賛否両論 -料理人と家族-
笠原 将弘
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刊行日 2024/08/30 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#賛否両論料理人と家族 #NetGalleyJP
内容紹介
業界の第一線でひたすら走り続ける、
料理人・笠原将弘と家族のドキュメンタリーエッセイ。
「賛否両論」は生きる場所。
家族がいてもいなくても、大切なものを失ったすべての人へ。
東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」は2024年で開業20年目を迎える。
その華やかな成功の陰には、母・父、妻を失った壮絶な苦しみがあった。
読むうちに何度も心を揺さぶられて涙する、ふつうの家族の物語。レシピ7品も収録。
まえがき
第一章 | 妻・江理香~前篇
第二章 | 父・賢
第三章 | 妻・江理香~後篇
第四章 | 妻の姉・みーひー
第五章 | 長女・L
第六章 | 次女・夕莉
第七章 | 長男・蕗維
第八章 | 母・陽子
第九章 | 和食をひらく
あとがき
おすすめコメント
著者プロフィール
笠原将弘(かさはらまさひろ)
1972年生まれ。東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。高校卒業後、日本料理店で9年間修業し、父の死を機に武蔵小山にある実家の焼き鳥店「とり将」を継ぐが、30周年を機に一旦閉店。2004年9月「賛否両論」を開業し、予約のとれない人気店に。2013年に名古屋直営店オープン。雑誌連載、テレビ番組へのレギュラー出演、食育など幅広く活動。2023年に開設したYouTubeチャンネル「【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道」では、遊び心のあるトークとともに調理のコツや父から受け継いだレシピを惜しげもなくひらき、2024年7月現在のチャンネル登録者数は73万人超。同年9月「賛否両論」20周年。
販促プラン
応援メッセージ大募集!お寄せ頂いた感想を、POPまたは広報宣伝物に使用させて頂きます!
※掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。※実名を使用する場合には、事前にご連絡・確認を致します。
《レビュー募集期間》~2024年9月10日午前10時
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《レビュー募集期間》~2024年9月10日午前10時
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784074597963 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 224 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
笠原さんのと三人の子供たち、妻の姉のインタビューをまとめたものと思われる。 若くして、一親等を次々病気で亡くされたのですね。幸いにも身近な人の死に遭遇せず過ごしてきた自分はもっと家族を大事にしなければならないと思いました。 賛否両論、一度行ってみたいです。
笠原さんが語る家族のこと。そして、家族が語る笠原さんのこと。
それぞれの視点で見てみると、親が思うほど子どもは「分かっていない」わけじゃないし、子が思うほど親は完璧ではない、ということがよくわかる。
両親と奥様を早くに亡くして見送らなければならなかった笠原さんの悲しみが、じくじくと疼くのが伝わってきて、途中から読むのが苦しくなった。
でも、遺された家族(奥様のお姉さんや3人の子どもたち)と良好な関係を紡ぎながら、生活されていることが救いでした。
私も理由あってふたりの息子たちの弁当を都合10年間作るほど料理には興味があり、料理人•笠原将弘氏はお手本であり、憧れの存在です。そんな著者がレシピ本ではなく自らの家族のことを記した作品を出されると知りワクワクしながら読ませていただきました。これだけ忙しくマルチに活躍されているのに良き夫でありステキな父親だなぁと益々憧れてしまいました。だから3人の子どもさんたちからも尊敬されるのでしょう。大阪在住なのでなかなか叶わないのですが今度は賛否両論でお料理を賞味させていただきます。ごちそうさまでした。
笠原将弘さんをNHKドキュメンタリーで知った。
地方に居て、さほど高くないアンテナのもと生きていると、こうも知らないことが多いのだと思い知る。
笠原さんは有名料理人。オーナーシェフを務めるその和食店は「予約がとりにくい」という修飾語がつく。
テレビへの出演も厭わず、著作も多く書籍化され、YouTubeによる配信も行う。
業績、名声、地位、栄誉、運、人脈数多の人が憧れても努力しても手に入れられないものを持っている、
と思っていた。
「撲の人生は、大したことがないことだらけだ」
なぜそんなことを言うのだろう。
~焼き鳥1本100円で売って、それであんたを育ててるんだよ~と語る両親に育てられ
~毎日は難しくても。特別な日にちょっとがんばれば通える店~に育てあげた「賛否両論」
死ぬまでにやりたいことリストに追加した。
「賛否両論」で家族と食事。
17-8年前くらいだったか、たまたまお店の前を通りかかり、
なんか気になる店名だなぁと思いながら通り過ぎて、
その後けっこうな人気店で予約がないとは入れないと知り、
その後どんどん知名度が上がって予約すら取れなくなり、
けっきょく一度も入ったことのないままレシピ購入のみして早幾年。
なかなかに波乱含みの人生を歩んでこられていたのですね。
そんな苦しい中でも守り抜いてこられた賛否両論の味がこれまで以上に気になります。
「仲のいい夫婦ほど、早くにどちらかが亡くなるよね」
と、中学時代の妹がいっていたのを思い出しました。
私たちの友人知人関係を思い浮かべると確かにそうだと思ったのですが、
笠原家もそうだったんですね。
家族仲の良さが、本全体から伝わってきて、痛いくらいです。