霊獣紀

鳳雛の書(上)

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刊行日 2024/09/13 | 掲載終了日 2024/09/12

ハッシュタグ:#霊獣紀 #NetGalleyJP


内容紹介


「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代
――

人界で生きる霊獣たちが聖王を選ぶという天命を果たす。
書き下ろし中華歴史ファンタジー!


◆  ◆  ◆  ◆

鳳凰(ほうおう)の眷属(けんぞく)・紫鸞(しらん)は、玉山で天命を授かった直後、神獣・一角麒に出会う。
人界に馴染むことが肝要だ、という一角の助言から、紫鸞は人間の街で暮らす。
ある夕暮れ、突如現れた流星に突き動かされ、北方遊牧民の穹盧に辿り着く。紫鸞を惹きつけたのは、たった今受精した未来の聖王が放つ光だった。〈文庫書き下ろし〉

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◆ 担当編集者より ◆
ファンタジーでありながら、五胡十六国時代の歴史に残る名君、鮮卑族の道武帝の生涯を描く超骨太の中国歴史小説でもあり、読み応えたっぷりです。
霊獣たちが「なぜ自分たちのような霊獣が聖王を選ぶという天命を背負っているのか」という存在意義について悩んでいるのも読みどころです!
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著者/篠原悠希(しのはら・ゆうき)
島根県松江市出身。ニュージーランド在住。神田外語学院卒業。2013年「天涯の果て 波濤の彼方をゆく翼」で第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞。同作を改題・改稿した『天涯の楽土』で小説家デビュー。中華ファンタジー「金椛国春秋」シリーズ(全12巻)が人気を博す。著書には他に「親王殿下のパティシエール」シリーズ『マッサゲタイの戦女王』『狩猟家族』などがある。


「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代
――

人界で生きる霊獣たちが聖王を選ぶという天命を果たす。
書き下ろし中華歴史ファンタジー!


◆  ◆  ◆  ◆

鳳凰(ほうおう)の眷属(けんぞく)・紫鸞(しらん)は、玉山で天命を授かった直後、神獣・一角麒に出会う。
人界に馴染むことが肝要だ、という一角の助言から、紫鸞は人間の街で暮らす。
ある夕暮れ、突如現れた流星に突き動かされ、北方遊牧民の穹盧に辿り着...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトやSNS等で発売前にレビューを投稿することはお控えください。

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★★★
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恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。

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出版情報

ISBN 9784065340967
本体価格 ¥730 (JPY)
ページ数 336

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NetGalley会員レビュー

題名からしてファンタジーかと思ったけれど、歴史小説寄りと思って読んだ方がいい。

霊獣がどのように王の選定とからんでいくのか、初めはなかなか見えてこなくて戸惑ったが、
世界の枠組みが理解できた中盤辺りから、ようやくおもしろくなってきた。。

続きが気になる&シリーズ物の3作目とうことで、前作を読みたくなる作品だった。
史実がベースにある物語なので、歴史にも興味がわく。

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一角の助言から人間の街で暮らしていた紫鸞が出会う未来の聖王が放つ光。代王の孫として生まれたものの滅亡の憂き目に遭い、庇護してくれた独孤部や賀蘭部の複雑な思惑もあってままならない雌伏の時を過ごしていたイーグィ。彼が前秦・苻堅の死をきっかけにようやく立ち上がる決意を定める展開でしたけど、登場人物たちや史実関係をいろいろ確認しながら読みました。他の聖王候補たちの存在も示唆される中で、紫鸞が見守ってきたイーグィがこれからどのような英雄となっていくのか、そしてここから物語がどう動いていくのか下巻が楽しみです。

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中国の五胡十六国時代を下敷きにしているため、そのへんの知識がないと物語に入り込むのに時間がかかってしまう。しかし、中華ファンタジーという点では、空想上のキャラが主役級ということで、キャラクター皆が生き生きしている。読んでいるうちに愛着がわいてくる。
物語は、歴史に重きを置くのではなく「自分とは何か」「何のために生まれてきたのか」などの「自分の存在意義」について書かれているように感じた。アイデンティティを探す彼らは、神でも、昔の人でも、現代でも、変わらないのだろうと思った。

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