そして少女は、孤島に消える

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刊行日 2025/01/20 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#そして少女は孤島に消える #NetGalleyJP


内容紹介

注目作家が描く、切なさと驚きの詰まった孤島ミステリー

「生きて島から出られるのは、たった一人だけ」

無人島で行われる映画の主演オーディションに集った5人の少女たち。

台本に描かれた“演技”は、やがて現実となり始めて――。


子役として俳優デビューした井上立夏は十八歳になる。今後の役者としての自分を模索する中、鬼才と称される監督が撮るという、新作映画の主演オーディションに挑むことに。最終審査まで残った立夏は、他の候補者である四人の少女とともにロケ地となる絶海の孤島に降り立つ。ここで三日間かけて台本に書かれた演技をするよう監督に指示されるが、「島に残るのは、君たち五人だけだ」と言われ、スタッフは姿を消してしまう。受け取った台本に描かれていたのは、孤島に滞在する五人の少女たちが何者かに襲われ、一人ずつ血に染まっていく物語だった。やがて作品世界にのめりこむ立夏たちを陥れるような出来事が起き始めて……。


●著者プロフィール

彩坂美月(あやさかみつき)

山形県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。『未成年儀式』で富士見ヤングミステリー大賞に準入選し、2009年にデビュー(文庫化にあたり『少女は夏に閉ざされる』に改題)。『向日葵を手折る』が第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補に。著作に『ひぐらしふる』『夏の王国で目覚めない』『僕らの世界が終わる頃』『金木犀と彼女の時間』『みどり町の怪人』『思い出リバイバル』『double〜彼岸荘の殺人〜』などがある。

注目作家が描く、切なさと驚きの詰まった孤島ミステリー

「生きて島から出られるのは、たった一人だけ」

無人島で行われる映画の主演オーディションに集った5人の少女たち。

台本に描かれた“演技”は、やがて現実となり始めて――。


子役として俳優デビューした井上立夏は十八歳になる。今後の役者としての自分を模索する中、鬼才と称される監督が撮るという、新作映画の主演オーディションに挑むことに。最終審査ま...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575247930
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 280

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

子役から脱するため、“鬼才”高遠監督の不可解なオーディション、5人が無人島で演技する3日間に立夏は参加する。
彼女らの技能と執念に圧倒されるが、一人ずつ殺されていく。
オーディションの目的は予想を遥かに超えていたのだ。

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辛い幼少期から名子役にまでなった立夏。でも限界を感じて、“鬼才”高遠監督の久々の新作『モンスター』のオーディションに参加する。
それに残り、最終オーディションに参加した5人は、いや読み手もそのやり方に唖然とした。

試されるのは、殺し殺される演技力。それでも参加する5人の執念に唖然。更に演技力にも飲み込まれそう。例えば、〈エリカ〉を演じるえみりの、あまりにも迫真の演技。

このように、無味乾燥なシナリオが読者にも示され、それに基づく実際の演技が情動、仕草たっぷりに描かれていく。これほど違うとは。〈血が通う〉とはこれほどまでのことなのか。

とうとう最終3日目。が、その3日目用に渡された最後のシナリオに、彼女と読み手共に呆気にとられるしかなかった。途中で途切れたとしか思えないシナリオ。これが〈鬼才〉が書いたシナリオなのか? それでもやるのか?そう、全員がやる気。譲る気など毛頭なし。

そして、嵐の中で最後の演技審査の開始のブザーが鳴った。そして、途中で途切れたシナリオの続きを2人で演じていく。本音を演技に乗せて本気でぶつかり合っいく。役者とはそこまで演技に託せるものなのか。
そして、決着。演技という形を決して崩すことなく、決着。見事、の一言。残ったのは、1人。
でも、演技審査終了のブザーはまだならない。先が全く見えないまま、まだ演技を続けなければならないのか?そう、こんな意外な形で演技審査は再開されるとは。

そうして、最終オーディションの結果を元にした、高遠監督の復活を示す新作のホラー映画が完成する。

でも、物語はこれで終わりではない。このホラー映画をつくるために行われた、ホラーじみたオーディション。そして、これらを更に大きく取り巻いていたものが、最後の最後に明かされる。それは、人間味に溢れた、大きな大きな意図だった。
その最後まで、どうかしっかり読んでほしい。

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ひりひりとした緊張感に追い立てられながら、一気読みするしかなかった…!!
不安しかない孤島でのオーディション。ずっと薄暗いような雰囲気が漂う物語の中で、少女達の役を勝ち取りたいというものすごい熱意、本物への追求が、この作品を熱のこもったミステリーにしていました。どんな結末へ向かうんだろうと、目が離せないまま、予想は裏切られ続けて、ひっくり返るようなラスト!これはおもしろすぎました…!
どこからどこまでが演技なのか…注意深く、もう一度読み返したいです。
素敵な作品をありがとうございました!

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とある映画のオーデションのために島に連れて来られた5人の少女。最初からただことではない空気を醸し出していて、これだけのスリルや登場人物の複雑な心情を書き出しているのに、主人公の救済と成長の明るい結末になっていて素敵です。二転三転、というか、入れ子の箱のような物語でした。映像でも見てみたい作品でした。

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映画のオーディションで少女5人で孤島へ。そこで起こる不可解な出来事。オーディションはどうなるのか。立夏の生い立ち、ドラマでの役柄と現実の違いなど読んでいると立夏がこの先成功してほしいと私は願わずにはいられなかった。
島に行ってからもオーディション成功して!と願っていた。一体誰がヒロインの座を射止めるのか。不穏な気配を感じながらも進んでいくオーディション。
正直、想像を超える結末に驚きました!まさか!と納得が同時に存在していて、ホッとしました。

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そして少女は、孤島に消える/彩坂美月 双葉社

若い女性5人のみで無人島に訪れるサスペンスホラー

最終選考に残った5人の若い女性達だけで無人島へ
鬼才と評される監督の最新作の最終オーディションは
遠隔で撮影される環境の中、役者のみで行われる

かつて数々の不幸な事故があり、呪われた島と呼ばれている
そこに訪れた人達は、必ず1名だけが生き残る・・・

オーディションは、最新作の脚本そのものを使って行われる
映画の舞台は呪われた無人島、ジャンルはホラー

次第に、芝居と現実の区別がつかなくなってくる中で
疑心暗鬼になった女性達に訪れるものは…
5人の中で生き残るのは誰なのか…

いつ起こるか分からない惨劇に、最初から最後までハラハラドキドキ
もう、完全に作者の掌の上で踊っていました。
ノンストップのゾクゾクと、最後に行きついた真相のミステリーに感動です。
素敵な物語をありがとうございます。

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読みました…デスゲームものかなとか、そして誰もいなくなった系かな?なんて思いながら読み進めて驚愕
そう来たか!と思う結末
正直、途中なぜここの場面をそんなに長く描写するんだろうなんて思ったところもあったけれど、全部終わった時にこの小説の全ての意味が理解できて、ミスリードと伏線の嵐に翻弄される
いや、さすがすぎる。さすがすぎて次作がもう楽しみ

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読み終えて納得がいきました。
最終審査において、役の感情なのか、役ではなくそれぞれの少女たちの感情なのか、物語を読んでいるとどっちがどっちなのか
分からなくなる場面がありました。
単にセリフを発するだけではなかなかいいお芝居はできないのかもしれないと思いました。
自分が実際に遭遇している環境であれば、演じているというより体験、経験となりそこで発する言葉や行動は
ある意味、演技ではなく感じたままの動きをする。
この物語を読むうちにドキドキする部分もあり本当に映画を見ているような感覚もありました。
予想できない物語に何か自分がそこにいるかのような感じを受けました。

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鬼才監督の映画オーディションで無人島に取り残された5人の少女たち。異例尽くしの状況で演じさせられるホラーが次第に現実とシンクロしていく―――不穏な空気に息を呑む孤島ミステリ。

しっかり分かれているはずなのに境界がわからなくなる。自然過ぎる流れと極度のスリルに脳が麻痺させられ、どこに注意を置けばいいのかすらわからなくなった。
子役を引きずる立夏のキャラ設定と、物語の核の部分以外にも多く出てくる独特な比喩など、表現の仕方がとても面白かった。

引っくり返ってからまた色を変える意外過ぎるラストまで、疾走感と人間味あふれる物語。

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