時帰りの神様
成田 名璃子
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刊行日 2024/11/13 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#時帰りの神様 #NetGalleyJP
内容紹介
ようこそお参りくださいました。
ここが過去に戻れる鎌倉・一条神社でございます。
さあ、「あの日」を変えにいってらっしゃいませ。
イケメン神主と美人巫女+白猫のタマが、竹林のタイムトンネルにご案内します。
(あらすじ)
おかしく、切なく、身につまされる、「2度目のチャンス」物語
ご注意! 目を腫らすと困る時には第5話は読まないでください。
第1話 高校時代の恥ずかしい告白大失敗を無かったことにしたい
第2話 管理職のストレスで激太り。あの日に戻って出世を止めたい
第3話 産後鬱の時に夫に投げつけてしまった暴言を取り消したい
第4話 転校した友だちとの果たせなかった約束を今度こそ守りたい
第5話 交通事故で亡くした娘と過ごした最後の1日をやり直したい
(著者プロフィール)
1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。2011年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で第18回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞し、デビュー。2016年『ベンチウォーマーズ』(メディアワークス文庫)で第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞。『いつかみんなGを殺す』(角川春樹事務所)で第6回細谷正充賞を受賞。その他の作品に『東京すみっこごはん』(光文社文庫)『世はすべて美しい織物』(新潮社)『時かけラジオ~鎌倉なみおとFMの奇跡~』(メディアワークス文庫)『月はまた昇る』(徳間文庫) など。
出版社からの備考・コメント
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784575527902 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
ページ数 | 296 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
誰でもあの時、ああやっておけばよかったとか後悔していることがある。でも戻ることは出来ない。それを叶えてくれる神社がある。若い兄妹が本音と建て前が今どきの登場人物らしい。兄は神主で妹は巫女そして迷い人を案内する優秀な猫。妹がSNSで頑張って宣伝しているがはっきりいって流行ってない。年齢や性別がさまざまな迷い人たち。あの時に戻れればと後悔で精神的に最悪なひとをタイムリープする。内容はシリアスだが表現をやわらかく時にユーモア的に展開していく。著者の設定含め新しい挑戦にいいねをいっぱいあげたい。それにしても商売的に大変やろうなと心配する神社でした(笑)
タイムスリップ 正確にはタイムリープなのかな。
読み出す前、どんな設定なのか、楽しみなような何か不思議な感覚でした。
昔からよくSFで扱われてきた題材でしたから、少し冷めた眼で見ていたように思います。
でも、プロローグの猫の独り言でハマりました。私はいたって猫に弱いんだなと頭を掻きました。
後は、1話を読み切る時間が短いこと。実際の時間よりも短く感じていたんだと思います。一気に読まずに、1話ずつ時間をおいて楽しんで読んでいきました。
1話1話それぞれのことをここで書くのは止めます。兎に角、それぞれ、心が洗われました。第5話は予告通り瞼が腫れてしまいました。ありがとうございました。
それと、猫を出していただいたことも感謝します。我が家には現在9匹の猫がいます。元々14匹いました。5匹は残念ながらもういません。
すべて保護猫です。保護してからは家から出さずに、飼っています。残りの猫より先には死ねないと頑張っています。余計なことを書いてしまいました。すみませんでした。
改めて、楽しい時間をありがとうございました。
後悔している「あの日」に戻ることで、感じ方や意識が変わって、今がほんの少し良い方向に変わる。
登場人物たちと一緒に、大切なことに気付かせてもらえる素敵な物語。
とくに第五話では当たり前のように過ごしている毎日が、一瞬だって当たり前じゃなくて尊いものだと教えてくれる、涙無しでは読めないエピソードでした。
それぞれのお話で性別も年齢も違う登場人物たちが登場するので、本当に老若男女楽しめる一冊だと思います。
鎌倉は行ったことがないのですが、行くことがあれば一条神社を探してみたいです!
素敵な作品をありがとうございました!
本当によい物語を読ませてもらいました。感謝です。泣きました。夫婦と子どもがからむ話しにはもうまいりました。そりゃあ泣くでしょう。もっともっと別のパターンの章を読みたいです。ラストにいたる構成もみごと、よくあるタイムリープものとは全然違います。すぐにでもテレビや映画にしてほしいなあ。 p24,8l p164,4l 誤記ありかもです。違ったらすみません。
神社というだけで、何かが起こりそうな予感でドキドキする。
それが、時を遡れるというのだから、ドキドキは募る。
いろいろな理由でいろいろな時に戻る人たち・・。
当たり前だけれど、なんてさまざまな人生があるのだろう。
そして、過ごしてきた時間はなんて大切なものなのだろう・・と
しみじみとかみしめた。
暖かく包んでくれるようなこの物語の続編を待っています。
後悔した日に戻れるのなら…登場人物たちと自分を重ねて涙が出てくる場面が幾つもあった。こんなに後悔していることが自分にもあったのだと驚いたし、読み終えた後、変われるのは自分次第だと前向きにもなれた。是非シリーズ化してほしい。
すみっこごはんの成田名璃庫さんの新作。
ボロボロの神社にいる兄妹。この神社では選ばれた人が生涯で一度だけ過去に戻ることが出来る。
失恋して大学受験に失敗した過去を持つ女性、管理職になり仕事に終われ疲れ果ててる男性などなど。
参拝に来る人の背景は人それぞれでも基本的には同じような展開で過去に戻りやり直したかった過去を少しだけ手直しする。
結果として大きな変化はないのに皆が後悔してないのは過去に戻ったことで大切ななにかに気づけたから。
5話めは…これは反則だよ。たしかに注意とは書いてたけどこういうのに弱いお年頃…。