遊廓島心中譚

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刊行日 2024/10/21 | 掲載終了日 2024/11/21

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内容紹介

// 第70回 江戸川乱歩賞受賞作!//
// ミステリー史上最大級のスケール //

孤島となった遊郭で明かされる
遊女連続変死事件の謎。
犯人は愛人か、憎悪か!?

❖ -----------------------
綾辻行人、有栖川有栖、真保裕一、辻村深月、貫井徳郎、東野圭吾、湊かなえ
【 激論4時間半!! 】レジェンド選考委員たちが選考会で最も議論を尽くした作品!

・あらすじ・
幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられる。さらに真面目一筋だった木挽町職人の父の遺骸には、横浜・遊郭島の遊女潮騒の鑑札が添えられ、挙句、攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑をかけられていた。
伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人相手の娼婦であるラシャメンとなって遊郭に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ将校・メイソン。初めメイソンを恐れていた伊佐は、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれながら、その後、潮騒と対面するなど事件の真相に近づいていく。
一方、遊郭島には姉を心中の裏切りによって失った過去を持つお鏡も紛れ込んでいた。お鏡は、「信実の愛」を証明して姉の無念を晴らすべく、「心中箱」を江戸中にばら撒き、さらに遊郭島全体を巻き込む壮大な計画を立ち上げようとするが――。

・担当編集者より・
新人に似つかわしくない大きな構えの題材と、パワフルな書きぶりで、選考委員からもその作品の持つ力には驚嘆の声が上がった将来がとても有望な作家の第一作!

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著者/霜月 流(しもつき・りゅう)
東京都出身。学習院大学 法学部法学科卒。

// 第70回 江戸川乱歩賞受賞作!//
// ミステリー史上最大級のスケール //

孤島となった遊郭で明かされる
遊女連続変死事件の謎。
犯人は愛人か、憎悪か!?

❖ -----------------------
綾辻行人、有栖川有栖、真保裕一、辻村深月、貫井徳郎、東野圭吾、湊かなえ
【 激論4時間半!! 】レジェンド選考委員たちが選考会で最も議論を尽くした作品!

・あらすじ・
幕末日本。幼いころから綺麗な石に...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
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※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。       

★★


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★★★
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出版情報

ISBN 9784065368312
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 272

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

江戸川乱歩賞同時受賞作ということで、刊行を期待して待っておりました。

本作の設定が幕末の遊郭という点で、なかなかない舞台であらすじから展開が楽しみでした。序章から「心中箱」というおまじないがキーワードとして頻出するので、やや本格とは離れたミステリなのかと思い読み進めていました。

しかし、読み進むにつれ小中大と様々な謎が提示されていき、一気にのめり込んで読みました。書評では、「登場人物の心情に納得しづらい」との意見もあったようで、謎解き要素が得意な作者様とお見受けられますが、幕末という写真や動画、科学捜査といった物的証拠がなかなか得られないなか、それぞれの謎が見事に解決されていき、一つに噛み合っていく展開と結末がとても魅力的で面白かったです。


また、改稿されたと思われるキャラの心情、行動動機についても違和感なく納得できましたし、謎解き部分だけでなく主役二人の魅力もあり、やや短いページながら重厚で隙のない作品に感じました。

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「悪人は善人よりも優しい顔をしているのが世の常」
姉を失った鏡と父を失った伊佐はともに横浜の居留地でらしゃめんとして外国人の妾となる。

信実の愛の証明としての心中。
それはこの世では添い遂げることのできない二人が、いつまでも想いを一つにして生きていくためのかすがい。

良質なミステリ作家を送り出し続ける江戸川乱歩賞。
同時受賞のフェイクマッスルも全く違った話ではあるが面白いかったので今後もこの賞から目が離せない。

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四時間半の激論も納得の作品だった。
 かたや“信実の愛”を求める鏡。
 こなた亡父に着せられた不名誉を雪がんとする伊佐。
 二人の女性が行き着く『遊廓島』で展開される物語には、束の間ミステリを読んでいることを忘れさせるような文学的雰囲気が漂っていた。
 鏡と伊佐がそれぞれに出会う、異国人。
 『心中箱』を広めて回る鏡はバーキットと、伊佐は『遊女殺し』の異名を付されたメイソンと、行動を共にし──二人の胸の内側で次第に繊細な機微が膨れ上がっていくのだが、舞台となった江戸の情感も併せてその描き方は新人離れしており、驚嘆とさせられた。
 どちらのパートでも綴られる『愛』の物語に、私は感嘆とする他になかったのだ。
 これだけでも小説として楽しむことができるのだが、ミステリとしてのギアによってさらなる深みを味わうこととなった。
 亡父に着せられた不名誉の真実、かつて遊廓島で起きた遊女連続殺人。
 謎解きにかかるホワイダニットは私の胸を冷たく掴み、しかし最後には温かな風で以ってして包み込んでくれたのだった。
 鏡と伊佐が惹かれ、追い求めた信実の愛。
 読後しばらく、“遊廓島心中譚”の世界観から戻ってくることができなかった。

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昨年の乱歩賞の受賞作だということで楽しみに読ませていただきました。ポジティブな意味で不思議な作品ですね。ミステリーなのか?ラブストーリーなのか?主人公の父の死の謎解きと「プラトニックな愛」の追求が同時進行で進んでいく、しかも舞台が黒船来航で沸く幕末というのだから、今までなかった作品ですよね。次作にも期待です。

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お伊佐とお鏡がどう絡み合ってリンクしていくのかが気になって、大きな期待を持って読んだ。面白かった〜。
ミステリ小説としても、恋愛小説としても、惹きつける引力が凄まじい!
あらすじ読んで勝手に物語を決めつけたら、完全に迷子になる。不意をつく展開、中盤からの怒涛の伏線回収に目が離せない。そして、お伊佐とお鏡が選ぶそれぞれの愛の形に魂が震えた。

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第70回江戸川乱歩賞受賞作。
同時に受賞した『フェイク・マッスル』先に読み、選評からこちらにも興味を持ちリクエストした。特に辻村深月先生の選評が印象的だった。
両作とも面白いのでぜひ二作ともおすすめしたい。

幕末の横浜の遊郭島が舞台。
父の訃報を聞いた娘の伊佐が父の真相を知るために、父の弟子に力を借り遊郭に乗り込む。
そしてもう一人「真実の愛」を確かめたくてお鏡も遊郭に紛れ込む。
外国人相手の娼婦であるらしゃめんとなる2人。

2人が探すものを見つ出すことが出来るのかと読み進めたが、ミステリだけでなく恋愛要素もあり、それを幕末の日本という歴史背景も上手く取り入れられていてとても面白かった。余韻が残るラストもとても良かった。

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丁寧に作り込まれた世界観に引き込まれ、登場人物たちの感情や行動に興味深く物語を読み進めました。「真実の愛」の追求というテーマが、人間の滑稽さや愚かさ、そしてその中にある愛おしさを巧みに描いています。特に後半のパワフルな展開と謎解きは圧巻で、息をつく間もなく物語に没入できました。読後に清涼感のある、作品でした。

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