こころをまもる絵本3 解離症 記憶がとんでしまうネズコ
大江美佐里
ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/03/03 | 掲載終了日 2025/03/02
ハッシュタグ:#こころをまもる絵本3解離症記憶がとんでしまうネズコ #NetGalleyJP
出版社からの備考・コメント
本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784772615730 |
本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
ページ数 | 36 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
日々の暮らしの中で身体だけで無く、心の健康の重要性が高まっているので…こころをまもる絵本3というのが気になり読ませていただきました。
解離症って、なんだろう?どんな時に起こるのか?
もしも自分や周りの人がその症状が現れた時、どんな風に対処すれば良いのかを可愛い絵と子どもにもわかりやすい言葉で教えてくださっています。
伝えにくい心の中を絵で表現してあるので、この絵本を読んだ子どもが自分のいろんな気持ちを表明する時に役立ちそうだと感じました。(そのおかげで私も解離症の情報が入ってきやすかったです。)
解離症の時に起こる心のしくみや症状を理解することで当事者の生きづらさが楽になり、周りの人達が病気を理解する事でサポートの仕方や誤解などが無くなれば良いなぁと願っています。
今の時代、学校へ行けないクラスに入れない子供も増えていると思う。
原因は一つでもなく、複合的なものかもしれないし、一つの極端なことかもしれない。
そういうクラスの友だちを見た時にその子が解離症なのかもしれないという気づきが生まれ
そうであったとしても、もし違う場合であっても、その子の為にわかってあげる、
相手を思いやって上げれる想像力が広げるために役に立つ本だなと思います。
引き裂かれるような強い気持ちというのが、私にもあるって思うだろうし、
でも、もっと苦労して生きている人がどんな気持ちなんだろう、
と想像できる人を育てる一助になってほしいと思わされる本ですね。
児童精神科分野の本は児童書になかなか類書がないため、とても貴重な本だと思います。
解離症という、自分の中にかかえる辛さにより、無意識のうちに意識に変調があるこころの病気の本です。
読みながら、はるか昔、同級生がこの症状で、具体的にどう困っていて、どうサポートすればいいのかわからず何もできなかったことを思い出しました。
この本には、具体的な症状だけでなく、どうすれば解消につながるかということも、子どもにもわかりやすく記載されています。
困りごとに対して助けになる本ですので、保健室や困りごとがあるこどもの居場所にあってほしい、良い本だと思いました。
解離症はたまに聞きますが、どんな症状なのか、どのような問題があるかなどはあまりよく知りませんでした。
幸い私の周りに今のところこの症状で苦しむ人はいませんが、知っておいて損はない知識だと思います。
絵本なのですぐ読めるし良かったです。
知らないということは、どれだけ不安なことでしょう。
どうしたらよいのか、わからないという不安がどれだけ、日々のしあわせを奪ってしまうことでしょう。
もし、わたしが、このシリーズに出会わなければ、特に、この解離症を扱った第3巻に出会わなければ、解離症の人に随分ひどいことばを善意だと思って投げかけてしまっていたか・・・思えば少し怖くなります。
心と、体は互いに影響しあっていると、頭は理解していても、まさかほんとに解離してしまうなんてなかなか実感の持てないことです。心も体もひとつのもの、そんな疑念をはさむ余地などなく、深く意識することなく、固く信じているのものです。
でも、事実、この症状に見舞われる人たちがいるのです。それはそれは、解離のおこってしまった本人は不安です。でも、見ている方だって、不安なんです。家族が、友人が、突然に理解できない人に感じます。だから、その人を遠ざけ、見てみぬふりをするか、まるで狐憑きのように訝しんで、無理解な言葉を投げつけて、戸惑う本人の不安をより一層深めてしまう・・・そのどちらかのことしか、できなかったことでしょう。
幸い、この作品を手に取り、実際の症例を 知ることができました。この解離の症状を持った誰に対しても「絶対的な正解」というものがないとしても、「一緒に寄り添い、解決策を丁寧に観察し模索していくこと」こそ大事なのだと、知ることができました。
だって、手首の輪ゴムを、危ないってときにパチンなんて、きっと、思いつかなかったことでしょう。知らなければ試すことなど無かったでしょう。でも、それが効果があるかもしれない。やって見る価値アリなこと!そして、それは、対処の方向性のヒントでもあるはずです。
不安は一瞬には消えないけれど、光が見える。この道がその光への道かもしれない。そう思えることが、この解離という不安に大事な処方であることか・・・ありがとうございました。知ることの大切を、今回も教えていただきました。
シリーズ3。メンタルの問題を非常に平易に解説していて、大人にも難しい理解を、子どもたちと共有できるように工夫されているのがすばらしいです。
「解離症」のことを初めてしっかりと認識できたと思います。大人でさえ自分に起きたその状態をすぐに理解でき、対処するのが難しいと感じるのに、子どもならばいっそう不安に駆られるでしょう。意識が飛ぶ、失くす、という状態が引き起こされることをきちんと記録して把握する方法は、視覚化、客観化することで冷静になれると思います。なぜか手首の輪ゴムをパッチンとするやり方は知っていました。
解離は自分の対処できない葛藤を一旦切り離すためだと知れば、無闇に怖がらずに対策に臨めると思います。やはり正しい知識の大切さを感じました。