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まったく動きがないものと思われていた籠城戦。
忍者の視点に立つと、彼らの激しい戦いが闇の中で繰り広げられていたのだ―――。

書下ろし歴史小説・新シリーズ第1作の舞台は、小田原城！

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天正18年（1590年）、北条家の本拠・小田原城が関白秀吉の軍勢20万に攻められた。
北条家に勝ち目のない籠城戦で、徳川家康は伊賀忍者の服部半蔵を城に潜入させる。だが、北条方の忍者・風魔小太郎が立ちはだかる。
闇の中で交えられる刃（やいば）。
最凶の忍者戦が繰り広げられる！！

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著者／矢野 隆（やの・たかし）
976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼（ぶらぶら）ッ！』『兇』『勝負（ガチ）！』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3　伊達政宗の章』『NARUTO－ナルト－ シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。’21年から始まった「戦百景」シリーズは、第4回細谷正充賞を受賞するなど高い評価を得た。また’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔(はし)れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐(あさあらし)』『至誠の残滓(ざんし)』『源匣記(げんこうき) 獲生伝(かくしょうでん)』『とんちき 蔦重青春譜 』『さみだれ』『戦神(いくさがみ)の裔(すえ)』『覚悟せよ』および『THE LEGEND&BUTTERFLY』（ノベライズ）などがある。