妻が夫を完全犯罪で殺す方法(あるいはその逆)
上田未来
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刊行日 2025/01/20 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#妻が夫を完全犯罪で殺す方法あるいはその逆 #NetGalleyJP
内容紹介
夫婦喧嘩 × 完全犯罪 × AIミステリー
最低な夫よ、絶対許さない!
妻=古典的手法、夫=AI考案
絶対にバレないように隣人を殺すのはどちらか!?
〈あらすじ〉
料理研究家の鷹内冴子は夫の射矢に殺意を覚えた。探偵に素行調査を依頼したら、三桁を超える不倫が発覚。昔から異様にモテたが、こんなクズだとは思っていなかった。別れる前に叩きのめしてやると心に誓い、まずは『妻が夫を完全犯罪で殺す方法』という小説を執筆し始める。IT企業社長の射矢はキッチンの抽斗から妻の書いた小説を見つける。浮気がバレたと確信し、不倫相手と距離を置き始めた。そんなある日、部下が開発中のAIの三郎と対面した。夫婦は一緒にトレイルランニングの大会に出る予定なのだが、三郎は「冴子は射矢を事故に見せかけて転落死させる」と衝撃の予想を告げる。そして、三郎は射矢のために完全犯罪を計画するのだった。
〈プロフィール〉
上田未来(うえだ・みらい)
1971年山口県生まれ。関西外国語大学卒。「濡れ衣」で第41回小説推理新人賞を受賞。著作に『人類最初の殺人』『ボス/ベイカー』がある。
出版社からの備考・コメント
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575247947 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 320 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
AIが人間を操ることが本当にあるのだろうか、無いと思いつつもでも起こりうるのかもしれないと少し思ってしまう。
冴子の最終的にはそう思っていなかったが射矢を殺したいと最初に思ったことが後に他の人を巻き込んで大きな事件となってしまう。
人間だけの中であればこんなことにはならなかったんだろうなと思う。三郎が関係してきたことで本人たちが思っていること違う方向に
向かって進みはじめ、全ては三郎の思い描く形になっていった。
でも三郎も最終的には自分を壊すことを選んだという点はまだ人間と同じにはなれなかった、でもそれが無かったら人間となっていたのかも
しれない。
殺したいとまでは思わないにしても、日頃から夫憎しが止むことのない私、タイトルに惹かれて手に取りました。内容紹介やあらすじも面白そう!と、実際に楽しく読み進めていったのですが、本当の面白さはまだその先にありました。あらすじで触れられていない部分がめちゃくちゃ面白くて、にも拘らずあらすじをこれにとどめたのがまた好印象そして大感謝!1月刊行とのことですが、新年早々年間ベスト候補です。2025年、この作品を超えるものに果たして出会えるでしょうか…
素行調査で夫の不倫を知り殺意を抱く妻と、妻にバレた事を知りAIに相談する夫。崖っぷちの夫婦が、対象的な方法で完全犯罪を企てる、新世界のSFミステリ。
夫の不倫、妻の殺意、AIの思考、どれをとってもぶっ飛んでいて面白い。よくあるシチュエーションをいかにオリジナルのものにするか、AIの形だったり、登場人物の個性だったりで、独自の色に染め上げていく鮮やかな技巧に陶酔した。
古典的な手法と近代的な手法がぶつかってどちらが勝つのか、スリリングな展開にのめり込めばのめり込むほど、著者の罠にはまり、大事なものが見えなくなっていく。そうか、こういう風にして人は物事を、延いては自分を見失っていくのか、と興奮状態に陥った人間の感覚を一緒に体験出来たのも印象的。まさかまさかの展開に先が読めない、ジェットコースターミステリ。