あなたに会える杜のごはん屋

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刊行日 2024/09/11 | 掲載終了日 2024/11/27

ハッシュタグ:#あなたに会える杜のごはん屋 #NetGalleyJP


内容紹介

大切な人との思い出に涙が止まらない――


「あの日言えなかったこと、やり残したこと

おいしい記憶が時間を巻き戻します」


一日一名様限定

かなしみに寄り添うごはん屋さん、開店。


思い出のごはんが心を解放するハートフル連作短編集

第一話 ニラ豚……最後まで父と和解できなかった娘の想い

第二話 煮込まないカレー……シングルマザーと娘をつなぐ思い出の一皿

第三話 白菜鍋……忘れられない女性とホストの願い

第四話 カツのない丼……支え合った同期に託されたもの

第五話 五目寿司……結婚間近の私を待っていたのは

第六話 シフォンケーキ……不思議なごはん屋の真相


(著者プロフィール)

著者/篠 友子(しの・ともこ)

1960年高知県生まれ。27歳で起業後、映画専門フリーペーパー「ステナイデ」の企画・発行を機に映画業界に関わり、1980年以降映画宣伝に関わる。これまで120本以上の邦画やドラマの宣伝を担当。2022年には初の執筆作『うえから京都』で小説家としてデビューした。

大切な人との思い出に涙が止まらない――


「あの日言えなかったこと、やり残したこと

おいしい記憶が時間を巻き戻します」


一日一名様限定

かなしみに寄り添うごはん屋さん、開店。


思い出のごはんが心を解放するハートフル連作短編集

第一話 ニラ豚……最後まで父と和解できなかった娘の想い

第二話 煮込まないカレー……シングルマザーと娘をつなぐ思い出の一皿

第三話 白菜鍋……忘れられない女性とホス...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。

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販促プラン

【書店員様へ】

※本作は文庫での刊行のため、初回希望数はお受けしておりません。

追加での搬入ご希望等ございましたら、非公開コメントにて取次・書店コード・書店名をご記載のうえ、ご注文・お問合せください。

※非公開コメントのみだと通知が届かずにお受けできない場合がございます。必ずあわせてのレビュー投稿をお願い致します。

※ご希望数より調整が入る可能性がございます。ご了承ください。

※営業担当者よりご登録のメールアドレスや店舗様へご連絡させていただく場合がございます。

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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784575527919
本体価格 ¥680 (JPY)
ページ数 256

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

標高1,000mの山奥に一件建つ「あなたに会えるごはん屋」。1人ずつの予約で「一番食べたいもの」を注文する。
そこに1人いる天国(あまくに)は、料理で客の心の重荷を下ろしていく。10人、100人、200人。10年、20年、30年。ただひたすらに。
そして最後の客が……

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『第1話 ニラ豚』
食事と共に一番会いたい故人と再会して会話する。それによって後悔が浄化される代わりに、この体験自体を忘れ去る。
心が軽くなることは、これから前を向いて生きる上で大きな手助けとなるだろう。でも、後悔が消え去るのは、自分の大事な部分が欠けることではないのか?
聡子の明るい姿に、そんな疑問を隠しきれずに次のページをめくった。
2年目で、10人目。

『第2話 煮込まないカレー』
我が子を亡くしたシングルマザーの深雪。思い出の料理は忙しいために煮込むことさえできなかった、キーマ風のカレー。
背負っていたら、前に進むことが全くできない辛すぎる想いもある。だから、「あなたに会えるごはん屋」があり、そこに天国がいる。やっとそれがわかった気がする。
客が帰ってからその記録を書き留める天国。ならば一番救われるべきなのは、彼ではないのか?
10年目で、108人目。

『第3話 白菜鍋』
ホストとしてのジンのスタンス=良心が、絢香の末路について彼を責め続ける。そして食事を終えた後も、ジンは覚えていた。それは、彼女への想いが強いから。そして2人とも覚えていないと意味のないことだから。だから、いつかきっと約束はかなうはず。
20年目で、186人目 。

『第4話 カツなし丼』
過労死した同期の前野と相見える岡田。片方は意地をはり、もう片方はコンプレックスに囚われていた。これで素直になれたのは、きっと手遅れではない。心を許し合えたかけがえのない友として、岡田は前野を思い出すことができるのだろうから。
天国に残された時間はあと10年で、それまでにあと76人。

『第5話 五目寿司』
3人の修羅場に呆気に呆気に取られている間もなく、更に予想外の展開。猫がこんな役割を負っていたとは。そして客も2人で癒されるべき存在も逆と、例外的づくし。いったいどうなるのか。
330人目、あと 28人。

『第6話 シフォンケーキ』
天国繁と光子夫婦。理解と成功と、悲しみとすれ違い。そして絶望。
33年目、最後の358人目は天国自身。
天国の番になるまで、なぜそんな長い時間が、そんな人数が必要だったのだろう。それは〈罰〉なのか? そうでないと信じたい。天国こそ「あなたに会えるごはん屋」を営むことが出来るから、だから任されたのだと信じたい。
そして、2代目の名を目にした時、それだけの時間を本当に必要としたのだとわかった。2代目彼は「覚えている」のだから、これ以上の人選はない。これからもこの店は続いていくのだ。人の心を癒すために。

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生と死をテーマにした話や、おいしいお店が出てくる話が好きなので、読んでみました。おいしい料理を食べることで辛い現実を受け入れ、また新しい一歩を踏み出していく人々の物語に心惹かれました。各話、主人公が背負う後悔の気持ちや、故人との記憶が鮮明に描かれていて、まるでドラマを見ているような気分に浸れました。収録作は基本的に心温まるエピソードが多いですが、中にはあっと驚くサスペンス風味のエピソードもあったところがちょっぴり新鮮で、最後まで時間を忘れて楽しめました。もっといろんなエピソードが読んでみたいので、続編を希望します。

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二度と会えなくなってしまった人への後悔を抱え、悩みながら生きている人は多いはず。
「思い出のごはん」を再現してくれる不思議なレストランは、そんな人々を苦しみから救い出してくれる。
人と人とのつながりはあたたかいものばかりではない。
どの物語も優しさだけではなく、辛く悲しい出来事もあるけれど、不思議なレストランとシェフのおかげで、その時の想いを知り、
残された人々は苦しみを乗り越えていく。
人生には何気ない普段の暮らしが突然失われることがある。もし心が壊れそうになってしまったら、私も「あなたに会える、ごはん屋」に出会うことができるだろうか。心が救われる物語でした。

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亡くなった人に会えるご飯屋さん。心があたたまるようなお話から、謎が解けていくようなお話もあって読んでいて楽しかったです。映像化したら多くの人の心を動かしそうな作品だと思いました。最後の終わり方も、ぐっときました。続編があるのでしょうか。続きを読みたくなる一冊です。

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亡くなった人に会えるという設定は珍しくない設定なのであまり期待せず読みました。
ごはん屋を訪れるお客さんに起こる不思議な体験。それぞれの「もう一度会いたい人」とのストーリーにのめり込むことができたし、ごはん屋さん自身のストーリーも良かったです。
切ないけれど、温かい気持ちになれる本でした。
読み終わってすぐに、もう一度読み返したくなりました。

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亡くなった人に会える不思議なごはん屋さん。
店主も一時話題となった人。
読者もお客様もよくわからない不思議な状態からページが進むにつれて明かされる真相。
そして、最後のエピローグに嘘!と驚かされることでしょう。
謎とちょっぴり所ではない苦い人間関係に、ごはんをセットでお好きな方にぜひオススメしたい作品です。

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