
ハザマの思考
丸山俊一
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/01/28 | 掲載終了日 2025/01/26
ハッシュタグ:#ハザマの思考 #NetGalleyJP
内容紹介
なぜ世界は
ニッポンのサブカルチャーに
惹きつけられるのか!?
NHK 「欲望の資本主義」「世界サブカルチャー史」などの
プロデューサー・丸山俊一氏が解き明かす――。
―――――――――――
人は揺れる。情報と教養のハザマで人は成長を求め続ける。
越境しながら普遍的な構造を探究。二極化と分断が進む
時代と社会にいま求められるメタレベルの意識の高みへ。
◇本書のキーワード◇
坂本龍一/マルクス・ガブリエル/ダニエル・デネット/キューブリック/安部公房/承認欲/マズロー/ゴダール/ヒッチコック/小林秀雄/ユング派/寺山修司/柄谷行人/善悪/矜持/第三の新人/村上春樹 …etc
◆ 目 次 ◆
1章 「サブカルチャー」と「サブカル」のハザマで
2章 「流れ」と「構築」のハザマで
3章 「情報」と「教養」のハザマで
4章 「伝える」と「伝わる」のハザマで
5章 「多様性」と「協調性」のハザマで
6章 「承認欲求」と「自己実現」のハザマで
7章 「ポップ」と「シリアス」のハザマで
8章 「表象」と「実際」のハザマで
9章 「仕事」と「余暇」のハザマで
10章 「唯物論」と「唯心論」のハザマで
11章 「日常」と「非日常」のハザマで
12章 「映像」と「言葉」のハザマで
―――――――――――
著者/丸山俊一(まるやま・しゅんいち)
1962年長野県松本市生まれ。近代経済学からマルクス経済学まで、社会思想から現代思想まで幅広く学び、慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHK入局。「欲望の資本主義」「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」「欲望の時代の哲学」などの「欲望」シリーズのほか、「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」「地球タクシー」などをプロデュース。過去に「英語でしゃべらナイト」「爆笑問題のニッポンの教養」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「ニッポン戦後サブカルチャー史」「ニッポンのジレンマ」「人間ってナンだ?超AI入門」ほか数多くの教養エンターテインメント、ドキュメントを開発。時代の潮流を捉えた異色の教養番組を企画、制作し続ける。現在、NHKエンタープライズ 社会文化部エグゼクティブ・プロデューサー。立教大学大学院社会デザイン研究科特任教授、東京藝術大学で客員教授も務める。著書に『14歳からの資本主義』『14歳からの個人主義』『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』『すべての仕事は「肯定」から始まる』『結論は出さなくていい』などがある。
出版社からの備考・コメント
発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方
下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
-----------------
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
販促プラン
★
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトやSNS等で発売前にレビューを投稿することはお控えください。
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。
★★
出版情報
ISBN | 9784065381397 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 240 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

「流れとは、偶然を必然と捉えられる感受性だ」
群像連載の論考。
ジャンルとジャンル、事象と事象の狭間。いつも何かが起こるのはハザマ。
ハザマについて思考し、すべてがつながる一瞬を捕まえようとした試みをまとめた一冊。

サブカルチャーの魅力とは、世間の常識とは関係なく、自分の欲望に正直であるということだと思います。リアルの世界は暗くても、自分がのめり込んでいるサブカルチャーの世界では生き生きとしていられる。たとえ少数で会っても自分の発言に同調してくれる人がいる。そこが魅力です。ですから、サブカルチャーが肥大化していったら、そこからこぼれていく人もいるはずです。そして別のサブカルチャーを生みだすのかもしれません。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」
だからこそ、サブカルチャーは魅力的なのかもしれません。

一つの事柄であっても、切り口を変えれば新たな文化が見えてくる。伝えると伝わる、そのハザマを生きる。分断ばかりが目立つ世界で試行錯誤する著者は、数々の番組を手掛ける。映像の持つ可能性を言葉が捻じ伏せないように。大衆と個人、多くの人がネット社会の光と影を経験し、明確な論理で動くことの少なさに気付いた。現実と物語、人は映像そのものを見ることをせず、そのつなぎ目を見ようとする。フィクションだから描けるリアルがある。ゴダールの言葉に目が覚める。想像力を膨らませる人間から生じる感情のハザマは、安らかでも苦悩でもある。