こころをまもる絵本4 衝動行為 イライラが止まらないハリー
大江美佐里
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刊行日 2025/03/03 | 掲載終了日 2025/03/02
ハッシュタグ:#こころをまもる絵本4衝動行為イライラが止まらないハリー #NetGalleyJP
出版社からの備考・コメント
本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784772615747 |
本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
ページ数 | 36 |
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NetGalley会員レビュー
子ども視線から、様々な心の問題を扱う「こころをまもる絵本」シリーズ第4巻。子どもがひとりでも具体的にできる対処法や、困り具合を伝える時のポイントなど、類書にない配慮が素晴らしい。
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「わざとやっている」のではないことをきちんと押さえてある事。読者(子ども)に対して、自分はそうではなくても「気づくことは親切にしたり、差別をなくす第一歩」と書いてある事。これらから、子どもとそれに向かい合う大人に対して、本当に配慮の行き届いた親身な態度でこの本を作ってある事を実感した。
身体を休めるだけでは回復しないのが、人間関係からの「いらいら」。そうなると、自分でもなぜこんなことをしてしまうか、戸惑うことは大人にもある。子どもなら尚更だろう。
それによって起きる行動「きけんな行動」。それが止まらなくなってしまう「悪循環」。それを単なる「あるある」ではなく、相手が子どもであっても前頭葉と大脳辺境系との関係でしっかりと説明してあるのには驚いた。
そして対応編。子どもが1人でもできる方法から、大人などが関わる方法。その時の他者との関わり方、伝え方のポイントまで。
そして、「解決したら終わり」にせず、その先の自己肯定感の向上についてまで触れられいることに、素晴らしさを感じた。
人間関係が希薄になってきている現在、ここまで配慮をした本が作られることの必要性、意義の大きさを感じた。
「きけん」っていう言葉がキーワードで、少しぼんやりしている分、
自分がこうかもしれないと、自分に問いかける「もしかしたら私のこの時」、
などと回想しながら思えば、自分に投影しやすいかもしれません。
また、こういう傾向に至りやすい子供だと自分で読んでいても自己嫌悪になりやすいだろう。
誰か信用できる人が、一緒に語り掛けるように読んであげる使い方だと、
子どもの心に共感できれば、一緒に泣いてあげれるわかってあげられる本です。
心の内面を自分と誰かが話し合う。こうかもしれない、を、共感する超えていく。
そういうものが絵本で表現できる時代なのだなと思わされる本です。
絵本というより、イライラしたり人に当たったりしてしまう子どもに向けての実用書という感じでした。
イライラしたり怒ったりする行為を、自分を傷つける行為だと書いてあるのが、救いのように感じました。
最近、イライラしている大人も多いので、大人にも読んでもらいたい絵本でした。
大人もためになる本だと思いました。
短気は損気。
イライラをおさえ、上手に自分の気持ちを表現する力は、子どもの頃から身に着けておくにこしたことはありません。
イライラにた時どうしたらいいか、かみ砕いて記載されており、問題行動のある子どもに冷静さを身に着けさせるにもとてもいい内容だと思いました。