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ポンコツ一家2年目
にしおかすみこ
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刊行日 2024/09/18 | 掲載終了日 2024/09/17
ハッシュタグ:#ポンコツ一家2年目 #NetGalleyJP
内容紹介
認知症の母・ダウン症の姉・酔っ払いの父
との生活を描いた『ポンコツ一家』から1年半。
「壮絶だけど笑って泣ける」家族のリアルな物語、
待望の続編のポンコツ度合いはパワーアップ!
母よ、認知症が忘れたフリしたら、ややこしいよ。
------------------
母、81歳、認知症&糖尿病
姉、48歳、ダウン症
父、82歳、酔っぱらい
私、47歳、元SMの女王様キャラの一発屋
全員今でもポンコツである。
「ママ、なんだったらできるかね。ママ、なんだったら覚えていられるかね」
私はすぐに返事ができなかった。
「この連載で初めて、私は一線を越えた。書籍化するにあたりもう一度考えた。改めて心に刻む。家族を晒すも、守るも私だ。私にとって書くことは、このふたつが同じ線上にある」
***
コロナ禍久々に帰ったら、実家が砂場の「ゴミ屋敷化」していた――。
大黒柱だった働き者の母の異変に同居を決めたにしおかすみこが、暮らして1年経ってみたのは、さらにパワーアップしたポンコツ度合いだった。笑って泣ける家族と介護「2年目」の姿。
*本書の内容*
・ポンコツ家族紹介
歯医者と認知症とダウン症 /「認知症はフェイク」疑惑 /家電もポンコツ /くさいあたたかい /予想の上をいく /孫とマイナンバー /エンディングメール /母の自由行動と私の不自由行動 /カメラマン少女 /せかいじゅうの葉っぱがみどりいろな理由 /お風呂記念日 /添え割り箸 /お中元とウナギ /豆腐の角に頭ぶつけて /Siriと雷と潔い不正 /お風呂記念日ll /深爪の理由 /送りつけ詐欺 /お葬式と誕生日
・おまけの番外編「トットちゃんの髪の毛」
・あとがき
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著者/にしおか すみこ
1974年生まれ。千葉県出身。2007年日本テレビ「エンタの神様」で女王様キャラのSMネタでブレイク。春風亭小朝師匠の指導のもと落語に挑戦。高座名は「春風こえむ」。著書には自叙伝エッセイ「化けの皮」を出版。現在ではテレビ東京「なないろ日和!」など、リポーターとしても活躍中。趣味のマラソンでは、2019年にフルマラソンで3時間05分03秒、2015年ウルトラマラソン100キロ女子の部にて第2位!! 最近はベジタブルカービングにハマりクオリティーの高さで話題になる。
2023年1月に『ポンコツ一家』を刊行。
デジタルメディア「FRaUweb」にて「ポンコツ一家」連載中(毎月20日更新)。
装丁・本文デザイン/鈴木久美
装画・挿し絵/西淑
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おすすめコメント
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大黒柱だった働き者の母の異変に同居を決めたにしおかすみこが、暮らして1年経ってみたのは、さらにパワーアップした「ポンコツ度合い」だった。
笑って泣ける家族と介護「2年目」の姿。
第1回だけで1200万PVを超えた記録を作った「FRaU web」人気連載「ポンコツ一家」。そこから誕生した2冊目に描かれた様々な意味の「パワーアップ」をご覧ください!
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販促プラン
★
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★★★
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★★
出版情報
ISBN | 9784065367971 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
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前作も最高でしたが、
2年目の本作も驚異の面白さでした!
もう、愛あるポンコツがあふれていて、
とにかく笑ってしまいます!
そして、にしおかさんが、
家族との日々を通して感じられる、
心の表現がとにかく楽しい。
読めば読むほど、にしおか家のファンになる、
ユーモアパワー満点のエッセイ。
まだまだ、にしおか一家の日常を見ていたいです!
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「ママ、なんだったらできるかね。ママ、なんだったら覚えていられるかね」
認知症の母は宅配便がくることを覚えていられずトラブルになり落ち込んでしまう。
それにたいして娘である著者は書く(以下引用)
「しんどいことは忘れちゃえ。楽しいことは全部私が覚えておく。だから大丈夫。幸せな、とある日を増やそう。泣かないで」と。
酔っぱらいの父、認知症の母、ダウン症の姉と暮らす芸人の妹が家族の困りごとを昇華するためのエッセイ。
母と姉にたいする視線がやさしい。
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家族にも仕事でも自分のキャラを最低限出しつつ気を使いながらやさしく思いやるにしおかすみこさん。ポンコツ一家と自ら語る著者。毎日逆風が吹く中、これでもかとエッセイは人間の喜怒哀楽が散りばめられている。愛すべき、愛されるべき家族のキャラは実に個性的である。普通に考えれば大変な状況を抱えた家族なのに笑いや落ちで各章を締めくくる。芸人にしおかすみこは頭はかなりいい。けれどやさしすぎて壊れないか心配になる。3弾が早くも読みたい。
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第一作目が笑えて、泣けて面白かったので今作もリクエストしました。
今作もにしおかさんのご家族への愛がたっぷり感じました。
特に好きなのは「家電もポンコツ」の最後の「家族も家電もできるだけ元気でいてよ。特に三人、中古一点ものの代わりなどないのだから」という言葉です。私は親兄弟も亡くしているのでこの言葉で涙腺崩壊でした。そう、どんな家族であっても代わりなどいませんよね。
今作もにしおかさんの綴る言葉に笑って泣いて、本当に素敵な家族だなと改めて感じました。
ありがとうございました。
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まったく 読書というのは 不意にやってきて 私の世界観をしっちゃかめっちゃか搔きまわして行きやがる
でも読んだこと 出会えたこと 1ミリも後悔してない
ホント どうでもよかった元SM女王の行き遅れおんな芸人は
壊れたエアコンの金策に困るほど お金はすっからかんで
撲が僕の酔っぱらい父と
岩盤浴を彷彿とさせる気温と湿度の真昼間、自分が今何処にいるかわからなくなり電話をしてくる母親と
垂れた鼻水をひとりでふけないけどカメラ好きな姉と
そして家のシンクには麻婆豆腐が土砂崩れのように溜っている
朝から作り置きを調理して失くしたパンツを探して草取りして病院へ行く
あんたが今日も千葉のどこかで 崖っぷちの人生 生きてることが
いま わたしの励みになってる
地震のたび 台風の進路に 連日の猛暑に 他人のあんたとその家族をまっ先に思っている
なにがあっても 生きてやろう
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最高です。1作目が大好きで、これを見つけた瞬間ものすごく嬉しかったです。
笑って泣いてドタバタな毎日に私も笑って泣いて、1作目よりもっと感情揺さぶられました。
パパクソは前にも増してかなり酷い…(失礼でごめんなさい) 大変そうな生活ですが、悲壮感が感じられないのは根底にものすごーーく深い家族愛があるからでしょうね。
もちろん作品には書けないところで、辛いこととか苦しいことも山ほどあるかもですが、それでも小さな幸せとか楽しみの方に自然とスポットをあてていける西岡さんの生き方、そしてこのご家族はなんて素晴らしいんだろうと思いました。
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テレビを見ない僕でもにしおかすみこさんのことは薄っすらと認知していた。彼女がどんな文書を書くのか少し興味が沸いたが、作品の舞台が母認知症、姉ダウン症、父アル中ではないものの酔っ払いでネグレクトに近い…と社会問題の坩堝のような家庭というところで、どんな物語が展開されるのか俄然読みたくなり彼女の筆の勢いにもつられ一気に読ませていただきました。彼女の芸風からは伺い知らない日常がそこにはありました。取り敢えず前作があると知ったので順番は逆転するけどすぐに読んでみたくなりました。
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待望の続編のポンコツ度合いはパワーアップしていました。
本当に、にしおかすみこさん凄すぎる。
台風でやっと深夜0時に帰ってきたら、お姉さんとお母さんがトランプをやってて、一緒にやって、そのあとカルタまで!
次の日も食事の作り置きをして仕事へ。
そんな毎日なんて、尊敬。
笑っちゃいけないけど、笑っちゃう。
お父さんの酔っぱらい…どうにかならないのか、と、思ってしまうけど。
どうしようもできないよね。
にしおかすみこさん、心が優しくて、家族思いで、繊細な一面もあって、素晴らしすぎます。
にしおかすみこさん、これからもっと応援したくなりました!
健康にも気をつけて、素敵な笑顔を楽しみにしています。
読ませていただき、ありがとうございます♪
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1作目は読んでいなかったのですが、すんなり物語に入っていくことができました。
一人の面倒をみるだけでも大変だろうと思いますが、父、母、姉と3人も少なからず面倒をみているにしおかさんに脱帽です。
様々な介護サービスを使い、にしおかさん自身の人生も楽しく実りあるものになりますよう応援しています。
第三弾があるのなら、そうした公的サービスを利用した様子などもさらに盛り込まれると、同じ境遇の身としてはありがたいです。
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何年も前に著者をテレビで見たとき、怖そうに”にしおかすみこだよー!”と言っているものの、なぜか、この人は優しい人なんだろうなぁということを確信しておりました。
そうしたら、ほら、やっぱり!
前作では、泣いて笑ってほっこりして、もう本当に私、大忙しでした。
そして今回も!やられました。
色々なとんでもないことが起きて、乱暴な言葉が飛び交うけれど、にしおかさんの家族への愛情で泣かされる。
にしおかさん、大好きです!
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にしおかすみこさんのエッセイ。前作も読んでいなかったので初読みです。認知症の母とダウン症の姉、酔っ払いの父って「うわー大変そう!」と思ったのですが、もちろん大変なのだとは思うけれどなんだか楽しそう。にしおかさんのユーモアあふれる文章のせいだけではなく、家族への愛情が滲み出ているからでしょうね。でもすみこさん1人で奮闘して倒れないでくださいね。よく知らなかったにしおかさんが優しくて愛情いっぱいな人なんだと知って好きになりました。ポンコツ一家の一冊目も読んでみたいと思います。
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1作目に続き今作も楽しく拝読しました。
ポンコツ一家の毎日が可笑しくもあり切なくもあり、コメディーとドキュメンタリーを同時に読み終えたような気分でした。
陽気なお母さんと天真爛漫なお姉さんが、すみこさんをたまに困らせつつも変わらず元気も愛情もいっぱいで良かったです。
作業所の職員さんからの支援の提案で光明が差したように思えましたが、そう甘くはなかったのが残念。
お母さんとお姉さんを一緒に入浴させてくれるサービスとか、お父さんの酒が抜けるまで預かってくれる施設とか、にしおかさんの負担が少しでも軽くなる方法が見つかることを願っています。
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一作目が未読の状態で手に取ったので、SM女王キャラで知られるにしおかすみこさんのご家族のことを初めて知りました。
まずは、「毎日お疲れさまです」と伝えたいです!
いろいろな事に心を配りながら、家族のため日々奮闘するにしおかさん。
今、こんなに心身ともにハードな中でご活躍されていたとは…。そのことに驚きましたし、その忙しい日々に労いとエールを送りたくなりました。
エッセイには、お母さんやお姉さんへの愛情と思いやりにあふれ、「きっと実際は相当大変だっただろうな…」と思える状況も、明るくおかしく綴られていて楽しく読みました。
読み終えて、著者に頭が下がる思いです。
可愛くて優しい雰囲気の表紙も素敵。
あとがきもとても良かった。
実は私自身がシングルマザーでして、かれこれ20年、発達障害の子どもたちを育てています。
それもあり、しんどくて苦しい気持ちや、何もかも忘れて「一人になりたい」という気持ち、だけどみんな愛しい。
そんな気持ちに、つい自分を重ねてしまいました。
今ちょうど家族のことで頭を悩ませ、しんどい時期だったので励まされました。
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芸人にしおかすみこのエッセイ。ポンコツ一家を支える日々を綴った奮闘記。マジメだけでは支えきれない現状は心の中でちょっと毒づいたりツッコミ入れたり、たまに声に出したりと大らかな性格でないと務まらない。暑くて大枚はたいてエアコン新調したのに暖房で運転してしまう家族よ、やっぱり「すみちゃん」居ないとダメだね~。著者は愚痴の捌け口だと表現するエッセイを書くことで少しは楽になってるのかな!?読者は大変だなーと思いながら大いに笑わせて貰っている。
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タレントのにしおかすみこさんの
赤裸々な家族の介護エッセイの続編!
こんなに元気をもらえる本があるだろうか。
にしおかさんは私と同年代のアラフィフ。
この身も心も堪えるハードな生活には、脱帽。
認知症の母親
ダウン症の姉
お酒に逃げる父
深夜に仕事から帰宅し
荒らされた家を片付け、
早朝に起こされ、
家族の晩御飯まで作って仕事に出る。
この状態だけ知ると、なんて辛くしんどい
暮らしなんだ……というように思えるけれど、
それがなかなか愉快!
私は読みながら何度も吹き出して笑ってしまった。
とぼけるお母さん
明るいお姉ちゃん
芸人さんならではの感性と、
ご家族への愛情があるからこその笑い!
深夜のトランプ!
ヘイ、すみ!
しゃぼんだまとんだ♪
あたりはツボ🤣🤣🤣
お姉ちゃんの寒い朝の
「盗まれた!」
には感動👏
冒頭に「選りすぐりの愚痴」とあったけれど
全然愚痴に感じられない。
私は素敵なご家族だなあ、と思った。
酔っ払いのお父さんも。
80歳を過ぎて二日酔いまで飲むなんてすごい👀
行きつけの飲み屋さんでのお父さんは
どんな感じなのかが気になった。
私も、疲れたなんて言っていられない!
毎日笑って、笑って生きよう。
たくさんの元気をもらえた。
3年目、4年目も楽しみにしています
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1冊目よりもパワーアップしている気がする2冊目。
にしおかさんの言葉のセンスが面白くて好き!
家族の愚痴ばかりだけれど、端々に愛情が感じられて、心が温まる…と思った直後の、突然のボケ!(?)
お母さんとお姉さんの、本気なのか冗談なのか分からなくなる微妙なラインの面白おかしい発言がツボる。
また、思わず涙する章も。家族間のいさかいほど辛いことはない。自分の感情のままに、傷つける言葉を口走ってしまうことの罪悪感も、そうでもしないと自分が壊れてしまうという恐怖も、想像するだけで辛くなる。
家族の介護、夫婦喧嘩の仲裁、会話がちぐはぐにしかならない苛立ち。
色んなことが積み重なって、それでもがんばっているにしおかさん。少し休んで、無理しないで、と願ってしまう。
でも、きっとこの本が、同じ立場にいる誰かの救いになるのだと思う。
私が同じ立場になったなら、きっと笑って泣いて、共感して、ちょっと元気になれるだろうなと思う。
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一癖も二癖もある個性的な家族を、様々な思いを抱えながらもひとりで奮闘お世話しているにしおかさんの泣き笑い怒りが具に感じられる。エピソードは山のようにあるのだろう、今作2作目だが、最近のテレビ出演時に、全国の(同じように家族を支える)皆さんに、少しでも明るく笑って読んでもらえたら…と話されていたのが印象深い。どんなに大変でも腹が立っても、「家族」への思いや思い出があるから、完全に知らんぷりを貫けない気持ちが切なく、でも1人で旅に出て自分を癒す時間を作っておられて良かったと思った。にしおかさんを応援しながら、元気をもらえた。
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ポンコツ一家の続編。
続編もおもしろかったです。全編家族の愚痴と書かれていたけれど、まったくそんなふうには思わなかった。にしおかさんの家族に対する優しさやどれだけ家族を大切に思っているかが、どのエッセイを読んでいてもよく伝わってきます。
特に好きだったエッセイは『せかいじゅうの葉っぱがみどりいろな理由』。お姉さんがとてもかわいらしくて、こちらまでにっこり。
『送り付け詐欺』でお母さんが発したある言葉に対しての、にしおかさんの声かけがとても素敵でした。もし自分が同じ立場に置かれたときに、にしおかさんのような声かけができるだろうかと考えさせられました。
にしおかさんのエッセイがとても好きなので、続編も楽しみにしています。
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にしおかすみこってSM女王のコントをしていたあのにしおかすみだったんですね。何も知らずに読み進めていました。痴呆や介護など、いつも身近にある事柄を、こんなにポジティブにとらえて表現できるにしおかさんの筆力に脱帽しました。2作目みたいだったので、是非1作目も読みたいと思います。
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愛しくて悲しくておかしな一家の現実をまた読むことができた。
想像するだけで大変な状況の中、
暗いものをするりと明るい言葉で表せるなんて、
にしおかさんは手品師のようだ。
なんといってもお母さん。
どんなに大変な日々を送ってきたのか・・と
胸が苦しくなるほどだ。
それなのに・・・笑わせてくれる。
自分も頑張るよ、読み終わってふとつぶやきたくなる本だった。
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私の記憶の中では「エンタの神様」という番組内でSM嬢の格好をして叫んでるイメージが強かったにしおかさん。
一面しか知らなかったけれど、にしおかさんの文章ってとても面白いんだな、と思いました。
当事者は大変だと思います。でもそれをも吹き飛ばす文章およびぶっ飛んだエピソード。
芸人さんにこんなことを言うのは申し訳ないところですが、文書はふざけているけれど、とても真面目で優しい方なんだと思いました。
1作目もチェックしてみます。
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一冊目の本もすごく良かったけれど、二冊目の本書もものすごく読んで良かった。
最近は何をしているのかなと思ったらYouTubeにこの本のPRで出ていらして、アラフィフでシワもなくものすごく綺麗で驚いた。コメント欄も綺麗!という言葉が並んでいた。美魔女本も出せるのではないかと思った。
その動画で自分の幸せを一番に考えていると言っていてすごくいいなと思った。
やはり自分が幸せでなければ辛くなってしまうと思う。
全てを受け流せて、お姉さんを天使だというにしおかさんの心もとても綺麗だと思う。
そしてきちんと愚痴を吐き出せる人もいて本当に良かった。
彼女のこの本で救われるというか、励まされる人は沢山いると思う。介護をしてなくてもきょうだい児でなくても。
そして後々にしおかさん自身のことも励ましてくれる本だと思った。
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芸人にしおかすみこが家族を心配して同居を初めて1年。認知症の母、酔っ払いの父、ダウン症の姉との、大変だけど愛のある日々の生活をイキイキとした会話文で描く。比較的母親とのエピソードが多め。『ポンコツ一家』の続編。
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前作「ポンコツ一家」が抜群に面白かった。いや面白いと申し上げるのはかなり失礼だが…でも、やっぱり面白かった。
お父さんは酔っぱらい、お母さんは認知症、お姉さんはダウン症。そしてご本人はSM女王様キャラのお笑い。
これだけ登場人物が揃っていて面白くないはずがない。面白いと言っていられるのは、それが日常生活だからだ。毎日がトラブルの連続、笑うしかない日々が過ぎている。
しかしそこには確かに幸せがある。家族が一緒にいられて、文句を言いながらも毎日がきちんと過ぎていく。とょっとした面白いことがあれば、このように文字に記しておく。それが溜まってきて読み返せば、壮絶だけれども確かに生きている生活の記録になる。
前作を読んでから、たまたまにしおかさんと仕事をしたことがある。生放送のスタジオのゲストだったので、特に話をすることなく挨拶をする程度だったが、朝のスタジオを頑張って明るく盛り上げてくれる姿に本当に感謝を感じた。
不幸を嘆くことは簡単だ。不幸を楽しむことこそ、とっても難しいベテランの技なのだ。
表紙もなんかかわいい、いい感じ。