「弱いまま」で働く
やさしさから始める小さなリーダーシップ論
エミリア・エリサベト・ラハティ、古賀 祥子=訳
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刊行日 2024/10/02 | 掲載終了日 2024/10/04
ハッシュタグ:#弱いままで働く #NetGalleyJP
内容紹介
アンジェラ・ダックワース氏(『やり抜く力』著者)、竹田ダニエル氏(『Z世代的価値観』著者)、勅使川原真衣氏(『「能力の生きづらさ」をほぐす』著者)推薦!
北欧・フィンランド出身の著者が見つけた「有害な力」から自分を守る方法。達成中毒から本当に豊かな人生へ。長い人生を生きのびるために必要な考え方とは。
目次
第1部 リーダーシップとパワーを問い直す
第2部 やさしさとは何か
第3部 不屈の強さ
第4部 やさしさの性質
第5部 日常生活から変える
著者紹介
エミリア・エリサベト・ラハティ
フィンランド出身の応用心理学研究者。米国のペンシルバニア大学でポジティブ心理学の創始者、マーティン・セリグマン教授の下で学び、その後アンジェラ・ダックワース博士の下で研究を行った。勇気と思いやりの表現としての日常的リーダーシップに基づくコミュニティと組織文化を構築するシス・ラボとジェントル・パワー・アカデミーの創設者。彼女の活動は、ニューヨーカー、BBC、フォーブスで紹介されている。
古賀祥子
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書に、『子どもの「できた!」を支援するCO-OPアプローチ』(金子書房)、『運はどこからやってくる?』(共訳、サンマーク出版)、『コモンウェルス』(共訳、NHK出版)、『自閉症スペクトラムの青少年のソーシャルスキル実践プログラム』(明石書店)、『ワールド・イズ・ブルー』(日経ナショナル ジオグラフィック社)など。
出版社からの備考・コメント
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784041144985 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 312 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
タイトルに魅かれて読んでみたけれど、自己啓発系というよりはスピ系?結局自分を大切にできないと他人にも優しくできないだろうし、負のスパイラルに陥っていくだけだろうなと。そして最後に必ずくる?瞑想。大企業の創業者なども習慣にしている方、多いですよね。
ご自身の体験なども交えて書かれているので、読みやすい部類かなとは思う。
「シス」という言葉を知っていますか?
シスとはフィンランド語でどの国の言葉でも直訳することのできない概念です。
私は昨年公開された映画『SISU シス 不死身の男』で「シス」という言葉を初めて知りました。
フィンランド特有の概念である「シス」の研究をしている著者による、やさしい生き方への道標のような一冊でした。
自分がいかに成長していくか、リーダーシップとは何か、有害なリーダーシップとは?などシスという概念をもとに、自分がどう生きたいのかということを問われていきます。またシスという概念だけでなく、柔と剛、陰と陽という東洋的な概念も触れられています。
「本書は、リーダーとしての学びの旅路の招待状だ」とまえがきにあるように、仕事だけでなく家庭や友人関係においてのリーダーとしての学びを得ることができます。
紙の本で読むときは付箋やノートを用意しておくと良いでしょう。私はタブレットのメモ帳に心に残った言葉を書き写しながら読みました。
一番印象に残ったのは第3章のポジティブ心理学についてです。自分に厳しくすることを選ぶのではなく、自分のペースを選ぼうという考え方にとても共感しました。
このポジティブな考え方について11章でも語られますが、ポジティブな感情が他の人にも伝染するということも忘れずにいたいと思います。
最後の第14章では読者への問いかけが続きます。
メモ帳を読み返しながらこの本を通して感じたことをその問いかけに対して考えていくと、自分に足りないことがみえてくるので、自分が必要だと思った言葉をメモしておくのをおすすめしたいです。
フィンランドでの特有の概念である「シス」の本質を理解するのはとても難しいです。
本当の意味で「シス」を理解できることはないですが、自分が逆境に立ったときどう行動していけばいいのかということを考えました。まずは自分の体のチェックから始めていきたいと思いました。
巻末の著者紹介のページにあるウェブサイトで、TEDxなどで著者がシスに語る動画をいくつか見ました。この本を読みもっと「シス」を知りたいと思う人におすすめです。
この本を読みシスという概念を改めて知ったので、映画「SISU シス 不死身の男」をまた観たいと思いました。
リーダーシップ論を心理の側面から紐解いた一冊。
この手の本で図やチャートがないのがなんだか新鮮。
随所に哲学者や心理学者の名言などもあり、自分を理解するのに役立つ。
会社は多くの人と関わる場所、だからこそ人間心理を知るのは大切だ。これからの組織に必須な考え方を知ることができる。
タイトルを見て、「弱いままで働けるの?どうやって?」と気になって読んでみた。
翻訳物は個人的にやはり苦手で、なかなか文章が頭に入ってこない。
けれど心惹かれるフレーズはいくつかあった。
・自分の中には、困難を乗り越える力が備わっているのだと信じること。
・強い統制力を持つことがリーダーシップなのではなく、柔軟に人を受け入れ、穏やかに過ごせる空間を作ることが良いリーダーであること。
・セルフケアを怠らないこと。まずは自分を大事にして余力を残すこと。
最後の章で、自分の内面を見つめるワークをやってみると、著者が伝えたいことが具体的にイメージできて、自分の気持ちを整理することができた。
自分と他人の潜在能力を信頼できるリーダーとして、自分も周りも幸せにできる人を目指そうと思った。