第１巻で、どんな願いもかなえられる権利をかけ〈怪盗ギャンビット〉まさに死闘を繰り広げたロザリン・クエスト。そのロザリンが１８歳の誕生日を迎えたところから第２巻が始まる。１８歳といえば青春真っ只中なのに、とんでもないバースデープレゼントが送られてくる。また新たな戦いの日々が始まる。そのスケールの大きさと、次々に襲う試練にどきどきしながら読んでいた。世界中が舞台となり、怪盗たちが使う道具の描写も細やかでどう映像化されるのか楽しみでならない。

クエスト家では“クエスト家の一員たる者、この世のだれをも信用してはならない”という掟がある。しかし第１巻で〈怪盗ギャンビット〉を通してロザリンの心境には変化が起きていた。これぞ青春だなという恋心や友情、そして母親への思いもありロザリンが成長していく姿もとても良かった。閉鎖的な世界で生きてきたロザリンだが、“生きのびられたらやりたいことリスト”には１８歳の等身大のロザリンの思いが込められていて怪盗としてではなく普通の女の子なのだなと改めて思う。
Y.A文学としてロザリンたちの思いはこの世代に共感を呼ぶだろう。もちろん大人も夢中になる物語だ。第１巻でこの物語に心奪われた人だけでなく、これから読む人にも２冊まとめてこの冬おすすめしたい。
これだけのボリュームがあるのに全く飽きることなく、ずっとわくわくしながら読むことが出来てとても楽しかった。

前作で大ファンになり、続編ご刊行に大歓喜！
やはり、間違いない面白さ！

今回も、
伝説の怪盗一家の娘・ロザリンが、華麗に大活躍！

窃盗のコンテスト「怪盗ギャンビット」に参加し、
命懸けのバトルを繰り広げる。

家族愛と恋愛の間で、悩み揺れ動きながらも、
懸命に奔走するロザリンから、
目が離せません。

そして、彼女を支える友人達の、揺るぎない絆に、
胸が燃えるように熱くなりました。

二転三転する怒涛のクライマックスに、
エキサイティングが最高潮！

また、「誰も信用するな」という掟が、
大きな試練を経て、逆転変化していく。

その様子に、
何よりも強いパワーが、全身に充満しました！

今から、映画化もすごく楽しみです！

前作を読んで、続きがとても気になっていた。
危機、また危機と、手に汗握る展開はスリル満点で、アクション映画を観てるようだった。
ロザリンとデブローの恋の行方も気になったが、友人たちと絆を深める様子も微笑ましかった。
400ページという大作だったが、ページをめくる手が止まらずに一気に読み終えた。
著者の他の作品も読んでみたいと思った。

「はぁ…おもしろかったぁ」思わずそんなひとり言がこぼれました。『ページをめくる手が止まらない』が味わえる1冊ですね。
前作に続き、今回もスリル満載の状況をロザリンはどう切り抜けるのか…！？
次作はまだ未定らしいけど、映画化もするし、ぜひ長く続いてほしいです！