あの日の風を描く

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刊行日 2024/10/15 | 掲載終了日 2024/10/18

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内容紹介

【新刊紹介】

京都市にある美大の油絵科を休学中の稲葉真は、バンド『Pintas』のPainterだったが、メジャー・デビューの時にメンバーから外されてしまった。それ以降、鬱屈して自宅に引き籠もっていた。そんな時、真は従兄の稲葉凛太郎の声がけで、狩野探幽の血縁であり、狩野派を破門された清原雪信の娘・平野雪香が描いた襖絵の想定復元模写制作を手伝うことに。チームメンバーは保存修復研究領域・修士二年・土師俊介と留学生で修士一年・蔡麗華。襖絵は、十二面の花鳥図だが、現存するのは九面と切り貼りされた一部のみ。果たして三人は、復元模写を完成させることができるのか? 制作の苦悩と幸福を濃やかに描き切った感動長編、ここに誕生!

【著者略歴】

愛野史香(あいの・ふみか)

1992年佐賀県嬉野市生まれ・在住。福岡大学薬学部を卒業し、現在薬剤師として勤務している。2024年、「真令和復元図」(応募時タイトル、『あの日の風を描く』に改題)にて第16回角川春樹小説賞を受賞。


【新刊紹介】

京都市にある美大の油絵科を休学中の稲葉真は、バンド『Pintas』のPainterだったが、メジャー・デビューの時にメンバーから外されてしまった。それ以降、鬱屈して自宅に引き籠もっていた。そんな時、真は従兄の稲葉凛太郎の声がけで、狩野探幽の血縁であり、狩野派を破門された清原雪信の娘・平野雪香が描いた襖絵の想定復元模写制作を手伝うことに。チームメンバーは保存修復研究領域・修士二年・土...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414746
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

狩野探幽の血縁、平野雪香が描いた襖絵の想定復元模写制作を手伝うことになった真の再生の物語。まるで何も知らない世界の話でしたが、復元模写の解説も、わかりやすくて興味深く読みました。誠が復元模写を通して亡くなった父親へのわだかまりが尊敬に代わってゆく様子や、自分の未熟さを認識して向き合ってゆく様子が、とても好ましく書かれていました。父が真の名に込めた思いが素敵でした。自分もそうなりたいと思います。

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「復元模写は本気でやろうとしたら、心の強い人しさやり遂げられない」

美大を休学中の真は従兄から襖絵の想定復元模写制作の手伝いを頼まれる。

十二面の花鳥図を真たちは復元できるのか。
復元に打ち込むなかで真が見つけたものとは。

青春の爽やかさに心洗われるような一作。

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芽生えたばかりの才能に出会ってしまった

舞台は
~何者にならなきゃいけない独特の脅迫観念に満ちてる~美大
気持ちをどストレートにぶつけ合える学生たちが
とんでもない熱をもって
日本画に襖絵に自分の凡庸に同士の才に、対峙する

絵画に造詣があるとかないとか、そういう次元を超えて
鳥肌が立つような場面に何度も遭遇した

ほかのどれとも違う力量、読後感 
人を惹き込むだけの見識と努力と根性を垣間見た
著者の渾身が伝わる

~どんな人生であれ、物事の表面だけを見て判断せず、
 その本質を見抜いて判断できる人間になってほしい。
 この字を借りて「真」と命名する~

 物語の主人公は、「真」という。

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