その時鐘は鳴り響く

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刊行日 2024/10/31 | 掲載終了日 2024/10/31

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内容紹介

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。怨恨による殺人と思われる中、赤羽署の刑事・黒光亜樹は唯一、現場に残された花びらの形にくり抜かれた血痕が気になっていた。一方、松山経済大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、卒業ぶりに仲間2人と母校の取り壊される部室棟を訪れていた。すると部室の黒板に、30年前に失踪した指揮者・高木圭一郎が残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」という言葉を見つけて驚く。それは当時の夏合宿で事故死した、高木の相棒・篠塚瞳と共に、5人で頻繁に交わしていた言葉だった。瞳の死にショックを受け失踪した高木は、なぜ今になって部室を訪れ、この言葉を残したのか? 冴子たちは当時の事故について調べ始めるが……。日本推理作家協会賞受賞作家が新境地を切り開く、慟哭と郷愁のミステリ。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。怨恨による殺人と思われる中、赤羽署の刑事・黒光亜樹は唯一、現場に残された花びらの形にくり抜かれた血痕が気になっていた。一方、松山経済大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、卒業ぶりに仲間2人と母校の取り壊される部室棟を訪れていた。すると部室の黒板に、30年前に失踪した指揮者・高木圭一郎が残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」という言葉を見つけて驚く。それは当時の...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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おすすめコメント

担当編集者おすすめコメント

『愚者の毒』が日本推理作家協会賞を受賞し、『展望塔のラプンツェル』が山本周五郎賞候補に、『ボニン浄土』が大藪春彦賞候補にノミネートと、要注目の著者が新境地を切り開く、傑作ミステリです。二つの事件が徐々に繋がっていく展開と、意外な犯人と真相には驚くこと間違いなし。著者初の本格的な警察小説として楽しめるほか、二度と戻らない青春のきらめきと郷愁や、後悔や悲しみに満ちた過去からの再生を描く人間ドラマも、読み応え抜群です。どうぞお見逃しなく!

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『愚者の毒』が日本推理作家協会賞を受賞し、『展望塔のラプンツェル』が山本周五郎賞候補に、『ボニン浄土』が大藪春彦賞候補にノミネートと、要注目の著者が新境地を切り開く、傑作ミステリです。二つの事件が徐々に繋がっていく展開と、意外な犯人と真相には驚くこと間違いなし。著者初の本格的な警察小説として楽しめるほか、二度と戻らない青春のきらめきと郷愁や、後悔や悲しみに満ちた過去からの...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784488029135
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 352

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

絡んだひもが一つほどけだすと意外に残りもほどけやすいのかもしれない。ただ最初のほどきやすい場所を見つけるのは難しいのかもしれない。
黒光も榎並もどちらも熱い刑事だと思います。正しいことに対して進んでいく。そしていいコンビです。最初の印象はあまり良くないようですが。
その熱い気持ちが絡んだひもをほどくのに繋がった。
そして悔しさも感じていたんだと思います。そして悔しさという点では全然違う悔しさだけど高木も感じていた。
その悔しさは長い年月を越えても消えることはなかった。
物語を読んでいくうちに次の展開が待てなくなり早く先に進みたいと思いながら読ませて頂きました。
『その時鐘は鳴り響く』。

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東京の赤羽での殺人事件と30年前の大学マンドリンクラブ夏合宿中の部員の事故死。
どのようにしてこの2つが繋がるのか、もどかしい気持ちで読み進めました。
長年音楽に関わってきていますが、マンドリンには全く縁がなく、
マンドリンクラブの団員たちの熱意や結束、出てくる曲にはピンとこなかったですが、
ある日突然奪われた仲間の命に対する気持ちは理解できます。
それが殺意にまで変わる過程をもっと知りたかったです。形見のピックの使い方も……

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読み応え十分なサスペンス。
一見何の接点もない2つの事象が繋がったときの感覚たるや、思わず声をあげそうになってしまった。
犯罪の裏に潜む事情や、各個人の人物像などもしっかりしてて、ため息が出るような読後感。

マンドリンクラブOBの彼らと私はおそらく同年代だ。
しかもマンドリンではないが同じ音楽系のサークルに所属していた私にとっては、あの頃の学内の雰囲気はそのまま私の思い出とも重なる。その分余計に心に沁みた。

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愛媛で起きた女子大生の事故死と、東京で30年後に起きた資産家殺人事件。長い時と距離を越えて交錯する、確かな結び付きが奏でる哀愁のミステリ。

糸口が掴めないまま焦らされる状態が続き、登場人物全員が怪しく見えてくるという疑心暗鬼に陥った前半。そのくらい全く繋がる要素がないように見えた二つが、ラストに向けてジリジリと撚り合わされていく快感が堪らない。
署では唯一の女刑事である事に肩肘張る黒光と、無気力な榎並のちぐはぐコンビ。温度差のある二人の、正義へのアプローチや着眼点の違いを愉しめる作品。

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