アルプス席の母

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刊行日 2024/03/15 | 掲載終了日 2025/03/31

ハッシュタグ:#アルプス席の母 #NetGalleyJP


内容紹介

まったく新しい高校野球小説が開幕!

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?

補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。

まったく新しい高校野球小説が開幕!

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの...


おすすめコメント

「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」吉田伸子さん(書評家)

重版をかさねて累計62000部!

「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」吉田伸子さん(書評家)

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784093867139
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 354

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

神奈川のシニアチームで活躍していた息子が大阪の高校で高校野球をしていく。これはそれを見守る母の話だ。
私には息子もいないし、野球もあまり詳しくないが、時には腹の立つこと、理不尽なことに耐え、痩せた息子の体を心配し、試合になれば、出てきて欲しいような、出てくるのが怖いような緊張感が伝わってくる。それでも、読み終わると、高校球児の母になってみたかったなーと思える。そんな物語でした。

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すべて読み終わったあとに、もう一度最初の一節を読み返して、もう何度目か分からない涙がこぼれました。高校野球というものが熱い表現で描かれていて臨場感が半端ない。鳥肌が脳天まで駆け巡る勢いで波打って、私まで「航太郎ー!みんなー!がんばれーっ!」と叫びたくなりました。私もいつか男の子をもって、そしてもしその子が野球男児になった時、夜におにぎりを握って差し入れしたくなるのかな?と色々想像しながらも読めました。おもしろかったです!

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一つ年下の幼馴染が夏の甲子園に出場したことがあります。
おばちゃんももしかしてこんな苦労をしていたのかな?と想像すると、今から隣のうちに行ってハグしたいくらいです。
プロ野球に贔屓の球団がありますが、この本を読んでからは選手たち本人だけではなく、そのご家族のことにも思いを馳せるようになりました

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スポーツに疎いため入り込めるかなと読み始めましたが、高校球児の母目線でとても読みやすかったです。子供は意外と冷静だったり、大人だってはっちゃけて喜ぶことがある。そういう親子の等身大の姿が印象的でした。

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甲子園を目指す少年達…の親のあっつい物語!私の知らない親の甲子園が、そこにはありました。
子供と一緒に歯を食いしばって、子供の夢に挑む親の姿がかっこいい…!
ドラマが生まれるのはグラウンドだけではない!とにかく熱い物語に、気が付けば腹の底から菜々子を応援していました。
アルプス席と言う言葉も知らずに読み始めましたが、めちゃくちゃおもしろかったです。
とても読みやすいので、たくさんの人に読んでもらいたい作品。素晴らしい作品をありがとうございました。

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母の目線、息子を思う気持ち、とても素直に真摯に描かれていると思います。中高生男子の心情を理解しようと苦しむ母親の気持ちは、どの親にも多少なりとも当てはまるのかと思います。とても読みやすい文章ですし、早見先生の作品はどの作品も読み手を物語の中へ引き込むとても上手だと改めて思いました。

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親と子の物語と簡単にいいたくない作品。子供のために何ができるか、それが本当に子供のためになるのかいたるところで考える。中盤からの関西弁での親子のかけ合いが気持ちいい、想像できて最高にリアルで笑える。じわじわくる親子のドラマにやられました。

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甲子園を目指す高校野球がテーマなら球児が主人公が一般的だが、その母親目線で語られる設定が面白いと感じた。子供の活躍を見守る親心はいずれも同じで子育て世代の方々には共感しかないだろう。子供と共に親も頑張る。親子で成長していける幸せのようなものを感じながら読み終えた。

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ぐぅ、とこみあげてくる熱い気持ちを何度も何度も飲みこみながら読みました。はあ、と熱い息を吐きながら同時にこぼれそうになる涙をこらえるようにして読みました。
なんとなくで毎年ニュースや新聞で見ている甲子園の舞台裏、こんな物語が星の数ほどあるのですね。
闘いの物語だった、母も子も闘いの物語。なんて格好良い母子なのだろうか。しかも、闘いはこれからもずっと続いて行くのに彼らはそれを日常として笑いあっていたラストに尚唸りました。いやはや、子を持つ親の一人として頭が下がる。

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どんなスポ根小説より人情が勝る感動作でした。高校野球甲子園を目指す主人公、航太朗よりも母、菜々子に重きを置き感動間違いなしの物語、いかにして高校野球甲子園を目指すのがすごい事だとつくづく感じました。大阪大会の決勝での試合のラストは興奮しっぱなしでした。読む手が止まらず打球の行方を追ってしまうほどでした。題名「アルプス席の母」読んで深い意味を感じて下さい。

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本作を読んでいて、自分自身も当たり前のようにやっていた部活動で、もしかすると、両親にも同じような苦悩があったのではないかと感じた。それでも最後まで好きなスポーツをさせてくれたことに今改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。
手に汗握る接戦だけでなく、リアルな人間関係や親子の成長なども描かれていて、読み応えのあるスポーツ小説だった。
高校野球という儚くもかけがえのない一瞬を、もがきながら懸命に生き、共に成長していく姿に感動し涙が溢れた。
球児の親御さんはもちろん、今当たり前のように好きなスポーツができている子供たちにも読んでもらいたい一冊。

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今まであまり考えることのなかった、夏を輝かせる高校球児たちの後ろにいる母たちの物語。人間だから、もちろん苦労も苦悩もたくさんあって、でもそんな中で喜びがたくさんあって。生きるってこういうことだなあと改めて思った作品でした。

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とても面白かったです!甲子園を目指す子供を応援する親、活躍する子供、という話を思い浮かべていたのですが、父母会のいざこざや監督の不正(?)なんてものまで描かれるなんて、とても驚きました。でも、野球にまっすぐな球児たちや、心から応援する親たちの姿に、胸が熱くなりました。航太郎が「アルプス席の母に」というくだりは感涙必至!!ちょっと変化球だけどすばらしくさわやかな野球小説をありがとうございました。

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自分の経験を思い出して、あったよね!となりました。主役は本人たちのはずなのに、親も当事者のような顔をして。きっと二度目の青春を過ごしていたんだな、とこの本を読んで少し懐かしい気持ちが甦りました。
高校野球だけに限らず、様々な場面で様々な勝負があると思います。何かに夢中になった子どもをもつ親目線で語られる物語が新鮮で、分かち合えた気がしました。

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アルプス席の母/早見和真 小学館

とっても新鮮!
親目線から見た、子供と親の2つの青春が感じられる高校野球物語

中学野球でそれなりに活躍していた、一人息子の航太朗が選んだ学校は、
激戦区大阪。それも甲子園初出場を目指している新設されて間もない希望学園
事故で夫を亡くした菜々子は航太郎をサポートすべく、
航太郎と一緒に遠く離れた大阪で生活を始める

入学と同時に寮生活、親離れさせるためと会う事も許されない
それなのに、親だけで会合やサポート活動と大忙し。
強豪校では親も青春してるのかと実感したけど、
大人の青春って人間関係もギスギスしたり、マウント取られてキリキリしたりと最低
そんな中、航太朗に起こる試練、菜々子にも訪れる試練

それでも、子供達も親たちも甲子園目指してまっしぐらに突き進んでいく。

高校球児の青春を、親の目線から見るのはとっても新鮮でした。
そして、単純なサクセスではない、現実ってこんなもんだと感じさせる結末にも満足。
何より最高だったのは、結果見せているのに、物語がそれを余裕で突き抜けていくニクい演出
なんだよ、めっちゃ熱くなっちゃったよ最高!最高!

素敵な物語をありがとうございます。

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高校球児の物語を母親の目線から。読んでいるうちになんていい子なんだろう……大丈夫なのだろうか……とだんだん母親目線になってくる。どうしても試合に出られる子、出られない子、いろいろあるよね…と思いつつ、でも高校球児たちの青春がとても良かった。良い読書体験でした。

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