はたらくぽんぽこ神様
野の花商店街のおかず屋さん
水縞しま
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刊行日 2024/10/19 | 掲載終了日 2024/10/09
ハッシュタグ:#はたらくぽんぽこ神様 #NetGalleyJP
内容紹介
☆ ☆ ☆
ことのは文庫✕pixiv
『カワイイ動物たちが大活躍!もふもふ小説コンテスト』大賞作!
喋るたぬきの神様と、がんばるお仕事女子のほっこりストーリー。
A heartwarming story about a talking raccoon god and a hardworking woman.
☆ ☆ ☆
【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】
・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。
※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
☆ ☆ ☆
【内容紹介】
さびれた商店街の一角にある総菜屋「ふじの」の店主・恵麻は、
亡き祖母の味を守るため、赤字続きでも細々と営業を続けていた
ある日、店の前で倒れているもふもふな生き物を発見する。
その生き物は、自分はこの町の神様だと言う。
たぬきの神様・きぬ様は、町の住人からのお供え物もなく毎日お腹が空いていた。
やたら食い意地の張った神様を介抱すると、
きぬ様は「お礼に店を繁盛させてやる」と言い、繁盛の“匂い”を探り始める――。
がんばる女子と、幸せを呼ぶもふもふ神様ののどかで美味しいストーリー。
【目次】
1.腹ぺこたぬきとポテトサラダ
2.はたらく神様とアジフライ
3.お肉屋さんといなり寿司
4.悩み相談と煮込みハンバーグ
5.町おこしとごちそうサラダ
【contents】
Chapter 1: Hungry raccoon dog and Potato Salad
Chapter 2: God at Work and Fried Horse Mackerel
Chapter 3: Butcher and Inari Sushi
Chapter 4: Consultation and stewed hamburger
Chapter 5: Community revitalization and a treat salad
◆著者について
水縞しま(みずしま・しま)
兵庫県出身。
2024年2月『あやかし旅籠 ちょっぴり不思議なお宿の広報担当になりました』(アルファポリス文庫)で書籍デビュー。その他Web小説投稿サイトにて数々の賞を受賞。
好きなおかずは玉子春巻き。もふもふな生き物の動画を見ることが好き。
◆イラストレーターについて
sora(そら)
イラストレーター、アニメーター。
日常の中に見つけたささやかな可愛さを表現する作家。
きらきらしたものが好き。
出版社からの備考・コメント
拡材や新刊配本のお申込みを非公開コメントにて承っております。
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◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2024年9月13日(金)迄承っております。
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おすすめコメント
ことのは文庫✕pixiv『カワイイ動物たちが大活躍!もふもふ小説コンテスト』とは!?
2023年8月~2023年12月まで開催された「動物」をテーマにしたコンテスト。
◎動物が登場する、お仕事小説
◎動物が活躍する、あやかし小説
◎動物で涙する、感動小説
などをテーマに多くの作品がエントリー。
今作は、作品名『はたらくもふもふ神様 ~野の花商店街のおかず屋さん~』で応募され、見事大賞となったもふもふな神様とグルメが融合した作品です。
【審査員の選評】(一部抜粋)
物語のマスコットキャラクター、たぬきの神様・きぬ様は町の神様でありながら食い意地が張っていてまんまるフォルムのポンポコな姿がとにかく可愛いです。
主人公が営む惣菜屋の惣菜は、美味しそうなものばかりで無性に食べたくなってくること間違いなし。
あたたかな商店街と町のもふもふな神様の物語。まさに本コンテストのイメージにぴったりな作品です。
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拡材に使わせていただきます!
①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!
期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
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《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2024年9月11日(水)午前10時
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《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2024年9月11日(水)午前10時
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867166437 |
本体価格 | ¥710 (JPY) |
ページ数 | 256 |
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NetGalley会員レビュー
野の花商店街にある総菜屋「ふじの」の店主・藤野恵麻はある日店の前でもふもふな生き物と遭遇する。そのもふもふな生き物の第一声はなんと「腹が減ったわい」
助けたのはこの町の神様である、たぬきのきぬ様だった。
過疎化や高齢化社会という問題も描きながらも、美味しいものを作り、お客さんの声に耳を傾けお客さんに届ける恵麻の姿は頑張りすぎじゃないかと心配になるほどの働きぶりでした。それはお店の繁盛のためだけでなく、祖母の思いを途切れさせないためでもあったのでしょう。もちろんその裏にはきぬ様の鋭い嗅覚と働きぶりも欠かせません。
そして出てくる料理の美味しそうなこと!こんな総菜屋があれば学校帰りや仕事帰りにも、そして料理をしたくない日にと毎日のように寄ってしまいそうです。
両親には恵まれなくても優しい祖母に育てられた恵麻を、野の花商店街の人たちやお総菜を楽しみにしてくれる人たちが見守ってくれます。この町には優しい人しかいないのかなと思うほど嫌な人が出てこないところも好きです。
また新しい試みをしようとする恵麻と、繁盛の匂いを探すきぬ様のコンビもいいですね。きっとこのコンビなら優しい野の花商店街の人たちとともに町おこしできそうな明るさを感じる物語でした。
おばあちゃんのあとを継いで寂れた商店街でお惣菜の店「ふじの」を切り盛りしている恵麻ちゃんのところへやってきたのは行倒れのたぬき!!のような神様でした。
この神様、きぬ様はとにかく食いしん坊。成功に導く匂いを嗅ぎ取れたり、洗い物なんかもチート級にできるのに、食べこぼししちゃったり、祠に参ってくれる人がいないとしょげていじけたり、人情味溢れるキュートなたぬき。
恵麻ちゃんの発想で商店街が少しずつ活気を取り戻していくところにエールを送りたくなりました。
これからは、きぬ様の祠にお供え物がまた復活して、地域神として大切にされるといいですね。
ポテトサラダが好きなぽんぽこ神様と頑張る恵麻ちゃんの会話がとっても微笑ましかったです。
ふわふわころころもふもふで食いしん坊の神様――きぬ様。
寂れつつある商店街にある祖母のお総菜屋を継いだ恵麻の作る料理の匂いに誘われて現れたきぬ様に、恵麻と一緒にほっこりした気持ちになりました。
地方都市の過疎化は深刻な問題ではあるのだけれど、ずっと住んでいると気づけない良さが何かあるはずで――そして、その地元でずっと見守ってくれている神様もきっといるのかもしれない。過疎化の進む地方の町の出身者として、とても胸の温まるお話でした。
美味しいご飯と恵麻の前向きな気持ち、ちょっぴりわがままだけど憎めないきぬ様。そして祖母との優しい思い出。たくさんの温かさが溢れるお話に、読んでいる私の心もじんわり温かくなりました。
1人では出来ないことも、誰かと支え合えば頑張れる!元気をもらえた1冊です。
この先の恵麻ときぬ様のお話もまた読めたら嬉しいなと思っています。私も神様大切にしたいな。
亡き祖母との思い出が詰まった、寂れた商店街の総菜屋「ふじの」を継いだ恵麻。高齢&過疎化した町を舞台に、変わらずに咲き誇る花と、人の温もりと、心を満たす料理と、癒やし度満点モフフワたぬきと―――自然体の幸せを描いた物語。
神様といえど万能ではない不思議な「たぬき」という天真爛漫さが愛くるしい。おかずを「飯泥棒」と表現するワードセンスや、意外な「お仕置き」などの設定が面白く、心に刺さった。
試したくなる美味しそうな料理のレシピが載っているのも魅力。湧き出るアイデアに浮かれる恵麻を見ていると楽しさが伝わってきて、日々の料理へのモチベーションを高めるサポートにもなると感じた。
辛い事ばかりが前に出てきて記憶に蓋をしてしまうが、思い出は実際には平等で、折に触れて面影を重ねる様子にじんときた。変わりゆくものと受け継がれるものとが好循環を生んでいく、笑いと涙が絶妙なバランスで調合された福徳な一冊。
人と人との優しい縁を感じる、にぎやかで可愛いお話でした。恵麻が作るおいしい料理を食べながら今の世の中に馴染もうとする、きぬ様の憎めないキャラクターも魅力的で、何度もぽかぽかと癒されました。きぬ様の不思議な力だけでなく、主人公のひたむきな努力も作中のいたるところで感じられ、読むだけで明日から仕事や学校を頑張ろう!と、前向きな気持ちを後押ししてくれるところも魅力的でした。
都心から2時間ほどはなれた田舎町に帰ってきた恵麻。
そこは、野の花商店街と言い、祖母が営んでいたお惣菜店がある。昭和レトロのような、さびれてしまった、恵麻が育った場所。
祖母とのあたたかい思い出のあるところでもあり、父が迷惑をかけて肩みの狭い思いをしていたところでもある。
それでも、祖母のお惣菜店を引き継ぐことにした恵麻。
丁寧にひとつひとつ作るお惣菜、恵麻が作っている様子と出来上がったお惣菜がしっかり目の前にあるかのように見える文章。作れそう。美味しそうでお腹がぐうとなったのは私だけでなく、なんと、もふもふの神様。
たぬきのきぬ様。
ふじのの前でいきだおれそうになったきぬ様と、恵麻との二人暮らしが始まります。おいしいにおいにつられるきぬ様。
近くの神社に住んでいたきぬ様ですが、お参りに来る人がなくなりお供え物がなくなりお腹ペコペコです。
恵麻に美味しいご飯をもらって、力が戻ってきます。
恵麻の努力ときぬ様ご利益で、寂しかった商店街に活気が戻ってきます。お客様の声を聞き、お客様の求めるお惣菜を作る。ぽかぽかぽかぽか幸せの輪が広がっていきます。
恵麻の真っ直ぐで真面目で真摯にお惣菜に向かう気持ちは、おいしさにつながっています。
昭和レトロな野の花商店街は、あたたかなお茶と美味しいお惣菜、そしてケーキを用意して待っています。
きぬ様と恵麻のいるふじのにまず、行ってみたいです。
ひなびた「野の花商店街」の惣菜屋「ふじの」を一人で切り盛りしていた恵麻は、もふもふなたぬきそっくりの守り神きぬ様と共に店を盛り立てていく。それは更に……
美味しさが人々の輪を広げていく、優しさに溢れたお仕事小説。
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恵麻の胸の内にある祖母の姿、その頼りがいのある様子や料理人としての姿。それが内側から恵麻を支えてくれたから、惣菜屋「ふじの」を1人で切り盛りすることができていた。
きぬ様との出会いをきっかけに、恵麻の目が外へと、客の様子へと向いていく。祖母のやってきたことの更に先へと進んでいく。
きぬ様は力のある守り神とは言えないし、性格にも難がある。でも、祖母に代わる立派な恵麻の心の支えになれた。
そして、更に人の輪が広がっていく。美味しさを仲立ちにして、「野の花商店街」全体にまで。
一人の努力は周りの人達に伝わり、みんなの生き生きとした姿として現れていく。そんな読んでいて心温まる、美味しい小説だった。
食いしん坊でもふもふのきぬ様が可愛い〜!
恵麻の作るお惣菜も美味しそうで、
近くに惣菜屋「ふじの」があったらきっと
常連になっていた事だろう。
毎日ご飯作りを担当するのはとても大変で
精神的にも疲弊する。
献立も何も考えず、たまに他の人が
作った美味しいご飯が食べたい。
そんな気持ちに寄り添ってくれる、とても
暖かいお店なのだ。