はりねずみのおいしゃさん さるくんはヒーロー
ふくざわ ゆみこ
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刊行日 2025/01/17 | 掲載終了日 2025/02/04
ハッシュタグ:#はりねずみのおいしゃさんさるくんはヒーロー #NetGalleyJP
内容紹介
「ぼく、ヒーローに なりたい。いつか だれかのピンチを たすけてあげるんだ」
ふくざわゆみこが描く「はりねずみのおいしゃさん」シリーズ最新作!
はりねずみ先生の病院に、毎日どこかをけがをしてやってくる、さるくん。一体どうしてこんなにけがをしてしまうんでしょう? どうやらヒーローになりたくて、特訓をしているようですが……。 『はりねずみのおいしゃさん』『はりねずみのおいしゃさんとおばけのこ』に続く、シリーズ第三弾。 ヒーローになりたいけれど、失敗ばかりのさるくんの持ち前の「発想力」と、だれかをたすけたい!というまっすぐな思いがきらりと光るお話です。丁寧に描き込まれた、温もり溢れる絵をたっぷりと味わってください。
おすすめコメント
【編集担当より】
はりねずみ先生は、体はとても小さいけれど、すべてをやさしく包み込むような大きな心の持ち主。
作者ふくざわゆみこさんもお気に入りの、子どもから大人まで愛されるキャラクターです。
今回の主人公はさるくんですが、はりねずみ先生の魅力ももちろん味わえる一冊です。楽しんでいただけたら幸いです。
【編集担当より】
はりねずみ先生は、体はとても小さいけれど、すべてをやさしく包み込むような大きな心の持ち主。
作者ふくざわゆみこさんもお気に入りの、子どもから大人まで愛されるキャラクターです。
今回の主人公はさるくんですが、はりねずみ先生の魅力ももちろん味わえる一冊です。楽しんでいただけたら幸いです。
販促プラン
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと幸いでございます。
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784418258017 |
本体価格 | ¥1,540 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
シリーズ3。楽しみにしているシリーズです。
いつもどこかをケガしては元気いっぱいで、はりねずみ先生の病院に駆け込んでくるさるくん。
誰かを助けたい!誰かの役に立ちたい!というすばらしい夢を持って日々自分の理想を追いかけては、失敗ばかりしているのでケガが絶えないのです。
治療をしながら先生はさるくんにやさしいことばをかけます。
そんなある日に起きた事件。こねこが高い木の上から降りられないという事態が発生。いつも失敗ばかりで自信をなくしたさるくんは、木登りが得意なはずなのに迷ってしまって動けない。
さるくんを励ます先生やお友だち。今ここでできることの精一杯をしようと決断したさるくんは、かっこよかった。
失敗を恐れる気持ちより、助けたいという気持ちが前に出たのです。
さるくんのしたことは、憧れのヒーローそのものでした。
はりねずみ先生のやさしさの深さ、大きさもまた感じられるお話でした。
森の中の一軒家「はりねずみ医院」。どこかを痛くして毎日やってくるのは、元気いっぱいのさるくん。
じつはある夢を抱くさるくん。白い眉毛のはりねずみ先生達は、それをかなえてあげられるかな?
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カラの仲間たちが楽しく飛び交う、さらにその上から見下ろした森。そこにある煉瓦造りの素敵な家。緻密で温かな雰囲気で描かれたこの絵から始まるだけで、わくわくしてくる。
今回の「はりねずみ医院」の患者はさるくん。優しそうな目で、背中にうっかりくっつけている葉っぱがユーモラス。
毎日元気いっぱいでやってくる、さるくんの怪我の数々。はりねずみ先生はそうなった訳を聞く度に、「発明家さんですね」「頑張り屋さんですね」と認めていく。危ないとも、やめなさいとも言わない。ただ、やったことを具体的に褒めていく。〝ああ、これが、これこそが、はりねずみ先生なんだ〟と、真っ白の眉毛を見ながら思った。
そして、さるくんの「あこがれ」「頑張っている理由」を知ると、はりねずみ先生もさすがに目を丸くして笑いながらも、やはり「それは頼もしい」と一言。
それは、小鳥達この森の住人が怪我ばかりしてるさるくんを心配してのとは、真逆の言葉。
心配するのも大切。でも、もっと大切なのは?
そして、ピンチが起きる。さるくんは頑張る。自分しかできない体を使って、いっぱい頭を使って、森の住人にお願いして。
心配されるより、認められるより、褒められるより、さるくんがうれしかったのは、助けることができたこと。憧れていたヒーローとは全く違う方法で、ピンチの2人を助けられたこと。
憧れるヒーローを目指しても、そのヒーローにはなれない。自分なりのヒーローを目指していく。自分からヒーローになっていく。さるくんにそれがわかったと思った瞬間、また怪我を。あらあら、振り出しに戻ってしまうのかな?
でも、こねこがさるくんに言った言葉。それがきっと効くはず。それこそが、言われた相手をヒーローにする言葉だから。
みんな優しい森の住人。そんなみんなでも、少し何かが気になっているもの。怪我だけでなく、それも一緒に癒していくのが「はりねずみ医院」。
「はりねずみのおいしゃさん」シリーズの最新作.
ヒーローになりたいさるくんは、失敗ばかり。
毎日けがをして、はりねずみ先生の病院にやってくる。
みんなと比べて自分は役に立ってない、誰かを助けることができてないと思っていたが、さるくんにしかできない方法で誰かを助ける。
前作を読んだことがなかったが、十分楽しめた。
ほのぼのとして丁寧に描かれた絵に好感を持った。
やさしい ということばを検索したら辿り着きました。
ゆうき ということばを翻訳したら変換されました。
ともだち ということばを透かしてみたら浮かんできました。
今はケガばかりの毎日だけれど
いつか きっと なりたいもの
だれかのために できるようになる
とくに、とくに、の押し頁がある
こどもたち絶対すきなやつ
まんまるの目とわーという歓声が聞こえる
さるくんは どりょくかですね
さるくんは はつめいかですね
そうさ さるくんはヒーローになるんだよ
子どもの頃から好きなふくざわゆみこ先生の最新作。
今の子にも評判がいいので、やっぱりこの絵も内容も時代を超えるんだなと思います。
すぐ怪我しちゃうさるくんが主人公。でも、その理由をあたたかく受け入れるハリネズミ先生の対応がとてもいいです。
そうありたいなって思わされます。
読み手の子どもにも、安心を与える絵本です。
「ヒーロー」は完全無敵!だから、ヒーローになりたいけど、自分とは関係ない。だって、ヒーローは何でもできる、たぐいまれな人のこと。小さい頃から、なんとなくそう思っていました。
さるくんも、ヒーローにあこがれて、いつかは自分もそんなふうになって、みんなから「さるくんすごいっ!」て言われたいのです。でも、ざんねんながら私と同じで、おっちょこちょい。気持ちばかりが先行して、結果はいつもドジな失敗。擦り傷だらけ。
力持ちのくまさん、スイスイ空を飛ぶはやぶささん、びゅーんとはしるうさぎさん。あんなふうになれたらヒーローになれるのかしらと、あこがれて、真似をしてみても、あっという間に、ころんで生傷が増えるばかり・・・
はりねずみのお医者さんには、いつもお世話になってしまいます。先生はさるくんの傷がいつも、あこがれたものになろうとしてつくった傷としって、「がんばりやさん」ですねとやさしくいってくれますが、それにしても、自分はだめだなぁ・・・と自信をなくすさるくんです。
自分のダメさや、ことりさんたちの噂ばかり気にして落ち込んでいたさるくんですが、高い木の枝で降りられなくなった子猫ちゃんをみつけます。心配して集まったみんなが、さるくんなら助けられると頼りにされますが、そんなことできるのかと不安でいっぱい。その上、子猫ちゃんは足に怪我までしてる、はりねずみの先生を呼んできても、先生は高いところが大の苦手・・・不安になったり、落ち込んだりしている場合じゃないと、さるくん自分に何ができると、体と、頭をフル回転!とうとう、さるくんにしかできない方法で子猫ちゃんを大救出!
・・・ま、最後はまた転んで、いつもの生傷をこしらえるのですが、さるくん、一つの大切なことに気づきます。
「ほめられたことよりも ふたりをたすけられたことが うれしくて うれしくて……」
これこそが、”ヒーローのこころ”なのではないでしょうか。ふくざわ ゆみこさんは、自分のことばかり考えているわたしに、こっそり、そう教えてくれている気がしました。私には私にだけなれるヒーローの形があるはず。素敵なメッセージをいただきました。ありがとうございます。
なんと、かわいらしくて心あたたまる絵本でしょう!
温もりのある絵柄が、この動物たちの世界をみごとにつつみこんでいます。
そして、このさるくんというキャラクターがとってもいいですね。
やさしくて、わんぱくで、おっちょこちょいで、そして、ちょっと自信がなくて、
本当にこんな子ってたくさんいるのではないでしょうか。
そう考えると、はりねずみ先生のかかわりというのは、まさに私たち大人がまねをすべきことなのでしょうね。
さいごに、かっこよく木からおりてきたさるくんが、しりもちをつくところで、笑ってしまいました。
楽しくて、ほっとして、なんども読み返したくなる絵本でした。
自信満々の子供もいれば、控えめで自信のあまりない子もいる。
絵本や物語が助けになるのは、不安が多かったり自分に自信のない子が多いのかな。
さるくんは怪我をしても誰かのせいにしないし、
自分自身を責めて後悔したりもしない。前向きに憧れに対して努力をしている。
ヒーローになりたいって思っているだけでは強くなれない。
きっかけは思いもしない時にやってくる。
誰かの為になった時、自身になったことがあるとき、
さるくんは誰かのみんなのヒーローになれるんだって過ぎてから思えるのだなと思わされます。
とても森の色合いが心地よく季節もいい。
こんな森の中で過ごせたら楽しいだろうなっていう世界観もこの本の良いところですね。