎しみか。
〈著者プロフィール〉
菫乃 薗ゑ(すみれの・そのえ)
「須尾見 蓮(すおみ・れん)」名義の著作『神霊術少女チェルニ』シリーズは「小説家になろう」で合計351万PVを突破(2025年1月1日時点)。『黄金国の黄昏』旧版が処女小説。
出版社からの備考・コメント
※本作品は『フェオファーン聖譚曲』シリーズ第3巻です。1・2巻のゲラ読みをご希望の場合は、恐れ入りますがopsol book編集部へ直接お問い合わせください。また、第1巻のゲラはopsol book公式noteでもお読みいただけます。
※2020 年~ 2021 年にかけて発売し、熱狂的ファンを生んだ超大作に、大幅な加筆修正とつよ丸氏が描くキャラクターイラストを加え、装丁も新たに新版として発売いたします。
販促プラン
※全国の書店員様・NetGalley様でレビュアーの皆様にいただきましたレビュー・コメントを、帯、pop、web、SNS等で利用させていただいております。ぜひ、皆さまのご感想をお送りください!
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784434343001 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
ページ数 | 448 |
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フェオファーンシリーズ第三巻。
これまでの二巻は序章に過ぎなかった。
罪なき領民たちを襲ってきた者たちに鉄槌が下される。それは突然現れ突然消えるという不可思議な一団によってなされたものだった。
これこそがアントーシャが計画していたフェオファーンの始まりだったのだ。「我らはフェオファーン 神の使徒なり」神とはいったいどんな存在なのか?
アントーシャが神なのか?その答えが徐々に明かされていく。
アントーシャの無邪気な笑顔や優しい眼差しはこれまでと変わることはない。
オロネーツ辺境伯爵と血の繋がりのない父と子としての絆は深まっていく。
血が繋がりにより苦悩してきたオロネーツ。息子のファルーカだけでなく彼を取り巻く人たちにどれほど苦しめられてきたのだろ。ファルーカはオロネーツからの愛情を希求していた。その思いは届くのだろうか。
血の繋がりか、魂の繋がりか、この第三巻では問われ続けた。
村人たちを襲った騎士団の行いは、体だけでなく心にも深く傷をつけるあまりにも残虐なものだった。その光景を思い浮かべただけでも涙が出てくる。
アントーシャ、どうか私にもあなたの力を注いで傷を癒やしてくださいと懇願したくなるほどだった。
最後の一行を読み思わず天を仰いだ。この一行に胸を打たれずにいられようか。長い物語だが、どうかここまでたどり着いてほしいと思う。
アントーシャが作る真実の間の美しさは次はどんな光景を見せてくれるのだろうか。登場人物が増え思惑が複雑に絡み合い、周囲を巻込みながら加速度を増しこの物語がどう展開していくのか楽しみでならない。