私の馬

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刊行日 2024/09/17 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#私の馬 #NetGalleyJP


内容紹介

一頭の馬との出会いが、私の運命を変えた。
著者最高のサスペンスフルな文芸作品。


共に駆けるだけで、目と目を合わせるだけで、私たちはわかり合える。 造船所で事務員として働く瀬戸口優子は、通勤途中の国道で、馬運車から逃げ出した元競走馬と運命的な出会いを果たす。「彼」の名はストラーダ。街のはずれにある乗馬クラブで「彼」に跨った優子は、誰よりも「彼」と心を通わせる感覚を味わい、その馬にのめり込んでいく。ストラーダの栄光の復活のため、優子は組合の金に手をつけ始める。帳簿を改ざんして「一時的に借りるだけ」だったはずの横領額は、気づけば億を超えていた。やがてその罪は同僚の男・丑尾の知るところとなり…。言葉が氾濫する現代の本質を問い、わかりあえない人間たちの魂の悲喜劇をサスペンスフルに炙り出す、著者最高の疾走エンタテインメント。  
一頭の馬との出会いが、私の運命を変えた。
著者最高のサスペンスフルな文芸作品。


共に駆けるだけで、目と目を合わせるだけで、私たちはわかり合える。 造船所で事務員として働く瀬戸口優子は、通勤途中の国道で、馬運車から逃げ出した元競走馬と運命的な出会いを果たす。「彼」の名はストラーダ。街のはずれにある乗馬クラブで「彼」に跨った優子は、誰よりも「彼」と心を通わせる感覚を味わい、その馬にのめり込んでいく。スト...

出版社からの備考・コメント

川村元気(かわむら・げんき)
1979 年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』『怪物』などの映画を製作。2011年に「藤本賞」を史上最年少で受賞。12 年、小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、同作は 32カ国で翻訳出版された。
他著に小説『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』、対話集『仕事。』『理系。』、翻訳を手がけた『ぼく モグラ キツネ 馬』等。22年、自身の小説を原作として、脚本・監督を務めた映画『百花』が公開。同作で第70回サン・セバスティアン国際映画祭「最優秀監督賞」を受賞。

川村元気(かわむら・げんき)
1979 年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』『怪物』などの映画を製作。2011年に「藤本賞」を史上最年少で受賞。12 年、小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、同作は 32カ国で翻訳出版された。
他著に小説『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』、対話集『仕事。』『理系。』、翻訳を手がけた『ぼ...


おすすめコメント

<著者からの言葉>
小説をなかなか読んでもらえない、という嘆きの声をよく聞くようになった。「これから次の小説を書こうとしてるのに」と愚痴ってばかりで書き始めない私に、友人が言った。

「でも、俺らはいま有史以来もっとも言葉を読んでるし使ってる」

手にしたスマホを振りながら彼は続けた。

「コレの中は言葉だらけ。まあほとんど恨みや怒り、噓、嫉妬、誹謗中傷だけど」

苦笑しながら彼はスマホに目を戻し、画面上で素早く指を滑らせて誰かにメッセージを送った。

「わかりあう」ために発明された言葉を溢れさせながら、私たちは有史以来もっとも「わかりあえない」時代を生きている。交わされる言葉は無限に増えていくのに、コミュニケーションの実感は薄れている。メッセージを送った数分後には、それがどんなものだったかを思い出すことができない。他方で、疫病が蔓延したあたりから人間と濃厚なコミュニケーションを獲得していったものたちがいる。それは、猫や犬などの動物たちだ。

そこに言葉はないけれど、人間は動物と「わかりあっている」と思う。誰よりも「心が通っている」と感じる(私も例外ではない)。

本作は、四年半前に起きた、とある女性の十億円にも及ぶ横領事件から着想を得た物語だ。彼女は、職場の誰とも交流せず、ギャンブルもやらず、男にのめり込むこともせず、粗末なアパートに住みながら、横領した金を乗馬用の〝馬〟に注ぎ込んだ。

なぜ彼女はそれほどまでに馬にのめり込んだのか。どんなコミュニケーションがそこにあったのか。彼女がその馬に見ていたものは何なのか。馬との「言葉のない世界」にのめり込んでいく女性を、「言葉を信じて」描いていった。これから私たちが、言葉やお金(どちらも動物には関係ないものだ)の手綱をどうやって引いて生きていけばいいのか。思わずスマホを放り出したくなるような、かなしくもおかしい物語が走りだした。

<著者からの言葉>
小説をなかなか読んでもらえない、という嘆きの声をよく聞くようになった。「これから次の小説を書こうとしてるのに」と愚痴ってばかりで書き始めない私に、友人が言った。

「でも、俺らはいま有史以来もっとも言葉を読んでるし使ってる」

手にしたスマホを振りながら彼は続けた。

「コレの中は言葉だらけ。まあほとんど恨みや怒り、噓、嫉妬、誹謗中傷だけど」

苦笑しながら彼はスマホに目を戻し、画面上で素早...


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①初回ご希...


出版情報

ISBN 9784103542827
本体価格 ¥0 (JPY)

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