さよならの向う側'90s

The times and music with you

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さよならの向う側 第4巻
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刊行日 2024/11/20 | 掲載終了日 2024/11/10

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内容紹介

電話ボックス、カセットウォークマン、
スーパーファミコン、ノストラダムス、2000年問題……。

舞台は90年代。
新しい案内人が導く最後の再会とは!?

2022年9月に上川隆也主演でTVドラマ化され、
シリーズ累計6万部を突破した、絶対号泣小説の最新作!

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。

※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

☆ ☆ ☆

【あらすじ】
人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って
会いたい人に会える時間が与えられる。

ただし、その中で会えるのは、
あなたが死んだことをまだ知らない人だけ――。

舞台は90年代。新しい案内人が導く最後の再会とは!?

【目次】
第一話 君がいるだけで
第二話 Tomorrow never knows
第三話 チェリー
第四話 First Love
第五話 ラストチャンス
ボーナストラック

◆著者について
清水晴木 (しみず・はるき)
千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO文庫)でデビュー。著作多数。2021年、『さよならの向う側』が話題になり、映像化もされた。近著に『さよならの向う側 i loveyou』『旅立ちの日に』『分岐駅まほろし』「17歳のビオトープ」「さよならの向う側Time To Say Goodbye』『トクベツキューカ、はじめました!』『天国映画館』がある。

◆イラストレーター
カシワイ(Kashiwai)
漫画家、イラストレーター。
京都市在住。
書籍の装画や漫画を中心に幅広く活動中。
線や余白を大切にしている。

電話ボックス、カセットウォークマン、
スーパーファミコン、ノストラダムス、2000年問題……。

舞台は90年代。
新しい案内人が導く最後の再会とは!?

2022年9月に上川隆也主演でTVドラマ化され、
シリーズ累計6万部を突破した、絶対号泣小説の最新作!

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行...


出版社からの備考・コメント

【書店員様へご案内】
拡材や新刊配本のお申込みを非公開コメントにて承っております。
◎ご希望の書店員様は「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載の上、
非公開コメントまたは【マイクロマガジン社 営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。

※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※非公開コメントのみでお申込みいただいた場合、通知が届かずにご注文をお受けできない場合がございます。
 必ずご注文と併せてレビュー投稿をお願いいたします。
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おすすめコメント

2022年 9月のTVドラマ化
2022年 第5回未来屋小説大賞 第4位
そして、
2022年 本屋大賞30位

と各方面で話題となり、
全3巻でもって感動のフィナーレを迎えた『さよならの向う側』の新シリーズです。

今回も舞台は千葉となりますが、時代はなんと1990年代後半
バブル崩壊以降、世紀末も囁かれた時代感を背景に新しい案内人
「さよならの向う側」を訪れる人たちの最後の再会を案内します!

人生をテーマに作品を綴る清水晴木先生の最新作にご期待ください!

2022年 9月のTVドラマ化
2022年 第5回未来屋小説大賞 第4位
そして、
2022年 本屋大賞30位

と各方面で話題となり、
全3巻でもって感動のフィナーレを迎えた『さよならの向う側』の新シリーズです。

今回も舞台は千葉となりますが、時代はなんと1990年代後半
バブル崩壊以降、世紀末も囁かれた時代感を背景に新しい案内人
「さよならの向う側」を訪れる人たちの最後の再会を案内します!

人生をテーマ...


販促プラン

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期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。

《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2024年10月15日(火)午前10時

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NetGalley会員レビュー

若き案内人が亡くなった方を最後の再開に導く。あの頃の世相を吹き飛ばす各タイトルと共に。そして、現世の人々も手を差し伸べてくれる。
各タイトルの曲を改めて聞いてみよう。エピローグである〈ボーナストラック〉のために。

-----------------------

『君がいるだけで』
米米CLUBの名曲
戸田が会いたいのは娘の恵理。
時は1992年。当時のヒット曲やかつてのヒット曲名が並ぶ。その名を読むだけでも当時のことが思い出される。それが現実の時間である戸田にとっては、それ以上の想いのはず。
そんな戸田は、恵理に〈君がいるだけで心が強くなっていたこと〉をどうやって伝える?

この若き案内人は甘い缶コーヒーは好まないけど、人の心を優しく包み込む大いなる器を持つ、名演出家の案内人だった。

『Tomorrow never knows』
Mr.Childrenの名曲
市川が会うことにしたのは、彼の死を知らない中学時代の同級生の聡。社会に出たものの引きこもってしまった聡。そんな聡の目を外に向けさせ、自分の分まで「生きて楽しんでもらう」ことを、市川は彼に託そうと踏ん張る。
聡の〈長い旅路のなかで再び出会った〉市川は、夜明を迎えるまでに、それをできるのか?

『チェリー』
スピッツの名曲
老いた文子が会いたい修三はすでに亡くなっていた。気落ちして閉店した喫茶オレンジでコーヒーを飲む文子を訪れたのは、若き案内人。
彼が去った後、そっと訪れた青年。その繋がりに気づいた時には言葉を失った。その青年は修三の代理人というだけではなかった。ある志を受け継ぎ、更に受け継ごうとする人でもあった。何か大きなうねりが始まっているのが感じられた。
修三は〈どこか曲がりくねった道を、君を忘れずに行く〉途中なのだろう。そして訪れた青年には〈想像以上の未来が待っている〉はずなのだ。

若き案内人である佐久間も、これからどのようなら繋がりを作っていくのだろうか。

『First Love』
宇多田ヒカルの名曲
1999年。信じようと信じまいとノストラダムスの大予言を意識せざるを得ない年。
恵一との結婚を前にマリッジブルーの彼女がいるのは、物静かでゲーム好きの店主がサイフォン式でコーヒーを入れる喫茶店。更に乗ったタクシーの女性運転手はラジオ放送のファン。絡まれた彼女を助けてくれたのは、クマのぬいぐるみを着た名もなきヒーロー。
そう、彼女の〈立ち止まる時間が動き出そう〉としている。温かくて大きなうねりに後押しされて。

『ラストチャンス』
Something ELseの名曲
〈後悔だけはしたくはない。一体どこまでできるかわからないけど〉と、現世にもどった和人は紗奈のためにかけずり始める。
「喫茶オレンジ」で(マスターは知らんぷり)、タクシーで(どこかで会っただって?)、クマのぬいぐるみで(ドレミファソラシドパンチ!)。
そう、現世での案内人たるべき人々との巡り合い。更に皆との「再会」が「若き案内人の和人」を助けてくれた。人を助ける者こそ人から助けてもらう。それが、この、温かくて大きなうねりのおおもと。読んでいて涙が溢れてきていた。

『ボーナストラック』
ノストラダムスの大予言が外れた1999年12月31日。穏やかな日々がもどってくる。
普段は会うことの少ない案内人同士の会話。佐久間と谷口との会話。このやりとりは、この物語のボーナストラック。そして、「さよならの向こう側」の本質。

更にこのボーナストラックは、2000年からも続いていく、この物語のプロローグ。だから、この言葉で終わらなければならない。そう、「──乾杯」という言葉で。

何と言う壮大なプロローグに立ち会うことができたのだろう。その感慨に、言葉は必要なかった。

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今度の舞台は90年代。
スマホが普及した今では、ほとんど見られなくなった電話ボックス、
音楽を持ち歩くというコンセプトで一世を風靡したカセットウォークマン、
ゲーム機のスーパーファミコン、
世界が滅びると予言されたノストラダムス、
コンピューターの不認識から起こる2000年問題など、、

それらを絡ませながら、
感動の小説「さよならの向こう側」は4作目を迎える。

現世に戻って会いたい人、
それはやっぱり、愛する家族、大切な友人、恋人だろう。
だけど、その人たちは自分が死んでしまったことは同然知っていて、ルールに従うと会うことはできない。
では、その人が幸せになれる手助けをしてあげることはできないだろうか。。

自分がいなくなってもなお、大切な人の幸せを祈り、手助けをすることができる。
「さよならのむこう側」の役割とはまさにそういうことなのでは、と気づく。
そしてそのエスコートをしてくれる案内人、そういう人になりたくありませんか?

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テレホーダイ、ウォークマン、ノストラダムスの大予言……に懐かしさを覚えたなら、ぜひとも読んでみてほしいです。
 大人気シリーズ、今度の舞台は90年代。
 現代よりも人と人との繋がり方が限られている中で描かれる機微だからこそ、シリーズで一番『人の輪』に宿る温かみが増していた気がしました。
 もしもこの作品を読む読者が、先述した『懐かしさ』を思い出したなら、“かつてを振り返る”をキーアクションとして芋蔓式に『大切な記憶』や『大切な人』をも掘り起こしてほしいと思うのです。
 私にとっては物心つく前に過ぎ去ってしまった時代ですが、それでも他人事に感じることはなく、これまでのシリーズ同様心に深い印象を残す作品でした。

 なぜならば、時代が変わっても人の本質は不変だからです。

 『さよならの向う側』を訪れる人たちは皆、胸の内側に後悔や心残りを吊り下げている。
 だけどそれらを解消するために必要な──“素直になること”は難しく、だから彼らは何かの力に頼って、借りて、想いを届けようとするのです。
 もちろん、それは悪いことではありません。
 大事なのは──どんな手を使ってもいいから──その後悔・心残りと真摯に向き合えるかどうかなのですから。
 私も、(命を落としてから後悔しないためにも)大切な人のことを思い浮かべながら読み進めていました。だから彼らが辿る最後の再会に深く感動したし、もっと素直になりたいと決心できたのです。
 読み終えて真っ先に思ったのは、「本作ひいては“小説”もまた、“変わるきっかけ”の拠り所としての役割を担っている」ということでした。
 本作を読んで、一人でも多くの読者が、大切な人を大切にできるようになってほしいです。
 『さよならの向う側』シリーズは、何度だって、人を励ましてくれる作品となっていくのでしょう。
 ちなみに、章題になっているあの頃の名曲と共に読むことで、物語に対するのめり込み具合も変わること間違いなしです。

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大好きな『さよならの向こう側』の新刊はノスタルジックな雰囲気が溢れていました。今までのシリーズを未読でも全く問題なく楽しめる作品です。
90年代を知らない世代にとっては、流行った曲や出来事、当時は当たり前だったことがどんな風に捉えられるのかなと、若い読者の感想が楽しみでなりません。
90年代は私にとっては青春時代だったので、ノストラダムスの予言、カセットウォークマン、スーパーファミコン、公衆電話、どれをとっても懐かしいです。2000年問題もどうなるのか分からなかったので、職場で年越しをしたので当時を知っている世代としては全てが懐かしく感じました。今のようにネットも携帯電話も普及していなかったので、大きな災害や事件があってもすぐに連絡がとれず大切な人からの電話を待ち続けた時間を思い胸が苦しくなりました。

一話ごとのタイトルには懐かしい曲名がつけられています。
さすが地元千葉愛溢れる清水先生の曲のセレクトです。
第二話で爆発的なミリオンセラーとなった本のタイトルが出てきます。令和の今でも平積みされている書店があります。生きにくさはあの世紀末と言われた時代と変わらず、あの本に救いを求め手に取る人がいるのでしょう。私も爆発的に売れた当時に、どんな内容か知りたくて買ったので興味を持つ気持ちも分かります。
ぜひその本の横にこの『さよならの向こう側』シリーズが平積みされていたらと願わずにはいられません。さよなら向こう側から来る人とメッセージを受け取った人の思いに触れてみませんか?死後の世界は想像することしか出来ませんが、最後に会いたいと思う人は誰でも思い浮かぶのではないでしょうか。大切な人を思いながら生きることで、たとえ今が辛くても乗り越える原動力になる物語だと思います。

第一部と同じでコーヒーがポイントとなってきますが、お馴染みの缶コーヒーが売っていない地域なので、いつかこのシリーズの作品を読みながら飲んでみたいです。カセットテープとはいきませんが、デジタル音源で登場する曲を流しながら読むのもいいですね。

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まさかの神展開
あれがこうなって、それがここにくるかー
この人があの人で、あそこがここで、なんということでしょう
おおっ!期せずして挙げた私の感嘆の声が聞こえましたか?

すべてが前へ前へと進んでいた頃のお話しです
今と比較して揶揄したくなる気持ちもわからないではないですが
朝から晩まで
踊るように仕事をし
楽しいことを追いかけることに夢中になっていた頃に
ひとりひとりの「忘れられない」がありました

無性に生きていたくなる、本でした

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今回の舞台は1990年代。
どの曲も懐かしくて口遊みたくなるものばかり。40 代以上の方なら確実に自分と当てはめてみたりして共感性が高いと思います。
どの章のお話もさよならは寂しいけど、じゃあねと笑顔で手を降ってお別れできるような、ホロリと泣けて温かいものでした。
ボーナストラックで先代案内人の谷口さんと今の案内人さんが会話しているのが何とも微笑ましかったです。

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この一冊から得られるものが多すぎて…!
読後しばらくは乳白色の多幸感に包まれていました。
世代的にドンピシャなので、物語とタイトルが頭の中でリンクして、まるでドラマを観ているかのようにいいところで音楽が流れて、物語を盛り上げてくれます!(そこで泣いちゃう!)
さらに、「音楽は思い出を閉じ込めている」とあったように、頭の中を懐かしい音楽が流れると、私自身の思い出がよみがえって、さらに物語に入り込んでしまってもう大変!
生きてきてよかったなぁ、幸せだなぁ、という気持ちで次の扉へと進む登場人物たちを、温かい気持ちで見送ることができて、私も幸せな気持ちでいっぱいになりました。
登場人物たちもみんながどこかで繋がっていて、その繋がりにもまたグッときてしまいます。
本当にたくさんの人に読んで欲しい作品です…!
そして、今までのシリーズを読んできた人にも嬉しい仕掛けがあったりで、楽しめること間違いなしです!
いつもいつも素敵な作品をありがとうございます!

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泣きました。大切な人への強い想いが伝わり感動しました。特に私も父を亡くしているため父親の娘への想いに泣きながら読みました。
90年代のヒットソングも懐かしくて、あの殺伐としていて、しかし心のどこかで誰もが熱狂を求めていた時代を思い出し、しみじみとした思いに駆られました。あの頃から『さよならの向う側』は存在していたのですね。
人が人を大切に思う気持ちは繋がっていて、もしかしたら私が今笑って生活できているのも、誰かがそっと見守ってくれているからなのかもしれないと思うと、優しく温かい気持ちになりました。

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さよならの向う側 の新シリーズ
大好きなシリーズなので、楽しみに待っていました✨

今回は90年代後半のお話で、ウォークマン、スーパーファミコン、ノストラダムスの大予言…読んでいて懐かしくて、こんな時代もあったなーって。

最初の1章から泣かせる。
やっぱりこのシリーズ好きだーって思わせてくれました❗
どの章もよくて、生きていることを無駄にしてはいけないと、あらためて思わせてくれて、そのままでもいいんだよ。って言われているような、ほわっと包まれるかんじでした。

読ませていただき、ありがとうございました☺️

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今回は90年代の「さよならの向う側」のお話です。5つの話は微妙に絡んでいて、あの人がそこで登場するのか!という所が多くてワクワクしてしまいました。文子さんのお店のコーヒーを好きだった人も大勢いたのですね。そして、亡くなった人たちの思い出の中によく登場するDJのリンダさん。最後の話にご本人が登場してビックリ! 

 死んでしまってから、最後に会いたい人(だけど自分が死んだことをまだ知らない人)の選択って難しいです。だから「ラストチャンス」のように顔を合わせない方法を考え出すなんてすごいなぁ。それほど会いたかったってことなんですよね。

 案内人の佐久間さんも、谷口さんも、ホントにいい仕事してます。最後のお願いをこうやって聞いてくれる人に出会えたら、きっと天国へ行けるのでしょうね。谷口さんが大好きなマックスコーヒーも、やっぱり登場しましたね。

今回も心温まるお話ばかりでした。

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人生を終えた時にやり残したこと、伝えきれなかったこと、一番つらいことなのかもしれないと思いました。
それを24時間という限定付きではあるがさよならの向こう側の案内人が少し辛さを和らげてくれる。
もし自分だったら、最後に会いたい人は誰になるのだろう...
誰かの幸せのために、誰かを助けるために、一日を使えるのだろうか。

この物語の中に出てきた人のように安心して次へ進む事が出来るだろうか。
自分の死を知らない人、でも自分の事を知らない訳ではない。
でもこんな世界があるって思えば少しは幸せって思えるのかもしれない。

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懐かしくて大好きな音楽
何より大切なものを気づかせてくれたね
米米CLUBもZARDもサザンオールスターズも
私の青春そのもので
物語を読みながら
音楽も聴きたくなって流していました
カセットテープに好きな音楽をのせて
いつまでも聴いていたくなったあの頃みたいに
この物語はきっと何度でも読みたくなる
扉が開かれるとき
心いっぱいに愛を抱きしめていたい

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さよならの向こう側シリーズ全て読ませていただいてどのお話も心が締め付けられるような始まりでも最後には暖かい素敵なお話になっているのがとても大好きで、短編で分かれているけれど伏線回収、そして前の短編で描かれている人物のその先が書かれていたり、とても読み応えがある本で大好きなシリーズのひとつです。
そしてこのシリーズを読んで気づいたことは、"後悔のない人生などないのかもしれない"ということです。
後悔のないように今を一生懸命生きなさいという言葉をよく耳にしますが、この本を読んでいるとそれぞれに思い残した、やり残したことが過去にあって、過ぎてしまった過去の大切さに失ってから気づかされることが多く、"後悔"というものは日々にちらばっているのかもしれないと感じました。

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きっと第一部『さよならの向う側』も読みたくなる、1990年代を舞台に繰り広げられる、愛と再生の物語。
第一部の第一巻では『生きること』を知り、第二巻では『愛すること』を知り、第一部の完結編第三巻では『繋がること』を知り、そして、新シリーズ『さよならの向う側'90s』では『大切な人の幸せが自分の幸せであること』を知る。
与えられた時間は24時間。会えるのは自分が亡くなったことを知らない人だけ。そんな煩わしい条件下のなかで、さまざまな形で大切な人と最後の再会を、最後の時間を共にする。
これまでの作品との繋がり、短編同士の繋がりが、まるで魔法のように描かれる。
懐かしいワードが私の心を躍らせ、まだ幼かった頃の思い出がよみがえり、自然と涙が流れます。
大切な人が幸せであることが自分の幸せであり、大切な人の幸せを願うことが本当の愛であると改めて実感しました。

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「自分の死をまだ知らない人に会いに行ける」というくくりが面白いと思った。
当然、家族、親戚、恋人という近しい人には会えないわけで、自分だったら誰に会いに行くだろう、と想像する楽しさがあった。

1990年代の様々なことが、当時の曲と共に思い出された。
あの頃は、今みたいに、なんでもスピーディーにさくっとできるわけではなかったけど、それが良かったんだよなあ、とアナログさを懐かしく思った。
そういったノスタルジックな気持ちの他に、人が人を思いやる登場人物たちの気持ちの波が流れ込んできて、とても暖かい気持ちになった。

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死後に与えられた、現世に戻れる24時間。限りある最期の時間を、今を生きる大切な人を想い捧げる。90年代を舞台に帰ってきた、心揺さぶる人の繋がりを描いた人気作品の新シリーズ。

時代と案内人は変わるが、設定は変わらず。時間の他は一つしかない制約だが、これが相変わらず難しい。会いたいけど会う事が出来ない相手へ、自分たちだけの特別な言葉を届ける。そのアイデアに時代が色濃く出ていて面白かった。不器用な時代に不器用な心がリンクしている感じも、今からすると新鮮。この世代の人たちにはまた違った見え方がするのかと思うと、ちょっと羨ましくもある、ノスタルジックな作品。
作中のちょっとした繋がりからも、幸せの輪が広がっていく絵が見えて、心に温かさが満ちた。

シリーズを追ってる人には、例のアレが今回も出るのかという点も注目の一つ。

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この舞台を彩るひとつひとつの出来事や小物たちのすべてが懐かしい。あの頃は良かった時代だったとノスタルジックな気持ちになるのは、思い出を少しずつ美化しているからだろうか。
日々変わっていくモノがある一方で、人を思う気持ちは、どんなに時が経っても変わらない。わたしは変わらないモノに安堵し、そして心揺さぶられる。いつも琴線に触れるのは、「誰かを思う気持ち」だ。
思い出の中がどんなに居心地がよくとも、過去と折り合いをつけて、前を向いて生きていかなければならない。前作以上にその思いを強くした。
「さよならの向こう側」のそのまた先の未来で、登場人物たちがどう生きるのかをぜひ見届けてほしい。

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脳内に音楽がリフレインしてストーリーとコラボしたとき思わず涙腺が緩んだ。

第一話は「君がいるだけで」
カセットウオークマン、カセットに録音・・・
学生の頃、90年代だったので懐かしい。

その中で繰り広げられる、さよならの向こう側ワールド。
出張の商談前の移動中に、列車内で読んだのがいい意味で間違いだった。
父親と娘の話。
おもわず父親の心境にぐっと心が掴まれる。
そのバックに、米米クラブの「君がいるだけで」が脳内でリフレインした時
思わず涙腺が緩んだ。

音楽の曲でいうと、
君がいるだけで/Tomorrow never knows/チェリー/First Loveの曲名を聞いて
懐かしい~と思う方におススメです。

一話から五話まで、独立しているのかと思いきや
実は・・・
ここからは読んでお楽しみ。

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生きていれば様々な人と縁があるのに、人生との別れが突然やってきてしまったとしたら、どんな人生を送ってきた人でも何かしら心残りがあるはず。もう何も思い残すことはない!と思った人でも「さよならの向う側」を訪れてしまったら、きっと最後にもう一度、思い出や大切な人に会いたくなってしまうはず。ちょっと難しいルールのせいでもどかしさを感じても、案内人さんの機転のおかげで、かえって本当に会いたい人へ想いが強く伝わり、そして相手の気持ちも救われていく。亡くなってしまった人も生きている人も救われる最高の最後の再会。このシリーズを読むといつも少しさみしくなるけれど、同時に心がとてもあたたかくなります。

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