俺が恋した千年少女
斉藤詠一
ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/02/17 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#俺が恋した千年少女 #NetGalleyJP
内容紹介
ヤンキー×永遠の命
初恋相手は年をとらない!?
不良コンビが気合いで不老不死一族の謎を解く!
江戸川乱歩賞作家による超弩級のヤンキー冒険小説!
〈あらすじ〉
高校時代、赤鬼として暴れまわった元不良のサラリーマン・錠一郎。25年ぶりに再会した初恋相手の弥生は、高校時代と変わらずに若くてかわいいままだった。高3の夏にいきなり転校して、その後洪水で死んだはずの弥生はなぜ生きているのか……。弥生を追う男達の正体は何者か? 1000年前、イースター島に出現した不老不死一族〈ランガ〉の謎に、赤鬼の錠一郎と青鬼の青葉礼司〈赤鬼青鬼コンビ〉が挑む。 永遠の命なんてクソ食らえ! 「今」を生きる不良が躍動する痛快&超弩級の冒険小説!
〈プロフィール〉
斉藤詠一(さいとう・えいいち)
1973年東京都生まれ。2018年、『到達不能極』で第64回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。著書に『クメールの瞳』『レーテーの大河』『一千億のif』『パスファインダー・カイト』『環境省武装機動隊EDRA』がある。
出版社からの備考・コメント
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
販促プラン
【書店員様へ】
拡材や新刊配本のご希望などを非公開コメントよりご注文可能です!
ご希望の書店員様は非公開コメントにて取次・書店コード・書店名をご記載のうえ、ご注文・お問合せください。
※非公開コメントのみだと通知が届かずにお受けできない場合がございます。必ずあわせてのレビュー投稿をお願い致します。
※ご希望数より調整が入る可能性がございます。ご了承ください。
※営業担当者よりご登録のメールアドレスや店舗様へご連絡させていただく場合がございます。
こちらのタイトルの新刊ご希望数の締め切りは1月21日(火)迄とさせていただきます。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575248005 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
ページ数 | 320 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
錠一郎と礼司が25年振りに会った想い人の弥生は、昔の少女のままの容姿だった。死なぬ者達の権謀術策に振り回されながらも、彼女への想いは変わらず2人はヤンキー魂を燃やす。
時代を超えた意志の物語は、いったいどこにたどり着く?
------------------------
中年である40代になった錠一郎と礼司の〝今〟に、フラッシュバックのように高校時代の様子が挿入されていく。高校時代の錠一郎と礼司と弥生のテンポいいやり取りが青春していた。
そこに、錠一郎や礼司が産まれる前の話さえもが紛れ込むようになると、一気に危機感が増していく。
でも、「俺たちは、ずっと弥生の味方だったんじゃねえのか?」という錠一郎が礼司に語った言葉。25年後の再会であっても、彼女がイモータルであっても、2人はその言葉を当たり前のように守り、運命に真っ向からいどんでいく。
25年の時を超えて一般人である(Giftedではあれど)錠一郎と礼司に弥生があえて協力を頼んだのは、彼女自身一千年もの人生に倦み疲れ、意識する事なく近しいモータルに救いを求めていたからだろう。
死は悲しいが、人が知恵を絞り何かを生み出そうとするのは、人生に限りがあるから。だからこそ、美しく価値がある。それを錠一郎と礼司は体現していく。
そして、第999章。それは一体いつのことだろう。その紙の手紙には、何と書いてあるのだろう。そして、名前も変えた彼女はどんな返事を書くのだろう。
そして彼女はイモータルであることを後悔することなく、まっすぐ自分の運命を切り開いていくだろう。
運命は、最初はさりげなく始まるものかもしれない。それがどれほどの大波になろうとも、最初はごくごく身近なとこから……
そう思いながら、この壮大な物語を振り返っていた。
長く生き続けることの苦悩、限りある命を精一杯生きることの美しさの対比が心に響く。
そして、ロマンチックで切ないラストに胸が締め付けられました…!
どこか懐かしいツッパリコンビの赤鬼と青鬼がかっかよくて明るくて、作品全体の雰囲気も暗くなりすぎずによかったです。
錠一郎と弥生のもどかしい恋模様、歴史と上手く絡められたランガの物語や、バッキバキのバトルシーンなど、ずっと目が離せないまま楽しませてもらいました。
疾走感のあるおもしろい作品でした!
ありがとうございました!
何も告げずに消えた初恋相手の事を忘れられないアラフォー元ヤンの錠一郎。25年振りに再会した彼女の姿は当時のままで―――不老不死の一族の謎を巡って繰り広げられる、純粋なヤンキーコンビと永くを生きた少女の絆を描いた、歴史やアクション好きにもオススメのSF恋愛ミステリ。
90年代のヤンキー漫画を読んでるようなカオスな世界観に始まり、そこから目まぐるしく変わる時代に順応しようとする錠一郎の苦悩。それだけでも一時代の歴史を見ている感覚だったが、それすら刹那に感じる存在からの視点が加わり、ぐんと世界が広がり、壮大な歴史の物語になる。「戦争」を幾度と見てきた一族の言葉が、今だからこそタイムリーに響いてくる。終わりがあるから大切に出来る事もあれば、永くを繰り返して初めて気付く事もある。時間の使い方を考えさせられるメッセージ性の強い作品。
本当に存在するのではないか、と思わせるような綿密に練られた不老不死一族の設定も圧巻だった。